2021年の秋からアメリカのカリフォルニア大学バークレー校に留学中の
SAFグローバルアンバサダー、淺賀 凪美さんから帰国後の最終レポートが届きました!
留学を終えて変わったことや、留学と就職活動の関係性、そしてこれから留学を考えている方へのメッセージなど、たっぷりお話頂いています!
渡航時にいくらぐらい持っていきましたか?その金額は十分でしたか?
現金$300ほどを持って行き、十分だと感じました(ドルで持って行きました)。
現地について現金を使う機会はほとんどないと言っても過言ではありません。
実際に現金を使ったのはプリクラを撮るときくらいだった気がします。笑
とはいえ、到着してすぐ、まだ向こうで口座を開設していない時期は割り勘用の送金アプリが使えない、ということがあるので最初の1ヶ月は友達と割り勘をする際に現金を使っていました。
向こうには日本の口座からお金を下ろせるATMもある(使用できるかはカード会社によります)ので、そこまで心配しなくてもいいかなと思います。
普段は月いくらぐらい使いましたか?
私はミールプラン(週に3、4食ほど食べられるもの)を各学期あたり8万円ほどで購入したので、それを抜きで考えると1ヶ月5万円ほどだったと思います。
まず、基本的に自炊はしていなかったのでミールプランを使わなかった日は外食をしていました。
加えて週末にお出かけをしたり、日用品を買ったりカフェに行ったりしていました。
外食をしていたこと、日用品が高めなこと、円安が進んでいたこともあり予想していたよりお金がかかってしまいました。
今回の留学は、就職活動に活かせそうですか?どのような点が活かせると思いますか?
私が今回の留学を就活に活かせると感じたポイントは主に3つあります。
1つ目は1年間の留学を乗り越えたというタフさをアピールできるということです。
カリフォルニア大学バークレー校という世界中から優秀な学生が集まっているという環境で1年間過ごし、私の場合は在籍大学での専攻とは違う分野を履修していたので大変なこともたくさんありました。
そんな中でも無事留学を終えたということは精神力の強さを十分にアピールできると感じています。
2つ目は留学準備の段階から留学中にかけて得た積極性です。
具体的には、私の在籍大学は認定校留学をする人は少ないので自分から主体的に情報収集をする必要がありました。
また留学先に行ってからも同じ学校やSAFから留学していた人がいなかったので、初めは頼れる人がいませんでした。
そのような状況の中でも自分から動くことで充実した留学生活を達成することができました。
3つ目は向上心です。
留学先にカリフォルニア大学バークレー校という名門大学を目指したこと、留学先で日本の大学での専攻とは違いあえて社会学を専攻したということから新しい環境に身をおいて成長したいという向上心があることを示せると感じました。
今回の留学を通して自身が成長したな、変わったなと思う面はありますか?
具体的には2点あります。
まず1点目は経済学以外の分野にも興味を持ち始めたことです。
私は在籍大学では国際経済学を専攻しています。
その理由は、簡単にいうと、面白いと感じているからなので、今まで経済学以外の分野に興味を持ったことがありませんでした。
ですが今回留学先で社会学という学問を勉強し、今まで気にしてこなかった環境と経済の関係性についてや、医療・公衆衛生と経済に関して興味が湧き自分でも驚いています。
2つ目はアクティブになったということです。
私は基本的にインドアな人間なので、日本にいる時、休日は基本的に家で過ごすことが多かったです。
しかし留学先では今しか出来ないことを楽しもう、今しか行けない場所に行こうと考えたことから外に出歩く機会が増えた気がします。
朝4時に起きてカーメルバイザシーというところまで朝日を見に行ったり、オークランドというところにあるボルダリング場に行ったりもしました。
また学校の芝生でお昼を食べたり、帰国前は友人と遠出をしてビーチまで行ったりと日本ではやったことのないことをたくさん経験しました。
留学を終えた今、今後の目標があったら教えてください
今後は留学した経験を生かして就活を進めることと、海外の大学院に進学することを目標としています。
まずは日本での大学での単位をしっかり取り終えて就職することが元々の私の計画だったのでその計画を達成したいという気持ちは変わっていません。
なので今は、就職活動の際に自分が経験してきたことをアピールできるよう、今回の留学で学んだことを言語化することに注力しています。
せっかくこのコロナ渦という厳しい状況の中で留学できたことは私にとって大きなターニングポイントになりましたし、貴重な経験ができた場でもあります。
加えて留学を経て大学院に進学したいという新たな目標ができました。
というのも留学をして違った国や地域からきたユニークなバックグラウンドを持つ友と出会い彼らが目指しているものなどを聞いている中で自分の将来の選択肢について考え直す機会が多くありました。
その中で出てきたのが大学院への進学です。
今まで考えたことはありませんでしたが、新たに挑戦したいと思える分野が見つかるのも留学の醍醐味だと思います。
日本の大学卒業後すぐの進学は難しいですが数年後の目標として大学院に行けるよう頑張ります!
これから皆さんの「後輩」となる学生へメッセージがあったらお願いします!
留学は未知なことが多いと思います。
今はネット等で留学経験者の発信が増えているとはいえ、実際に行ってみないとわからない空気感というものは実際にたくさんありました。
だからこそ、私からできるアドバイスと言えば、行ってから「思ってたのと違う!」という事態をなくすために準備の段階から留学が始まっていることを意識するといいということです。
私のお勧めは「自分が行きたいと思っている大学」に通っているYouTuberの方やインフルエンサーの方を調べてみることです。その地域や大学特有の習慣だったり雰囲気が掴めると思います。
留学前はただでさえ事務手続きや英語試験の勉強で忙しいかと思いますが、事前リサーチまでして留学に行くことで向こうでの生活にスムーズに馴染め密度の濃い留学生活を送ることができると思います!
皆さんの留学生活が素敵なものとなるように応援しています!
留学お疲れさまでした。
慣れない環境の中大変な経験をされることもあったかとは思いますが、無事に楽しく留学を終えられたなら幸いです。
「準備の段階から留学が始まっている」というのはまさにその通りで、出発前から具体的に留学先のことを調べておくことでネガティブな意味でのギャップを減らすことができます。
これからも応援しています!
淺賀 凪美
2021夏学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。青山学院大学から、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校へと留学。