【留学体験記】アイルランド国立大学ダブリン校 洞井 夏帆さん【第2回】

SAF_pic_KahoDoui_WEB
洞井 夏帆
アイルランドのHowthの海沿いの景色をバッグに

2022年の春からアイルランド国立大学ダブリン校に留学中の

SAFグローバルアンバサダー、洞井 夏帆さんから第2回目のレポートが届きました!

留学生活が始まって約半年。最初の学期の振り返りや、現地での生活の様子を聞いてみました。

 

 

今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください

今期おもしろかった授業は、ディスカッションの授業です。

私のクラスには、日本人以外にイタリア、チリ、ウクライナなどの幅広い国籍の方、そして学生だけでなく、様々な職種の方がいます。

それぞれの考えを共有すると、国や年齢によって、全く異なることがしばしば起こります。

大学の授業でもディスカッションをする機会はあったのですが、今期の授業では、英語の基本的な勉強だけでなく、多種多様の意見を聞くことができるので、毎日が新しい発見でとても興味深いです。

アイルランドの穏やかな海

 

 

授業の雰囲気はどうでしたか?

授業に関しては、クラスに英語がよくできる人が多く、毎日刺激を受ける環境なので、一生懸命頑張ることができています。

ただ、やはり他の国の方は日本人より積極的に発言をする方が多いです。

そのため、初めは発言するだけでも苦労していました。

しかし、発言することで、自分の意見に対するフィードバックをもらえるだけでなく、英語の文法の間違いを訂正してもらえることもあるので、今は拙い英語でも積極的に発言するようにしています。

 

 

わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください
  • アジア系 35%
  • ヨーロッパ系 20%
  • ラテン系 35%
  • 中東、アフリカ系 10%

 

 

今期、授業外で何か参加されたアクティビティはありますか(Movie night等)

UCDのJapanese society に参加しました。

Japanese society はUCDの学生が運営している団体で、日本に興味を持っている学生が集まります。

基本的に、放課後学校で活動を行っていますが、時にはダブリンから少し離れた場所にみんなで一緒に出かけることもあります。

語学学校に通っていると、どうしても現地の人との関わりが薄くなる傾向がありますが、この団体ではアイルランドの人と仲良くなることもできるので、積極的に参加しています。

 

 

大学にはどんな施設がありましたか? その中でもよく利用した施設があったら教えてください

UCDにはスポーツジム、カフェ、コンビニなど様々な施設があります。

スポーツジムにはプールもあり、かなり充実していると思います。

また、放課後家に帰る前に少し勉強する時は、カフェでしています。

そこのカフェのシナモンロールやホットチョコレートは絶品です。

 

 

食堂(カフェテリア)はありましたか? またその料金設定はどうでしたか?

UCDにはカフェテリアがあります。

私はいつもお昼を食べるために、利用しています。

とても広いスペースで、ゆったり使うことができ、また、野菜、ハンバーガー、シチューなどメニューは種類豊富で飽きることはありません。

ただ、値段は高いと感じます。

日本であれば、学食というと安いイメージがありますが、アイルランドの物価が高いこともあり、安くありません。

そのため、私は通常、自分でお昼を準備してきて、そのカフェテリアで食べています。

アイルランド料理

 

 

滞在先から大学までの通学はどうでしたか? 交通機関等は利用しましたか?

私はホームステイ先から電車に20分乗り、その後30分歩いて、学校まで通っています。

2つのバスに乗り継いで行く方法もあるのですが、バスの本数が少ないことと、歩くことが好きなので、前者を選んでいます。

私が歩く道は川沿いと閑静な住宅街で、朝はとても気持ちが良く、ウォーキングにはぴったりです。

森の中を散歩する鹿の写真

 

 

滞在先についての良かった点、悪かった点を教えてください。

私の滞在先はホームステイで、子どももいるのでいつも賑やかです。

実際滞在してみて、子どもがいることは良い点だと私は感じます。

その子どもと家のお庭でサッカーをしたり、時には宿題に一緒に取り組んだりしており、家にいる時間も充実しています。

まだ子どもであればよく分からない英語を大人より気を遣わず、聞き返すことも可能であることや、難しい言葉を使うことも少なく会話がしやすいことなどから、英語の勉強にも適していると思うからです。

 

 

滞在先の街の雰囲気はどうでしたか? また治安はどうでしたか?

街の雰囲気は落ち着いており、非常に暮らしやすい場所だと感じます。

街がコンパクトでシティーセンターに行けば大体のものは揃えることができ、便利です。

また、現地の人もフレンドリーで、治安も他のヨーロッパの国と比べてかなり良いのではないかと感じます。

しかし、夜になると酔っ払った人が多くなり、騒がしい時がしばしばあるので、気をつける必要があります。

アイルランド原産のビール、GUINESSの工場の写真

 

 

休日はどのように過ごしていましたか?

休日は、友達とショッピングをしたり、公園でスポーツをしたりして、過ごしています。

アイルランドは日本ほど娯楽は多くないのですが、その分時間がゆっくり流れ、しっかりリフレッシュできます。

また、アイルランドはEUに加盟しているので、比較的安価で他の国に行くことも可能で、余裕のある時は海外旅行をして楽しんでいます。

木に登るリスの写真

 

 

交通の便はどうでしたか?

交通の便は比較的良いと思います。

私が通学に利用する電車は、通常10分毎で、朝の時間帯は5分毎に来るため、特に困っていません。

しかし、バスに関しては遅れるのはよくあることで、時にはいつまで待ってもバスが来ないということも起こります。

ダブリンは、日本の交通機関のように、常に時間に正確に運行していないので、時間に余裕を持って行動することが求められます。

 

 

アイルランドからのレポートをありがとうございます!

美味しそうなご飯と可愛い野生動物たちの写真!ほどよく都会でほどよく自然がある場所がやっぱり暮らしやすくていいですよね……。

アイルランドはEUに加盟している唯一の英語圏(になってしまった)ので、ヨーロッパ旅行をするのにはうってつけです。

最終レポートもお楽しみに!

 

学生向けイベント
SAF_pic_KahoDoui_WEB

洞井 夏帆

2022春学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。お茶の水女子大学から、アイルランド国立大学ダブリン校へ留学。

ターム:
Spring 2022
留学先の地域・都市:
ダブリン, アイルランド, ヨーロッパ
出身大学:
お茶の水女子大学
出身国:
日本
学部学科:
文教育学部 グローバル文化学環 2年