2023年夏、立教大学からニュージーランドのオタゴ大学へ留学されていた猿山さん。
留学を終えての振り返りや、これから留学する方へのメッセージなどを伺いました!
渡航時にいくらぐらい持っていきましたか?また、その金額は十分でしたか?
基本的にクレジットカードで支払うことにして、3万円分だけ両替をしていきました。
念のため、もし足りなくなった時のために日本円で2万円持っていきましたが、結局その2万円は両替することなくそのまま持って帰ってきました。
現地で現金を利用したのは、友達と割り勘をする時と、ホストマザーがまとめて予約してくれた水族館のチケット代を払った時と、ほとんどありませんでしたが、現金しか使えないカフェを利用した時だけだったと思います。
どうしても使う必要がある時のみ現金を利用するだけであれば、4カ月程度なら3万円で十分だと感じました。
留学中、平均して月いくらぐらい使いましたか?
バスなどの交通費とシムカードの支払いは月によって変動があるので、それらを抜いた月の平均で考えると大体$140くらいだと思います。
友達と遊ぶ予定が多いときは支出も多かったですが、基本的には日用品を買ったり、私の場合カフェに行くことが多かったので、そのくらいかかりました。
留学先で就職活動に関するイベント等に参加されましたか?参加された場合、どんな感じでしたか?
語学留学だったことと、留学生の年齢がバラバラだったので、特に就職活動に関するイベントはありませんでした。
異文化交流を目的としたイベントが多く開催されていたので、なるべく積極的に参加するようにしていました。
もし就職活動に関するイベントが開催されていたら、自分の視野を広げるためにも参加したのではないかと思います。
今回の留学は、就職活動に活かせそうですか?どのような点が活かせると思いますか?
私は今回の留学で多様な価値観や文化を持つ人々とコミュニケーションをとることが楽しいと感じることに気が付きました。
就活についてはまだ漠然としていて、これから色々検討していこうと思っていますが、ニュージーランドでの留学経験を経て、海外で働くことや英語を用いた仕事についてのイメージはしやすくなったと感じています。
実際にニュージーランドで働く日本人の方を見かけることもあり、日本のみに絞らずに幅広く考えることが大事だと感じました。
今回の留学を通して自身が成長したな、変わったなと思う面はありますか?
ホームステイは短期を含めて3度目でしたが、やはりホストファミリーと打ち解けるまでは毎回緊張します。でも自分の部屋に閉じこもらないように、リビングにいるホストファミリーに積極的に自分から話しかけるように努めました。
どちらかと言えば人見知りで自分から積極的にいくタイプではなかった私が、留学中は自分からコミュニケーションをとろうとしたり、1人で街を散策して1人でカフェに入ったり買い物にも行きました。
洋服を買う時に店内で見たセールの金額とお会計が違うということがありましたが、レジで値段が違うことを伝え、店員に不愛想な態度をとられても根気強く説明をして、納得してもらうまで諦めずに交渉できたことは自分の大きな経験になったと思います。
海外へ行くと、国によっては外国人への対応があまりよくないこともあると思いますが、自信をもって積極的になるべきだと痛感しました。
この留学でコミュニケーションの楽しさに気づき、様々な体験から自信もついたと思います。
留学から帰国後の大学生活について教えてください
12月末に帰国後、1月以降は大学の授業がありませんでした。
帰国後は、大学の課題のレポートをいくつか提出しましたが、私の場合はレポートと留学先の大学での成績を提出することが必須だったので、忘れないうちに帰国後すぐ提出しました。
留学中、何かトラブルはありましたか?また、どうやって対処しましたか?
オークランドへ国内旅行をした際に、同じニュージーランドでも留学先のダニーデンと旅行先のオークランドではバスのカードが異なりました。
私は空港にあった販売機で購入したのですが、お金は支払っているのにバスのカードが出てこないというトラブルがありました。
空港に着いたのが夜だったこともあり、このトラブルに対応してくれるスタッフはおらず、翌日バスのカード会社に連絡をして返金してもらいました。
状況を説明することが少し大変でしたが、数日後に返金してもらえたのでほっとしました。
留学前と比べて、語学力は上がりましたか?
リスニング力は確実に上がっていると実感しています。
今まで聞き取りづらかったイギリス英語の発音に耳が慣れたので、TOEICなどでも得点率が上がりました。
また、医療などの専門用語を学んだ時もあったので、自分の症状を英語で伝えることができるようになった点は大きいと思います。
英語を話すことに抵抗がなくなったので、日本で困っていそうな外国人を見つけた時に話しかける勇気も持てるようになりました。
ふとした瞬間に英語で物事を考えたり、即座に英語で対応することも可能になったのではないかと感じています。
「今から考えるとこれを留学前にやっておけばよかったな~」と思うことはありますか?
今回は出発前日までホストファミリーの情報が送られてこなかったので、直前まで緊張が大きかったです。
大学やホストファミリーの情報が届いたら、Google Mapのストリートビューでその周辺などの映像を見ておくと、自分がこれから生活するイメージがしやすいのではないかと思います。
留学を通して発見したことを一つ教えてください。留学先のことでも、日本のことでも、ご自分自身のことでも構いません。
異文化交流をしていると、どうしても日本文化を紹介する場面が多くなりますが、その度に私は日本人でありながら日本文化を説明できるほど知らないということを痛感しました。
例えばアニメやマンガから日本に興味を持っている他の国の留学生もいましたが、私自身がアニメやマンガに疎かったのであまり盛り上がれず悔しい思いもしました。
些細なことでも共通の話題があると一気に盛り上がることができて距離が縮まると思うので、色々なことに興味を持っておく必要があると感じました。
留学を終えた今、今後の目標があったら教えてください
今後は大学での学びやサークル活動を全力で楽しみつつ、今までの留学で得た経験を活かせるように、就活にも力を入れていきたいと考えています。
これから皆さんの「後輩」となる学生へメッセージをお願いします!
留学生活が始まるまでは緊張と不安でいっぱいだと思いますが、みんな同じだと思います。
現地に行って慣れるまでしばらくは大変かもしれませんが、わからないことや困ったことがあれば周りの人に話してみてください。きっとみんな協力してくれるはずです。
私は帰国してしばらく経ちますが、現地でできた友達やホストファミリーと今でもインスタグラムやWhatsAppを通じて連絡を取り合っており、成人式の写真を送ったり、お互いの誕生日をお祝いし合ったりなどして繋がっています。
4カ月間の留学生活でしたが、今までの中で一番濃厚な時間を過ごしたと感じています。
人生のうちの数カ月間でも留学に挑戦してみると何か違った世界が見えてくるかもしれません!
素敵なお写真とレポートをありがとうございます!
充実した留学生活を送られた様子が伝わってきました!
勇気を出してコミュニケーションを取った結果、今でもホストファミリーや現地のお友達と連絡を取り合うほどの関係性を築くことができたのも素敵です!
これからも応援しています!
猿山 千香子
こんにちは!猿山千香子です。
現在、立教大学異文化コミュニケーション学部に在籍しています。
私は幼少期にシンガポールに住んでいました。その後もイギリス、カナダ、オーストラリアに短期留学し、ホームステイの経験があります。今回のニュージーランドでも様々な経験を通して成長したいと思います。