【留学体験記】ライプツィヒ大学 小濱 穂香さん【第2回】

学生のポートレート写真
小濱 穂香

2023年秋、日本女子大学からドイツのライプツィヒ大学へ留学中の小濱さん。

留学生活が始まって約半年。最初の学期の振り返りや、現地での生活の様子を聞いてみました。

 
授業がある日の平均的な一日のスケジュールを簡単に教えてください
  • 7時 起床
  • 9時~13時半 語学学校の授業
  • 15時頃~ 宿題・復習
  • 23時 就寝
授業が早く終わるので、一度帰宅して昼食と宿題を済ませてから外出することが多いです。
 
ドイツ、ライプツィヒ大学で出会った友人たち

 
 
今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください

語学学校なのですべてドイツ語の授業でしたが、中でも特に楽しかったのはディベートのアクティビティです。

1つのテーマに対し賛成と反対に分かれて意見交換をしていく中で、ディベートで使う実用的なフレーズだけでなく、様々な背景を持ったクラスメイトの考え方を学ぶことができました。

 
 
授業の雰囲気はどうでしたか?日本の大学と異なる点はありましたか?

1日の授業は90分授業→30分の朝食休憩→90分授業→15分休憩→45分授業の計3コマでした。

コマごとにやることが明確に分かれているわけではありませんが、前回の復習→新しい単元の文法→その文法を使ったアクティビティといった流れで授業が進むことが多かったです。

2か月ごとの試験前には模擬試験を行うこともありました。

日本の大学よりも少人数で先生との距離が近いこともあり、発言や質問の頻度が高いと感じました。
 

ドイツ、ライプツィヒの語学学校のクラス

 

 

わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください

私のクラスは14人中、

  • 日本人7人
  • 中国人4人
  • インド・アフガニスタン・メキシコから1人ずつ

でした。

 

 

今期、授業外で何か参加されたアクティビティ(Movie night等)はありますか?

語学学校の方でいくつかアクティビティを開催してくださったので、ゲヴァントハウスというライプツィヒの有名なコンサートホールでのコンサート鑑賞と、ドレスデン(ライプツィヒ近郊の都市)への遠足に参加しました。

また、ライプツィヒ大学日本学科が主催のクリスマスパーティーにも参加しました。

 

ドイツ、ライプツィヒで参加したコンサート

 
 
留学先大学にはどんな施設がありましたか?よく利用した施設があったら教えてください

語学学校は自習室がありますが、授業終了後の13時半から15時までしか使えないので、長時間の勉強には向きません。

語学学校から20分ほど歩けばライプツィヒ大学があり、図書館と自習室は誰でも利用することができるので、そちらをよく利用していました。


 
大学内に食堂(カフェテリア)はありましたか?あった場合、その料金設定はどうでしたか?

語学学校の1階に小さなカフェテリアがあり、そこでパンや飲み物などの軽食を買って食べることができます。

料金は街のパン屋よりは安めですが、9時~11時のみの営業なので、10時半~11時の朝食休憩の時間は非常に混雑しています。

ライプツィヒ中央駅に併設されているスーパーのパンが、味も美味しくより安いので、私はそこで買ってから学校に行くことが多かったです。
 

 

滞在先から大学までの通学はどうでしたか?交通機関等は利用しましたか?

家から路面電車(Straßenbahn)を利用して合計で45分程かけて通学しています。

語学学校の建物の上は寮となっていますが、全員がそこに入れるわけではないため、クラスメイトの多くが少し離れた場所にある家から公共交通機関を利用して通学しています。

 

ドイツ、ライプツィヒの滞在先からの眺め

 

 

洗濯設備はどうでしたか?

洗濯機は初めから備え付けられていたので、洗剤代のほかには特にお金はかかりませんでした。

ドイツは部屋干しが基本で、室内物干しの数には限りがあるので、3人のルームメイトと交代で3~4日に一度洗濯しています。

 

 

滞在先についての良かった点や悪かった点があれば、それぞれ教えてください

良かった点

  • 家族向けの家に4人で暮らしているため、一般的な寮よりも部屋やキッチンが広い。
  • 食器、調理器具、Wi-Fiなど生活に必要なものが一通り揃えられていた(他の寮では備え付けられていなかったという人もいたので、場合によると思います)。

     

ドイツ、ライプツィヒでの滞在先のキッチン

 

 

悪かった点

  • 6階エレベーターなし
  • 語学学校から少し遠い
  • 寝室も2人で1つなので、完全に1人の空間がない

     

ドイツ、ライプツィヒでの滞在先のリビング

 

 

街の雰囲気はどうでしたか?また、治安はどうでしたか?

ライプツィヒは決して都会とは言えませんが、その分落ち着いた雰囲気です。

治安も良い方だと思います。何回か夜中に1人で移動したこともありましたが、特に問題ありませんでした。ただ日本のようにお店で物を置いたまま席を離れる人や、公共交通機関で寝ている人はほとんどいないので、自分の安全は自分で守っている、という印象です。
 

ドイツ、ライプツィヒのレストラン

 

 

交通の便はどうでしたか?

市内はバスと路面電車が縦横無尽に走っているので、移動に困ることはありません。

地下鉄はより早く移動できるのですが、頻繁に電車がキャンセルされ、結局バスか路面電車に乗ることが多かったのであまり利用していません。

ライプツィヒの定期券(96€)はゾーンの中であればすべての公共交通機関を利用できるのでとても便利です。

現在はDeutschland-Ticketという、49€でドイツ国内全域のICEを除く交通機関を利用できる、よりお得な定期券が販売されています!

 

 

休日はどのように過ごしていましたか?

土曜日はカフェに行ったり街を散策していました。日曜日はほとんどすべての店が閉まっているので、家で過ごしていました。

また、11月末~12月は各地でクリスマスマーケットが開催されているので、観光も兼ねてクリスマスマーケット巡りにに出かけることが多かったです。

ミュンヘン、ニュルンベルク、ケルン、デュッセルドルフ、ドレスデンに訪れ、都市ごとにあるオリジナルデザインのマグカップを集めて家にコレクションしています。

 

ドイツで集めたご当地マグカップ

 

 

滞在先や大学の周囲にお気に入りのお店や場所があれば教えてください

ライプツィヒ中央駅から路面電車で20分ほどの場所にあるDas japanische Haus(日本の家)です。

毎週木曜日と土曜日の夜に開かれ、私たちのような留学生、社会人、大学生など日本に関心のあるたくさんの人が集まって、ご飯を食べたりゲームをしながら交流できる場となっています。

ここで出会ったことをきっかけに現地の友達ができたので、これからも通いたいお気に入りの場所です。

 

ドイツ、ライプツィヒの「日本の家」

 

 

第2回のレポートをありがとうございます!

「日本の家」があるんですね!学校外で現地の友達づくりができる場所があるのはいいですね!!

ご当地マグカップ集めも素敵……!

3回目のレポートも楽しみにしています!

 
学生のポートレート写真

小濱 穂香

はじめまして、小濱穂香です!
 
現在、日本女子大学文学部史学科に在籍しています。
 
留学を考えているみなさんのために、ドイツでのリアルな留学生活を伝えられたらと思います!
ターム:
2023 Fall
留学先の地域・都市:
出身大学:
日本女子大学
出身国:
日本
学部学科:
文学部 史学科 3年