カリフォルニア大学デービス校の隠れた魅力
キャンパスの知られざる一面を探る
静かなプータ・クリーク自然保護区から、少し風変わりな「デス・スター」ビルまで。カリフォルニア大学デイビス校(UC Davis)のキャンパスには、知る人ぞ知る魅力的なスポットが数多く存在します。5,300エーカーにも及ぶ美しいキャンパスの中には、思わず誰かに教えたくなるような、ユニークで心惹かれる場所が点在しています。
UC Davisでの留学中に、大学の静かで個性的、そしてとても興味深い空間や体験を探し歩くことで、なぜこの大学が高い評価を受けているのかを実感できるはずです。そしてきっと、自分が本物の「アギー(Aggie)」、つまりデイビスの地元の一員になったような気持ちになれるでしょう。
プータ・クリーク自然保護区(Putah Creek Riparian Reserve)
完全な「隠れた名所」とは言えないかもしれませんが、プータ・クリークでは、農業大学として発展する前、1906年当時のカリフォルニアの風景を垣間見ることができます。静けさに包まれたこの自然保護区は、生態学的な保護区域であり、環境科学の生きた研究室でもあります。同時に、心を落ち着かせるための理想的な場所でもあります。
地図を持たずに探検して、西部開拓時代のカリフォルニアを想像してみるのもよいですし、事前にトレイルマップをダウンロードして計画的に歩くのもおすすめです。小川沿いを散策し、地元の野生動物を探しながら、在来樹木の木陰で静かな時間を楽しむことができます。
長年にわたりUC Davisは、この貴重な生態系を保護・育成し、遊歩道の整備、在来植物の再生、外来植物の除去、そして本来の生息環境の復元に取り組んできました。夕焼けに照らされる小川の鮮やかな色合いも美しいですが、霧が立ちこめる日のプータ・クリークは、幻想的な雰囲気に包まれます。
印象的なキャンパスの建物
シールズ図書館(Shields Library)は、北米でもトップ100に入る学術図書館の一つで、約1,000万点の資料を所蔵し、年間170万人が利用しています。建物自体も歴史ある印象的な存在で、本に囲まれた静かな学習スペースは、落ち着いた学びの場であると同時に、活発な議論が交わされる知的コミュニティを形成しています。
植物・環境科学棟(Plant and Environmental Sciences Building:PES)は、BREEAM® USA In-Use Excellentの認証を受けた、米国初のグリーン認証建築という特徴を持つ建物です。実験用ガーデンを備えた緑豊かな空間で、収穫期には建物脇のピクニックガーデンで野菜を摘み、昼食のお供にすることもできます。
また、社会科学・人文学棟(Social Sciences and Humanities Building:通称「デス・スター」)には、「人々の交流を促すため、あえて迷いやすい構造に設計されている」という噂があります。エッシャーを思わせる独特な建築は、デイビス・ナーフ・クラブが毎週土曜日の夕方にナーフゲームを開催する舞台にもなっており、ライブアクション・ロールプレイングの場としても人気です。
ボハート昆虫博物館(Bohart Museum of Entomology)
その名の通り、一般公開されている昆虫博物館です。授業の一環でなければ入館は無料で、実際には博物館というよりもオープンラボに近い雰囲気です。ツアーに参加すると、昆虫学を学ぶ学生がガイドを務めることも多く、なぜ昆虫を研究するのか、そこから何が分かるのかを熱心に語ってくれます。
1946年に設立されたこの博物館は、50年以上にわたりUC Davisに在籍したリチャード・ミッチェル・ボハート博士の名を冠しています。彼は200本以上の論文と、ハチ・ミツバチ・アリ(膜翅目)に関する主要な専門書3冊を執筆し、多くの新種を記載するなど、昆虫分類学の発展に大きく貢献しました。その功績は計り知れず、博物館の見応えも十分です。
アギー学生農園(Aggie’s Student Farm)
緑と金色を基調としたこのキャンパスの中心に位置する学生農園は、「生きた教室」です。持続可能な農業について学び、土と直接触れ合える場所でもあります。有機野菜畑、薬草園、果樹園を自由に見て回ることもできますし、留学中に深く関わり、自分にとっての特別な場所にすることもできます。
寮の食堂で使われている農産物がどこで育てられているのかを知りたい人は、マーケット・ガーデンを訪れてみてください。留学期間が十分にあれば、栽培や収穫、販売を手伝ったり、春には子ども向けのツアーガイドとして活動したりすることも可能です。
ドームズ(The Domes)
バギンズ・エンド・イノベーティブ・ハウジング、通称「ドームズ」は、風変わりで、非常に包容力のある、環境に配慮した協同住宅コミュニティです。持続可能な暮らしと強いコミュニティ意識を大切にする、小さな村のような空間です。
夏季の留学プログラムや通年留学で居住を申し込むこともできますし、友人を訪ねたり、コミュニティ・ワークショップに参加したりして、キャンパスライフの別の形を垣間見ることもできます。
UC Davisキャンパスの動物たち
全米トップクラスの獣医学部を誇るUC Davisでは、動物たちの存在も日常の一部です。キャンパスの牛や馬、羊たちに会うことができます。
勉強の合間のリフレッシュやストレス解消には、学生健康サービスがメモリアル・ユニオンに子犬や保護犬を連れてきてくれるイベントがおすすめです。短い休憩時間でも癒やされる体験で、犬たちにとっても楽しいひとときです。
さらにキャンパス内には人懐っこい猫たちもいて、授業の合間に少し撫でて過ごすだけで気持ちが和みます。ある学生が作成した「猫マップ(英語)」を使えば、どこにどんな猫がいるのか、名前まで分かります。自転車で探しに行くのも楽しいでしょう。
クラフト・センター(The Craft Center)
心を落ち着かせる静かな時間は、心の健康にとってとても大切です。UC Davisクラフト・センターのクラスは、新しいことに挑戦したり、昔好きだったことを再開したりしながら、頭をリセットするのに最適な場所です。
木工、陶芸、ガラス工芸、繊維アートなどのワークショップは、勉強で疲れた一日の終わりにぴったりです。また、現地の学生や他の留学生と交流する良い機会にもなります。
UC Davisには、このキャンパスならではの驚きがあふれています。留学中に空き時間やゆったりとした午後があれば、ぜひ人通りの少ない道を選び、静かな場所を探してみてください。アギーの地の中心で、どんな秘密に出会えるかは、訪れてからのお楽しみです。