入学後最初の3週間は、留学生にとって非常に重要な期間です。
クラスの定員や単位移行などを考慮しながらコースを確定させる必要があるため、しっかり計画を立てることが大切です。また、教授やコースアシスタントとの早い段階からの関係づくりも欠かせません。
そんな一筋縄ではいかないコース選びですが、SAF中国のグローバルアンバサダーである江芝瑶(Jiang Zhiyao)さんが、UCバークレーでの留学体験と今後留学する学生へのアドバイスを共有してくれました。ぜひ参考にしてください!
コース選択の重要性
入学後3週間で最も大切なのは、選択したいコースを期限内に確定することです。
コースを選ぶ際には、それぞれのコースの定員だけでなく単位移行の可否も考慮する必要があります。また、興味のある科目や教授を選び、より良い学業成績を目指すことも重要です。
しかし、全ての学生がコース選びを完了するまで、自分が希望のコースを取れるかは確定しません。この時期は、期末試験を除けば私が経験した中で最も大きなチャレンジでした。
最初は15コースに申し込みましたが、最終的には自分に合った4コースを確定しました。その過程で得た私の経験が、留学を検討している皆さんの参考になれば幸いです。
初日の授業概要
通常、授業初日には、教授が学期全体の授業内容やルール、オフィスアワー、留学生向けの注意事項などの説明が行われます。
そこで改めて本当にコース内容に興味があるかや、教授の教え方が自分に合っているかを確認することが重要です。
教授に「キャンセル待ちが何百人もいる」「コース追加が難しい」というようなことを言われたら、そのコースを取るのが難しいことを意味します。そのような場合はできるだけ早い段階でコース選択を調整し、選択できる可能性の高いコースにより多くの時間とエネルギーを費やすことをお勧めします。
教授やコースアシスタントとの連携
バークレーでは各コースに番号が割り振られ、教授やアシスタントの連絡先が記載されたウェブサイトが別途用意されています。
受講できるコースが決まり次第すぐに教授やアシスタントに連絡を取り、関連する課題のウェブサイトにアクセスすることをオススメします。
多くのコースでは、最初の週の授業への出席状況や宿題の提出状況を考慮して教授が最終的なコースへの入学者を決定します。同時に、これらのウェブサイトには重要なお知らせも掲載されるため、早く授業に参加すればするほどコース選択の状況を把握しやすくなると言えます。
また、もしも残念ながらコースに参加できなかったとしても、教授や助手とコミュニケーションを取り続け、授業を受けたいという強い意志を伝えれば、場合によっては参加できることもあります。
その他のリソースの活用
コース専用のウェブサイトの以外にも、コース選択フォーラム、キャンパスのウェブサイト、キャンパス外のウェブサイトなどを活用することで、教授の評価やコースの難易度、課題の量などの情報を得ることができます。
UCバークレー校の代表的なコンピューターコースの構成要素
バークレーのコースは、大きく3つの形式に分かれています。
- 講義
教授による伝統的な授業形式です。週に約3時間ほどあり、限られた時間の中で充実した内容を学ぶことができ、少しですが質問の時間も設けられています。 - ディスカッション
コースアシスタントが指導するもので、授業内容に関連した演習問題を解くセッションです。リラックスした雰囲気の中で質疑応答が活発に行われます。 - ラボ
実践的な作業を行うセッションで、特にコンピューター関連のコースでは重要です。これもアシスタントの指導のもと行われます。
さらに各コースにはオンラインとオフラインの質疑応答の機会が豊富で、教授やアシスタントが毎週オフラインで質問に答える時間を設けています。
また、専用のオンライン質疑応答ウェブサイトも活用することで、他の学生との議論を通じて学びを深めることができます。
最後に
勉強していると時間はあっという間に過ぎてしまいますが、留学中の経験は非常に価値があります。
皆さんが自分に合った最適な留学プログラムを選び、充実した時間を過ごせるよう応援しています!