学生の健康と安全

米国のホスト大学で学んでいたある学生が、休暇中に友人たちと車でメキシコ旅行に行きました。そこでパスポートを盗まれてしまった彼女は、手数料を払えば帰国させるという一方的な申し出を受けました。幸いなことに、この学生はSAFに連絡を取りました。SAFは彼女をメキシコ警察まで案内し、パスポートを盗まれたことと、米国への不法入国を援助する申し出があったことを報告してもらいました。 

また、SAFはこの件をホスト大学に報告し、彼女がうまく米国に戻る方法を確認することができました。 

SAFは彼女のパスポート情報のページとI-20のコピーを保管していたため、ホスト大学は彼女を警戒していた米国の国境警察に連絡を取ることができました。

SAFは、最初に通った国境まで戻り、国境警察にパスポートが盗まれたことを説明して、盗難の届け出と、パスポートの情報のページとI-20のコピーを国境警備員に提示するよう助言しました。この学生は無事、米国に再入国することができました。

米国のホスト大学にて、摂食障害のある学生が深刻な体重減少を起こし、生命の危機に直面しました。ホスト大学はこの学生を入院させましたが、言葉が通じないためアジアにいる学生の家族へは連絡していませんでした。 

SAFは学生の両親に事態の深刻さを伝え、米国への航空券を手配しました。航空券の費用はSAFの保険で賄われました。

IES Abroadの学生サポートオフィスに行動介入チームを招集したSAFは、学生が最初に入院した病院で適切な治療を受けていないと判断しました。そこでチームは追加の治療を要求しました。残念なことに、この病院には摂食障害で入院している患者に対する十分な治療プログラムがなかったうえ、学生を転院させることもできませんでした。 

そこでSAFはこの状況を学生の大使館へ連絡しました。また、IES Abroadの法務部を介して学生を弁護するリーガルチームを立ち上げました。チームはこの学生を即座により良い施設へ転院させるよう、病院のリーガルチーム、院長、CEOに圧力をかけました。その結果、学生は米国で最高ランクの病院へと転院し、母親と共に帰国するまで、そこで必要な治療を受けることができました。 

SAFのある学生が、米国のホスト大学で学部職員に対し自殺願望があることを伝えました。この職員は学生を現地の病院の精神病棟に入院させ、学生の入院をSAFに知らせました。SAFはSAF 日本を通じて、残念ながら渡米できなかった両親に助言を行いました。ホスト大学はこの学生をどのようにサポートしたらよいかわからず、SAFにサポートを求めてきました。SAFは医療従事者やホスト大学と共に、この学生を日本へ帰国させるのが最善だと判断しました。 

SAFはさらなる医療サービスの提供を支援できる組織、Flying Nursesによるサポートを確保しました。同組織は学生を精神病棟から退院させ、荷物の梱包を手伝い、日本への帰国に付き添いました。SAFはFlying Nursesの費用を全額前払いしましたが、費用は全額、学生の医療保険で賄われました。