2023年秋、日本女子大学からドイツのライプツィヒ大学へ留学中の小濱さん。
2学期目の様子や、学期間のホリデーの過ごし方などについて伺いました!
おもしろかった授業や、苦手だった授業があれば教えてください
まだ学期が始まったばかりなので何とも言えませんが、特に興味を持って受けているのは、宗教改革の講義です。
西洋史の中でもドイツを中心に起きた出来事であり、また中世から近世への変遷に影響した出来事であり、さらにはライプツィヒが属するザクセン州のアイデンティティを形成した出来事でもあるからです。
講義では、宗教改革によって起きた宗教的、文化的、社会的変化について論じられています。
授業の雰囲気はどうでしたか?
多くの学生が、大人数の講義であってもためらわずに意見を述べたり、教授が話している最中であっても手をあげて質問したりと、積極的に参加しているのが特に印象的でした。
また、講義には幅広い年齢層の方が参加していて、日本ではなかなか見られない光景に感動しました。
さらに、ドイツでは講義の終わりに”拍手の代わりに拳で机を叩く”という文化があり、日本との違いを感じて面白かったです。
わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください
私が取っているヨーロッパ史の講義では、留学生は全体の1割いるかいないかといったところです。
ライプツィヒ大学全体では多くの留学生がいるそうなのですが、英語の講義が豊富に開講されているので、留学生はそちらに集中しているように感じます。
今期、授業外で何か参加されたアクティビティ(Movie night等)はありますか?
JAAL(ライプツィヒ日本同窓会)が主催する「スピード・タンデム・マッチング」という交流イベントに参加しました。
日本人留学生とライプツィヒ大学の日本学科の学生が、新たな知り合いや、お互いの言語学習を助け合うタンデムパートナーを見つけるためのイベントで、日本や日本語に関心のある人と出会う良い機会になりました。
同じ団体が主催するお花見にも参加して、一緒にバレーボールをしながら新しい友達を作ることができました。

滞在先から大学までの通学はどうでしたか?交通機関等は利用しましたか?
寮から大学まではトラムで約15分、徒歩で40分ほどです。
トラムは遅延・早着はほとんどなく、10分に1本は来るので、通学は快適です。
滞在先についての良かった点、悪かった点があれば教えてください
寮では2人でキッチンとバスルームを共有しており、それぞれに個室があります。
以前の寮では寝室も共有だったため、個室はプライベートな空間を持てるという点で良かったと思います。しかし個室が快適な分キッチンは狭く、お互いに譲り合ってしまって同じ時間にキッチンにいることがないので、以前の寮と比べてフラットメイトとの交流は減ってしまいました。
またネットの接続が不安定で、1日に何度も繋ぎ直さなければならないのが不便です。
授業のない日や週末は、主に何をして過ごしていますか?
寮で課題をするか、友人と遊びに出かけていました。つい最近ではライプツィヒメッセで開催されていたManga-Comic-Conに行きました。また週末を使って近隣の国へ旅行することも多かったです。
例えばチェコ、オーストリア、オランダ、ポーランドなどドイツと国境を接する国へはFlixbusという格安バスを利用して簡単に行くことができるので、旅行のハードルがとても低かったです。
学期間の長期休暇はどのように過ごされましたか?旅行等はされましたか?
人生で一度はオーロラを見たい!という夢を叶えるためにスウェーデン北部のキルナという街に行ってきました。
現地でツアーに参加して、ガイドさんに車でオーロラの見えやすい場所まで連れて行ってもらい、ついに念願のオーロラを見ることができました。
1人旅だったのですが、ツアーで偶然ストックホルム留学中の日本人の方達と出会い、一緒にオーロラの感動を分かち合いました。

一学期目と比べて、自分の中でなにか変化はありましたか?
これまでは語学学校でのドイツ語の授業だったので、お互いの理解度を確かめながらゆっくり進めていくという形でしたが、学部の講義ではドイツ語ネイティブの学生に合わせて教授もハイスピードで説明をするので、ついていくのに精一杯で、またスタートラインに戻ったような感覚です。
留学先に持ってきてよかったものはありますか?
風邪薬、体温計、冷えピタのセットです。
実は到着して2,3日で高熱を出してしまったのですが、飲みなれた薬が手元にあったので安心でした。また冬場はかなり寒かったので、ヒートテックも持ってきてよかったです。
学校内で気に入った場所や施設などはありますか?
私のお気に入りの場所は食堂(Mensa)です。まだ数回しか行ったことがありませんが、ビーガン料理、ベジタリアン料理、肉料理、魚料理、パスタ、サラダなど豊富な選択肢があり、何を食べるか迷う時間が幸せです。
学生は格安で食べられる上に、午後6時半まで営業しているので、外食が高めなドイツで生活するにあたってとてもありがたい施設です。

第3回のレポートをありがとうございます!
ヨーロッパは近隣の国を気軽に旅行することができるのが、魅力ですよね。
オーロラも、神秘的で本当に素敵!!
次回、最終レポートも楽しみにしています!
