2023年8月16日(水)~8月31日(木)の期間中に開催された、夏季の海外で学ぶ分野別短期研修。
その「アイルランドで学ぶコミュニケーションと文化 (Communications and Culture in Dublin) 」プログラムに参加された大矢 拓歩さんからレポートが届きました!
今回プログラム参加を決めた理由は何ですか?
大学生のうちに一度は海外留学を経験してみたいと思っていたから。
私が1、2年生の頃はコロナの影響で渡航に制限があったりそもそもプログラムがなかったりしたので、不自由なく渡航できるようになった今がチャンスだと思い応募した。
またアイルランドという中々行く機会のない国が留学先であったことも参加を決めた理由の一つである。
現地到着後のオリエンテーションの内容や雰囲気を教えてください
到着後に特にオリエンテーションの時間は定められていなかった。
空港からホテルに向かうバスの中やウェルカムディナーの際に少しお話があった程度であった。
現地でプログラム中のサポートは十分にありましたか?
スタッフの方はとても親切で気さくに話しかけてくださったので安心して過ごすことができた。
毎日のプログラムの予定をLINEグループに共有して下さったりと慣れない場所でもスムーズにプログラムに参加出来るようサポートして頂いた。
また日本人スタッフの方もいらっしゃったので重要な注意事項などは漏らさず聞くことができた。
プログラム中、一番楽しかった・印象に残ったアクティビティ・イベントは何ですか?また、それはなぜですか?
アイルランドの伝統スポーツであるゲーリックゲームズの体験が印象に残っている。
ゲーリックゲームズの歴史やルール、試合映像をみた後実際にグラウンドに出て現在選手として活躍されている方からレクチャーを受けた。
全体を通して見学型のプログラムが多かったので実際に体を動かして体験できたのが非常に良かった。
プログラム中、一番楽しかった・印象に残ったフィールドスタディー(会社見学など)は何ですか?
ギネスビールの工場見学が印象に残っている。
アイルランドの象徴的存在ともいえるギネスビールは如何にしてその地位を確立し世界で認められるに至ったのか。創業者の決断や製造方法のこだわり、ユニークな宣伝方法から学ぶことができた。
アイルランドの歴史とも密接に関連しており歴史を学ぶ上でも非常に有意義であった。
最後には実際に試飲することができ、ほろ酔いの中午後の授業に向かったのも良い思い出である。
プログラム中、印象に残ったゲストレクチャー(ゲストスピーカーを招いての講義)は何でしたか?それはなぜですか?
アイリッシュミュージックのレクチャーが印象に残っている。
歌で参加したり実際に楽器を触らせてもらえるチャンスがあったりとアイルランド文化に触れ楽しい時間を過ごすことができた。
日本に帰国してからもアイリッシュミュージックを聴くとアイルランドの情景が頭に浮かんでくるようになった。
英語でディスカッションまた会話する機会は多くありましたか?
授業は基本講義形式で英語でディスカッションする機会は少なかった。
授業中に発言するか自分から講師の方に話しかけに行かなければ中々会話する機会は多くないと感じる。
授業以外では頻繁に通ったコンビニの店員さんに話しかけ会話するようになった人もいた。
総じて英語でコミュニケーションをとるには自分の積極性が試されると思う。
最終発表(プレゼンテーション)の内容を簡単に教えてください
日本からの観光客にアイルランドを紹介するもしくはアイルランドの旅行者に日本を紹介する。
自由行動の日(土日)はどのように過ごしましたか?
最初の土日は北アイルランドへの旅行と国立美術館の見学、2回目の土日はアイルランド西海岸へのバスツアーと聖パトリック大聖堂などプログラムに含まれていないダブリン市内の名所を観光した。
バスツアーは値段がお手頃なうえ効率よく観光できるため満足度が高い。
一方でバスツアーに申し込まず自力で行く旅行も自分達で試行錯誤しながら旅程を決めていくため達成感を味わえてとても良い経験だった。必然的に現地の方に話しかける機会も増えるためおすすめである。
滞在先での生活はいかがでしたか?(設備や、自炊をどのようにしていたかなど)
滞在中は2日間自炊した。
調理道具やIHヒーター、食洗器も完備されているため最低限料理することは可能である。
洗濯に関しては乾燥機が完備されていて部屋に干す必要がないのがありがたかった。
1階にあるロビーは自由に使うことができたので集まって談笑したりプレゼンの準備をしたりと皆様々に活用していた。
ホテルの方は親切で困ったことがあっても丁寧に対応して下さった。
現地に持って行ってよかったと思うものはありますか?また、持っていけばよかったと思うものがあれば教えてください
シャンプーは備えつけてあるがリンスとボディーソープが無かったので持っていく必要がある。
また毎朝朝ごはんを買いに行くのは大変なので、非常食用のお米や袋麺などインスタント食品を何個か持って行っても良いと思う。
2週間という短い期間でしたが、今回の留学先国で気づきや発見はありましたか?(文化の違いなど)また、その国の魅力を教えてください
日本と比べ様々な点でアバウトである。
信号は車さえ通っていなければ赤信号でも普通に渡るし、時間を守るという意識も日本人の様には持っていない。このアバウトさは日本人と一番ギャップを感じる部分かもしれない。
一方で非常にフレンドリーで親切な人が多く、拙い英語で話しかけても理解しようと一生懸命になってくれる人が多かった。
また日本人であることを伝えると好意的に接してくれる人も多く留学を通して日本人であることの誇りも感じた。
今回のプログラム参加経験は、ご自身に何か影響を与えましたか?
語学力向上への意欲がわいた。
今回の留学中は伝えたいことがあってもなかなか英語が出てこずもどかしい思いをしたことが何度もあった。
今度は長期留学に挑戦し英語力を磨きたい。
最後に、分野別短期研修への参加を考えている方にメッセージ(お勧めポイントなど)をお願いします!
2週間という短い期間でも海外で過ごす経験はとても貴重です。
気候、自然、文化、食事どれをとっても新鮮で刺激的な2週間になります。
また英語が得意でなくともサポートがしっかりしているので全然なんとかなります。
興味のある方は語学力に左右されず積極的にチャレンジされることをおすすめします!
レポートとたくさんのお写真をありがとうございます!
実は渡航制限が解除されて海外旅行に出かける人が少しずつ戻り始めるとともに、ダブリンを含めたヨーロッパを中心にスリの被害報告が増えているんです。
SAFでもオリエンテーションなどで改めてしっかりと注意喚起をしていこうと思います。
「積極性が大切」とのことですが、本当にその通りです!やっぱり短期でも自分から積極的に飛び込んでいくことができれば新しい繋がりができ、語学力も鍛えられることが多いです。
これからも応援しています!
大矢 拓歩
2023年夏季の海外で学ぶ分野別短期研修リーダー。早稲田大学からアイルランドで学ぶコミュニケーションと文化 (Communications and Culture in Dublin) に参加。