2023年夏、立教大学からニュージーランドのオタゴ大学へ留学中の猿山さん。
留学生活が始まって約半年。最初の学期の振り返りや、現地での生活の様子を聞いてみました。
授業がある日の平均的な一日のスケジュールを簡単に教えてください
月曜から金曜まで毎日朝9時から午前中の授業が始まります。13時からは午後のクラスが始まり、15時には終了します。
金曜日のみ午後のクラスがなかったので、友達とランチや買い物をして帰宅することが多かったです。
バスの本数が少なかったので、朝9時からの授業に間に合うように出発するには、私は毎朝6:40に起床して、7:45までには家を出ていました。
大学から帰宅後は毎日17:30からディナーの時間になり、その後はホストシスターと遊んで、ホストファミリーが寝た21時頃から課題をしたりお風呂に入るなど自分の時間を過ごしていました。
今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください
授業中にマオリ語を少し学んだことです。
先生によっては、簡単なあいさつや数字、色などはマオリ語を使っていました。
街中では英語のほかにマオリ語表記にもなっているので、少しわかるようになってきたときはうれしく思いました。
苦手だった授業は、午後のIELTSのクラスで文章をレポート形式の堅い言い回しに変えるのが難しかったです。
授業の雰囲気はどうでしたか?日本の大学と異なる点はありましたか?
授業は20人弱の少人数制で、常に4,5人で固まって座れるようにテーブルが配置されているので、グループワークやグループ対抗で行う学びが多かったです。
ホワイトボードに積極的に答えを書きに行ったり発言したりすることを求められるので、初めは緊張していましたが、徐々に慣れてクラスの雰囲気も一体感があったと感じています。
わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください
日本人が7割、他の国からの留学生が3割だと思います。
前期は夏休み期間中だったこともあり、スリランカ人が1人と韓国人が1人隣のクラスにいる程度で、ほとんどが日本から来た留学生でしたが、後期からは中国人や韓国人、タイ人が増えていきました。
グループワークなどで国同士の比較をしたり文化を共有するなどして楽しみました。
今期、授業外で何か参加されたアクティビティ(Movie night等)はありますか?
日本人の友人が企画した国際交流イベントに参加しました。
そのイベントでは、Language Centreから日本人や中国韓国タイ人が参加し、また実際にオタゴ大学に通っている日本人とインド人など合計7か国の人を集めたものでした。
全員英語を使ってゲームをしたりスナックを食べながら会話を楽しむなどして、留学生だけでなくニュージーランドの大学に通う人とも交流を持てたことが大きな経験になりました。
留学先大学にはどんな施設がありましたか?よく利用した施設があったら教えてください
Language Centreの下にUNIPOLEというジムがありました。
オタゴ大学の学生証を提示すればジムを利用できたり、道具を借りて球技などのスポーツを楽しむことができました。
学生証は大学初日に作るので、留学生も利用できます。
よく留学先の食生活によって体型維持が難しいと聞いていたので、週に一度でも運動する習慣をつくれるように、友人とジムに通っていました。
オタゴ大学の広い敷地の中で、他のオタゴ生はわざわざジムまで歩いてくる中、私たち留学生が利用するLanguage Centreの下のフロアにジムがあったので授業終了後に利用しやすかったです。
大学内に食堂(カフェテリア)はありましたか?あった場合、その料金設定はどうでしたか?
ペットボトルやスナックを売っている自動販売機はありましたが、Language Centreの中に食堂や売店はありませんでした。
15分ほど歩くと、大学の大きな施設が集まっているエリアがあり、そこまで出るとカフェが数店舗入っていたり、キッチンカーが毎日7台ほど周辺で販売していました。
ランチの時間は1時間あるので、人によっては外出して購入していました。キッチンカーで購入したチャーハンが大体$10(900円くらい)だったと思います。
滞在先から大学までの通学はどうでしたか?交通機関等は利用しましたか?
ダニーデンではバスが主流なのでバスを利用して通学していました。
家から徒歩20分以内の距離に3か所バス停があったので、時間に合わせてバスを使い分けて、街まで出ていました。
街にはほとんどのバスが必ず停まるバスハブがあり、そこで大学の目の前まで行くバスに乗り換えていました。
バスは距離に関係なく$1で、30分以内に乗り換えればお金はとられないシステムだったので、片道$1で行くことができました。
洗濯設備はどうでしたか?
ホームステイ先ではホストマザーが毎朝洗濯機を回していたので、洗濯かごに入れておけば私のものも一緒に洗濯してくれました。
下着類は自分で干したかったので、ホストマザーに相談して持参していった洗濯ネットに入れて洗ってもらって、洗濯後は自分で干していました。
また、乾燥機に入れてほしくないものなども最初に相談して決めました。
滞在先についての良かった点や悪かった点があれば、それぞれ教えてください
バスルームの中にあるトイレにもう一つ扉があり、誰かが入浴中でもトイレに入ることができたのは良かったと思います。
不便だった点としては、少しWiFiが弱かったように思います。
私の部屋が家の一番奥だったせいか、リビングにあるWiFiからだと少し電波が弱かったようで、電話をしているときに切れてしまうことや、音声が途切れ途切れになってしまうこともありました。
街の雰囲気はどうでしたか?また、治安はどうでしたか?
ダニーデンは自然豊かなのんびりした雰囲気のところでした。
ホームステイ先は郊外の住宅街だったので、シティーまで出ないとお店がありませんでしたが、シティーは充実していました。
飲食店やショッピングモールがあり、人も多く出ていて賑やかでした。
ただ夕方の17時にはほとんどのお店が閉まってしまうので、17時以降はシティーであっても閑散としていましたが、治安は比較的良かったと思います。
交通の便はどうでしたか?
ダニーデンはほとんどバスで移動することになるので、東京のように数分おきにバスや電車が来ることに慣れてしまっていると、不便に思うかもしれません。
平日の朝や日中はバスの間隔が30分おきで、夜と休日は1時間に1本のみだったので、違う路線の友人と待ち合わせをする場合にどちらかが数十分待たせてしまうということもありました。
また、20時台が最終バスの路線もあり、外で夕食をする際は常に時間に気を付けていました。
休日はどのように過ごしていましたか?
ホストファミリーとは家で一緒にゲームや料理などをしてゆっくりする日もあれば、水族館に行ったり、買い物に出かけたりする日もありました。
また、友人と一緒に出かけてご飯に行くこともありました。
私はカフェ巡りが趣味なので、ダニーデンのカフェも色々と調べて一人でも積極的に出かけたり、毎週土曜日の朝に開催されるファーマーズマーケットに行ったりして楽しみました。
滞在先や大学の周囲にお気に入りのお店や場所があれば教えてください
Maggiesというカフェが私のお気に入りでした。
広い店内には個性的なアートや歴史を感じるゲーム機などが並んでいたり、ペット連れで利用している地元の方々も多く、なんとなく落ち着く店内でした。
看板犬のJohnが店内をうろうろしているので癒しにもなりました。Johnのイラストが描かれたカップがかわいくて、よくラテを飲みながらゆっくりしていました。
第2回のレポートをありがとうございます!
第1回でもシェアして頂いたホストシスターとのお写真ですが、今回も可愛い……!
あとJohnでっかい!!オーストラリアもそうですが、カフェ好きの方にはオセアニアオススメです!日本に帰ってきてからフラットホワイトを探し回ることになると思います!笑
3回目のレポートも楽しみにしています!
猿山 千香子
こんにちは!猿山千香子です。
現在、立教大学異文化コミュニケーション学部に在籍しています。
私は幼少期にシンガポールに住んでいました。その後もイギリス、カナダ、オーストラリアに短期留学し、ホームステイの経験があります。今回のニュージーランドでも様々な経験を通して成長したいと思います。