【留学体験記】アイルランド国立大学ダブリン校 洞井 夏帆さん【帰国後】

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洞井 夏帆
ダブリンのビーチで

2022年の春からアイルランド国立大学ダブリン校へ留学されていた

SAFグローバルアンバサダー、洞井 夏帆さんから帰国後の最終レポートが届きました!

留学を終えて変わったことや、留学と就職活動の関係性、そしてこれから留学を考えている方へのメッセージなど、たっぷりお話頂いています!

 

 

渡航時にいくらぐらい持っていきましたか?その金額は十分でしたか?

私は、渡航前に2万円を現金で持っていきました。

アイルランドは日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、ほとんどのお店でカードを使って支払うことができていたので、現金は友達との割り勘で使うぐらいでした。

友達同士でどちらも現金を持っていなかったら、一方が払っておいて、次の機会にもう一方が払うというようにしていたので、現金はほとんど必要ありませんでした。

結局、私は一度もATMを使わずに留学を終えたので、十分だったと思います。

ダブリンの夜景
 

 

普段は月いくらぐらい使いましたか?

通常は5万円くらいだったと思います。

食費に関しては、私はホームステイ先で朝と夜を準備してもらえるプランだったので、昼のみ自分で買うような形でした。

食堂で食べたり、土日に友達とシティーセンターでご飯を食べに行ったりしたことを考えると月2万円くらいでした。その他3万円は、洋服を買ったり、友達と放課後遊びに行ったりするために使いました。

また、月によってはホリデーがあり、その時期はヨーロッパ旅行に行ったので、5万円より多く使うこともありました。

日本からヨーロッパに旅行に行くとなるとかなり高いですが、格安航空を使えばアイルランドからは安く、いろいろな国を訪れることができるので、勉強だけでなく、旅行まで楽しむことができるのはEU圏内の魅力の一つでもあります。

ダブリン市内のパブの外観

 

 

留学することは就職活動において懸念材料でしたか?

留学に行く前は、3年生の6月ごろからサマーインターンのエントリーが始まり、その時期から多くの学生が就活をスタートすると聞いていたので、正直、不安はありました。

しかし、4年間という短い大学生のうちに、5ヶ月の留学をできる期間は私にとって、3年の春しか残されていなかったため、留学をすることに決めました。

 
就職活動の進行状況はどうですか?

日本にいる友達が就活をスタートしているのにも関わらず、自分はアイルランドで全く就活をしないということは、少し不安があったので、6月ごろから自分の目指している企業のサマーインターンエントリーシートを提出したり、帰国後に参加できる企業説明会の予約をしたりしていました。

しかし就活をすることで、英語ではなく、日本語に触れる機会が増えてしまうのも良くないと思い、あくまで留学が第一優先に考え、最低限の活動に抑えました。

そのため、9月現在、他の就活生と全く同じとはいかないものの、通過したインターンに参加したり、いくつかの説明会に出席したりしており、それほど大きな遅れなく就活をスタートできているように感じます。

アイルランドの閑静な夜の住宅街
 

 

面接で留学に関してどんな質問をされましたか?

(面接が必要な企業を受けていません)

 

 

今回の留学は、就職活動に活かせそうですか?どのような点が活かせると思いますか?

自分の視野を広げられたという点で、留学は就活にかなり活かせると思います。

以前の私であれば、凝り固まった考えでしか物事を捉えることができなかったことでも、いろいろな国の人とコミュニケーションを取り、さまざまな文化や価値観に触れたことで、柔軟に考えることができるようになりました。

グローバル化が進む世の中では、この視野の広さがかなり重要になってくることから、就活でのアピールポイントになると考えます。

 
今回の留学を通して自身が成長したな、変わったなと思う面はありますか?

この留学を通して、分からないことを分からないと正直に伝えられるようになったと思います。

留学に行く前は、人見知りの性格が災いし、何か問題があった時も知らないことが恥ずかしいと考えてしまい、多くのことを自分で解決しようとしていました。

しかし留学中、何もかも初めての環境だったこともあり、人に聞かないと解決できないことがたくさんありました。

そのため、何か問題が起これば、すぐに人に質問するということを実践した結果、自分の中の変なプライドはなくなり、人の手を借りてそれらの問題を解決できるようになったと考えます。

アイルランドの小川の様子
 

 

留学を終えた今、今後の目標があったら教えてください

今後はスペイン語の勉強に挑戦したいです。

この5ヶ月間、私はさまざまな国の友達ができました。特にスペイン語を話す友達が周りに多くいたことから、英語の勉強をしながら、その友達たちにスペイン語の簡単な挨拶やいくつかの使える単語をたくさん教えてもらいました。

結果として、彼らが話すスペイン語を聞いている時に、その意味がしばしば理解できるようになりました。

今までスペイン語を勉強したこともなく、まして興味も示さなかった私だったにも関わらず、次回会った時、彼らの言っていることをもっと理解できるようになっていたい、私も混ざって会話できるようになっていたいという気持ちから、日本でも引き続き自分で勉強しようと思ったからです。

 

これから皆さんの「後輩」となる学生へメッセージがあったらお願いします!

5ヶ月前は英語が嫌いで避け続けていた私が、留学を終えて英語が好きになっていたり、日本以外の国の良いところが見えるようになっていたり、週に一回はビデオ電話をするくらい仲良しなイタリア人の大親友ができていたり、、 振り返ってみると、5ヶ月という短い期間の留学でも、私が得たものはたくさんありました。

また、今では留学したからこそ見える世界と留学に行っていなかった世界では見える世界が大きく違っていたようにも強く思います。

もしこれを見られている方の中で、少しでも留学に興味を持っているのならぜひ挑戦してみてください!

アイルランドの夕焼けの元くつろぐ人たち

 

 

五か月間の留学お疲れさまでした!

慣れない環境の中大変な経験をされることもあったかとは思いますが、無事に楽しく留学を終えられたなら幸いです。

嫌いな英語が好きになっただけではなく、スペイン語という次の目標にも出会うことができたという洞井さん。

やっぱりこうやって留学された皆さんの「成長できた」「世界が広がった」「留学してよかった」という言葉を聞くことができると、私たちSAFのスタッフとしてもとても嬉しいです。

これからも応援しています!

学生向けイベント
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洞井 夏帆

2022春学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。お茶の水女子大学から、アイルランド国立大学ダブリン校へ留学。

ターム:
Spring 2022
留学先の地域・都市:
ダブリン, アイルランド, ヨーロッパ
出身大学:
お茶の水女子大学
出身国:
日本
学部学科:
文教育学部 グローバル文化学環 2年