【留学体験記】ウェストミンスター大学 平井 和実さん【第2回】

ミシシッピ大学に留学された平井さんのプロフィール写真
平井 和実
大学の教授に誘われて参加したトルコ旅行の様子

2022年の秋からイギリスのウェストミンスター大学に留学中の

SAFグローバルアンバサダー、平井 和実さんから第2回目のレポートが届きました!

留学生活が始まって約半年。最初の学期の振り返りや、現地での生活の様子を聞いてみました。

 

 

今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください

今学期履修している授業の中ではPostcolonial politicsの授業が特にお気に入りです。

アフリカ政治は日本で学んでいたものの、西欧諸国の観点から学ぶとまた違った発見があるため大変興味深いです。

また元国連職員である教授からレクチャーを受けることができたり、様々なバックグラウンドを持った学生と少人数セミナーにて「望ましい開発支援の在り方」などについてディスカッションを行うことができるのも、日本の大学ではなかなか得られない経験の為とても楽しいです。

 

 

授業の雰囲気はどうでしたか?

大体どの授業も大講義室にて2時間レクチャーを受けた後、少人数で行われるセミナーが2時間ほどあります。

セミナーではその週のテーマに沿った質問を教授が学生に問いかけ、皆が自分の考えを思い思いに発言していくことで進んでいきます。

速いテンポで議論が展開されるためおいていかれそうになることもありますが、オフィスアワーに教授のもとを訪れるとわからなかった箇所を丁寧にカバーしてくれるためとても心強いです。

(教授に質問する際、日本では教室に残って聴きに行くのが主流だと思いますが、授業後は教授も生徒もすぐに帰宅してしまうため、アポイントメントをとって別の時間に改めて教授のオフィスを訪問する必要があります。)

 

 

わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください

イギリス国籍40%、EU圏の留学生30%、北/南アメリカの留学生10%、アジアの留学生10%、その他10%

 

 

今期、授業外で何か参加されたアクティビティはありますか(Movie night等)

仲良くなった大学の教授に声をかけてもらい、トルコへの5泊6日のfield tripに参加しました。

旅費はほとんど大学が負担してくれるため、私はわずか£50(約8300円)のみで旅をすることができました。

トルコでは現地の大学にてEUとトルコの関係性に関する授業に出席したり、ガイドや教授の解説のもとイスラム教が深く根付いている古い都市を訪問したりと、プライベートの旅行では得られない経験をすることができ、大変有意義な時間でした。

大学の教授に誘われて参加したトルコ旅行の様子
トルコ旅行のサーティフィケート

 

 

大学にはどんな施設がありましたか? その中でもよく利用した施設があったら教えてください

私の住む学生寮がキャンパスのすぐ横にあるため、エッセイ執筆やプレゼン準備、普段の授業の予習復習を行うためにキャンパスの図書館を頻繁に利用しています。

自習室のみならずグループワークができるエリアや、くつろぎながら読書ができるソファーエリアなどがあるため、その日の気分や目的に応じて使用エリアを変えながら図書館にて勉強をしています。

イギリスウェストミンスター大学の図書館の様子

 

 

食堂(カフェテリア)はありましたか? またその料金設定はどうでしたか?

私がよく使うキャンパスは大きな学生食堂はなく、代わりにサンドイッチなどを販売する売店(カフェ)、そしてスターバックスがあります。

価格は学生向けに通常の店舗よりも少し安く設定されているものの、さほど大きなディスカウントはないためあまり使用していません。

自宅からランチボックスを持ってくる学生や、授業前に近くのカフェでパンなどを買ってくる学生が多いように感じます。

 

 

滞在先から大学までの通学はどうでしたか? 交通機関等は利用しましたか?

私が住んでいる寮から徒歩20分の距離にキャンパスがあるため、公共交通機関は使わず歩いて通学しています。

 

 

滞在先についての良かった点、悪かった点を教えてください

フラットメイトと授業が被っていると、課題について気軽に質問したりできるので心強いです。

また私の寮は留学生がほとんどの為、ロンドンに到着してすぐの生活立ち上げの際は、お互いに情報交換をして助け合うことができました。

しかし寮全体のイベントはあまり開催されず、フラットメイト以外と仲良くなるのはなかなか難しいため、他の寮に比べて寮生間の交流は少ないかもしれません。

 

 

滞在先の街の雰囲気はどうでしたか? また治安はどうでしたか?

Baker streetのすぐ近くに寮があり、ロンドンの中心地であるoxford streetやsohoからも歩いて20~30分のため立地はとても良いです。

夜でも街灯が多いことから治安も良いように感じます。

人通りや交通量が多く、少しごみごみしているため、たまに疲れてしまいますが、寮のすぐ近くにregent parkという広い公園があり都会にいながら自然を感じることができます。

 

 

休日はどのように過ごしていましたか?

授業で仲良くなった友人のホームパーティーに参加したり、図書館にて友人と一緒に勉強をしています。

また近所には小さな/高いスーパーしかないことから、週末は家から歩いて20分ほどの安いスーパーへ行き、一週間分の食料をまとめ買いしています。

 

 

交通の便はどうでしたか?

寮の目の前にバス停と電車の駅があるため非常に便利です。

公共交通機関のストライキや電車、バスの遅延などが頻繁に起こるため、インターネットやアプリで運行状況をきちんとチェックしてから余裕をもって出かけることが重要です。

 

 

お忙しい中、くわしいレポートをありがとうございます!

大学からのフィールドトリップやこれまでとは違う視点からの学びの機会など、留学ならではの経験が素敵です。

留学期間も残り半分。次のタームも楽しみですね……!

第三回のレポートもお楽しみに!

 

ミシシッピ大学に留学された平井さんのプロフィール写真

平井 和実

2022年の秋学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。慶應義塾大学からイギリスのウェストミンスター大学へ留学。

ターム:
Fall 2022
留学先の地域・都市:
ロンドン, イングランド, 英国
出身大学:
慶應義塾大学
出身国:
日本
学部学科:
法学部 政治学科 3年