
2024年秋、駒澤大学からイギリスのウェストミンスター大学へ留学中の齊藤さん。
留学生活が始まって約半年。最初の学期の振り返りや、現地での生活の様子を聞いてみました。
授業がある日の平均的な一日のスケジュールを簡単に教えてください

今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください
前期はアカデミックイングリッシュの授業だけでした。
文法からエッセイを書くときの注意点(リファレンスや記号の使い方)などを幅広く勉強しました。
後期の学部履修に向けての準備のような授業です。

授業の雰囲気はどうでしたか?日本の大学と異なる点はありましたか?
少人数だったのでとても発言しやすい雰囲気で良かったです。
課題は毎日少しあり、全体の授業の最後に期末テストのようなものがありました。
授業は平日毎日ありますが、午後1時に終わります。
先生は女性の方でとても親しみやすく、最後まで分かりやすく丁寧に教えてくださりました。

わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください
アカデミックイングリッシュの授業で私含めて4人の学生がおり、全て日本人でした。
後期は学部履修をするので楽しみです。

今期、授業外で何か参加されたアクティビティ(Movie night等)はありますか?
留学生や留学に関心がある学生が集まる交流会や、絵を描きながら他学生と交流するイベントなどに参加しました。
そのようなイベントやサークルの広告はキャンパス内に貼られていたり、専用のInstagramのアカウントやホームページがあるのでそこから確認しています。友達を作るのにとても良い機会だと思います。
また、後期からは運動系のサークルにも入ろうと思っています。

留学先大学にはどんな施設がありましたか?よく利用した施設があったら教えてください
寮に併設しているキャンパスには図書館があり、エッセイなどの課題をしに行きました。
ジムが無料で使えるキャンパスもあり、友人はよく行っていたらしいです。また、卓球台やビリヤード台がある場所もありそこで遊んでいる方達もよくいます。
そして私はまだ利用したことはありませんが、サークルなどで体育館を利用する必要のある人たちはそのような施設も日常的に使っていたそうです。

大学内に食堂(カフェテリア)はありましたか?あった場合、その料金設定はどうでしたか?
寮に併設しているキャンパスに一食で3ポンドのランチが食べられる場所があります。
とても便利で栄養も考えられていますし、何よりお手頃価格なのが嬉しいです。毎日のようにメニューが変わるので飽きることもありません。
土日と長期休暇期間はお休みですが、後期の授業が始まったらまた毎日のように利用すると思います。

滞在先から大学までの通学はどうでしたか?交通機関等は利用しましたか?
前期に行っていたキャンパスまではずっと徒歩でした。15分から20分くらいかかります。街並みが綺麗なので苦ではありません。
ウェストミンスター大学のキャンパスは何個かあり、ひとつを除いて全て寮から徒歩で行ける距離なので後期の学部履修をする際も便利だなと思います。

洗濯設備はどうでしたか?
洗濯機と乾燥機は寮の地下にあり、合わせて一度で1,000円くらいです。私は週1のペースで使っています。
混む時は並ばないといけないので、なるべく平日の朝早くに行くことを心掛けています。
乾燥機は規定の量を超えると完全に乾かなくて部屋に干すことになるので注意が必要です。

滞在先についての良かった点や悪かった点があれば、それぞれ教えてください
【良かった点】
後述しますが、治安が良く街の雰囲気がとても良いところです。
【悪かった点】
強いて言えば冷蔵庫が各フラットに一台しかなく、6人でそれを使わないといけないのがとても不便です。
スーパーに売っている野菜やお肉などは大きいサイズが多いので、冷蔵庫に保存することが難しく大変だなと思います。

街の雰囲気はどうでしたか?また、治安はどうでしたか?
街の雰囲気はとても良いです。
私はロンドン自体、以前旅行や滞在していたことがあるカナダのトロントやアメリカのニューヨークと比べて相対的に治安は良いと感じるのですが、その中でも私の寮(大学の一部のキャンパスに併設されています)はあのシャーロックホームズで有名なベイカーストリートという駅の目の前にあり、ロンドンの中でも都心へのアクセスがとても良いのに治安も良いし、近くに大きくて綺麗な公園もあり晴れた日はそこで簡単にリフレッシュすることもできます。
そして寮を出るとすぐスーパーやパン屋さん、日本食を含む様々なジャンルのレストランやカフェもあります。
お店がたくさんありますが、ロンドン中心部のようにごちゃごちゃしているというわけではなく、程よく栄えているという印象なのでとても良い場所だと思います。(栄え過ぎていると夜などの治安が心配なので)
またMarylebone Village というエリアが寮のすぐ近くにあるのですがこちらは高級街で、有名なファッションブランドやおしゃれなカフェ、食品店などが軒を連ねています。歩くだけでも楽しいですし、とても綺麗で私のお気に入りの場所です。
しかし治安が良いと言っても、夜はあまり出歩かなかったり荷物を取られないように気をつけていたりしているので、そのように“日々気をつけている”という前提での治安の良さだと思ってください。やはり日本よりは日常的に事件は多いと思うので!



交通の便はどうでしたか?
先述した通り、私の寮はベイカーストリート駅の目の前にあるのですが、その駅はロンドンの地下鉄の様々な路線が通っておりバス停も近くにあるのでとても便利だと思います。
場所に寄りますがいつもロンドンのどこかに遊びに行って帰る時の多くは、地下鉄の乗り換え無しで寮に着くことができるくらいです。

休日はどのように過ごしていましたか?
ミシュランガイドにも掲載されているフレンチレストランでウェイトレスとして働き始めたので、土日はその仕事が主です。寮から徒歩で行けて美味しいまかないも出て、先輩みな親しみがあり優しいので、大変なことも多いですが楽しいです。お客様への接客だけでなく、従業員の中でもアジア人は私だけなので生きた英語を積極的に学ぶとても良い機会になっています。
働き始めた頃はホリデーシーズンというのもあり疲れる日々が続きましたが、今は慣れてきて遊びや学業との両立もできていると思います。
クリスマスはスタッフパーティーに招待されたり、シークレットサンタなどのイベントもあったりしたのでここで様々な人や文化とも交流できました。週一勤務の時もありますが、主に土日勤務で週に15時間程度働いています。
月にロンドンでのベースとなる生活費(旅行や特別な娯楽費を除く、食費や日常品の購入など)は賄えるくらいのお給料を貰っています。

滞在先や大学の周囲にお気に入りのお店や場所があれば教えてください
ご飯屋さんは寮の近くにある「Franco Manca」というピザ屋さんが気に入っています!
チェーン店なのですが、とても美味しいのにロンドンの中では比較的安価で店内の雰囲気もおしゃれです。友人ともひとりでも行ったことがあり、これからも定期的に行くと思います!もし行くことがあれば、ピザはもちろんですが自家製レモネードを飲んでみてください。おすすめです!
そして、ロンドンでは有名ですが博物館や美術館が多くありそのどれもがとても魅力的です。ほとんどのところの入場料は無料ですし、貴重な展示物を鑑賞することができます。そのような文化施設に気軽に行けることは、本当にここに留学して良かったなと思うことのひとつです。


第2回目のレポート、ありがとうございます!
留学中にアルバイトまで始められたなんてすごい……!
「ロンドンの中心部に滞在できるのが魅力」というのは、ウェストミンスター大学に留学された多くの方が口をそろえておっしゃることでもあります。
利便性はもちろんのこと、その街に暮らしているだけで気持ちが明るくなるような、そんな特別な魅力がありますよね。
第3回のレポートも楽しみにしています!
齊藤 美咲
こんにちは!東京都出身の齊藤美咲です。
大学では文学部に所属しており、その中でも社会学を専攻しています。
映画鑑賞や知らない街を散策するのが好きです。最近食べて美味しかったのは、留学先の寮近くにあるお店のパンケーキです。
ロンドンには様々なジャンルのレストランやパブがたくさんあるので、帰国までにできるだけ行けたらいいなと思っています。