【留学体験記】イギリスグラスゴー大学 安形 由妃乃さん【第2回】

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安形 由妃乃
イギリスグラスゴー大学の看板と一緒に写真を撮る生徒

2022年の秋からイギリスグラスゴー大学に留学中の

SAFグローバルアンバサダー、安形 由妃乃さんから第2回目のレポートが届きました!

最初の学期の振り返りや、現地での生活について伺いました。

 
今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください

今期は以下の三つの授業を履修していました。

  • English Language & Linguistics
  • French Language 1 Beginners
  • What if?

What if? は面白くもあり、大変でした。

これはSchool of Educationの授業なのですが、基本的に自習型でグループワークを主としていました。

授業の名前の通り、毎週「仮に〇〇が△△だったら?」という問いとともに関連するレクチャーの動画や資料、論文などが与えられ、問いに対して個人やグループで自分(たち)なりの答えを出すことが求められました。

トピックについて深く掘り下げること、グループワークを円滑に進めることが重要となるため、この授業のワークには毎週かなりの時間を要したように思います。

その一方で、これほど学生の自習に重きを置かれる授業は経験したことがなく、教育に対する考え方も日本とは異なるように感じ、非常に興味深かったです。

 

 

授業の雰囲気はどうでしたか?

どの授業も集中して学習を進められるような雰囲気でした。

学生が授業中に挙手をして先生に質問をすることが多く、一方向型になりやすいレクチャーも双方的に行われていたように思います。

大学付近にカフェがたくさんあることが関係するのかもしれませんが、コーヒーを片手にリラックスしながら授業を受ける学生もよく見られました。

 

 

わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください

授業にもよりますが、留学生は全体の2割程度でした。

フランス語の授業は、他の授業に比べて留学生が多かったように思います。

イギリスで食べる日本食

 

 

今期、授業外で何か参加されたアクティビティはありますか(Movie night等)

私はグラスゴー大学のJapan Society (UofG Japan Society) に所属しており、毎週行われていたイベントに時々参加していました。

このSocietyにはグラスゴー大学の学生の他にも近くの大学や大学院などに所属する学生、卒業生の方々がいらっしゃり、イギリスのパブ文化に親しみながらさまざまなバックグラウンドを持つ方々と関わることができました。

 

イギリスのパブ文化

 

大学にはどんな施設がありましたか? その中でもよく利用した施設があったら教えてください

James McCune Smith Learning Hubの一階にカフェテリアがあります。

平日のお昼時は非常に混雑しているため利用したことはありませんが、週末にHub 'to go' を利用した際はサラダとペットボトルの水で£4.25(約714円)でした。

Main LibraryやGlasgow University Union (GUU) 、Queen Margaret Union (QMU) など、他のビルディングにもいくつかカフェや自販機などがあります。

 

イギリスの街中のモニュメント

 

 

食堂(カフェテリア)はありましたか? またその料金設定はどうでしたか?

James McCune Smith Learning Hubの一階にカフェテリアがあります。

平日のお昼時は非常に混雑しているため利用したことはありませんが、週末にHub 'to go' を利用した際はサラダとペットボトルの水で£4.25(約714円)でした。

他のビルディングにもいくつかカフェや自販機があります。

イギリスの大学のカフェごはん

 

 

滞在先から大学までの通学はどうでしたか? 交通機関等は利用しましたか?

私は徒歩で通学しています。

授業が行われる教室の場所にもよりますが、移動に要する時間は滞在先から徒歩25分ほどです。

バスを利用することもできますが、私と同じ寮に住む学生の多くは徒歩で通学しているように思います。

 

滞在先についての良かった点、悪かった点を教えてください

良かった点は、フラットメイトがSame Genderであり、週に一度フラットのクリーニングが入る点です。

私はEn-suiteの寮を希望していたため、バス・トイレをフラットメイトと共有するSharedの寮で生活することに対して消極的でした。

しかし、9人いるフラットメイト全員がSame Genderで共用部分を比較的綺麗に使用していたこと、毎週共用部分のクリーニングが入っていたことで、比較的ストレスなく生活することができています。

 

悪かった点は、大学まで徒歩で約25分と少し遠い点です。冬は日が暮れるのが早いため、授業後は寮に帰って自室で勉強しています。寮のCentral Services BuildingにあるStudy Zoneという自習スペースを使用している学生も多いです。

 

 

滞在先の街の雰囲気はどうでしたか? また治安はどうでしたか?

大学付近のWest Endを日本の街で例えると道幅の広い吉祥寺のようで、比較的落ち着いた街であるように思います。

子どもから大人まで幅広い年代の方々がおり、スーパーマーケットやドラッグストアも多くあるので、生活はしやすいです。

治安の悪さを感じることはあまりありませんが、日が暮れると人通りは少なくなるため、夜に一人徒歩で移動することは極力避けています。

イギリスの街並み
 

 

休日はどのように過ごしていましたか?

勉強に集中することもあれば、ショッピングに出掛けたり、アクティビティーをしたりすることもあり、自分の状況に合わせて過ごしていました。

授業第6週目にはReading Weekというものがあり、フラットメイトの中には通常通り授業があった子もいましたが、私の場合は一切授業がありませんでした。

先生も「Reading Weekだからね!」とは言いつつも「楽しんで!」と言っており、事実上の休暇でした。私はこの時間を使って友人の留学先であるリーズを訪問しました。

 

グラスゴーのウイスキー蒸留所The Clydeside Distillery

 

 

交通の便はどうでしたか?

大学からグラスゴー国際空港までは車で20分ほどで、鉄道(National Rail)や地下鉄(Subway)、バスと公共交通機関も比較的整っているため、滞在先の場所にもよりますが交通の便は比較的良いと思います。しかし、頻繁にIndustrial Action(ストライキ)が行われるため注意が必要です。

移動の時間帯によってはタクシー(Uber, GlasGO Cabs, booking.com)を利用しています。

グラスゴーで公共交通機関を利用する際におすすめのカードを三つご紹介します。

  • Smartcard
    日本の交通系ICカードに似たもので、このカードを利用すると最低価格で地下鉄に乗車できます。
  • Young Scot National Entitlement Card
    22歳未満でスコットランドに6ヶ月以上滞在する人が申し込むことができ、このカードを持っていれば22歳になるまで無料でバスを利用できます(Free Bus Travel)。
  • 16-25 Railcard
    これはスコットランドに限らずイギリスに留学する方全員におすすめしたいカードです。年会費は30ポンドで、National Railを毎回3分の2の料金で利用できます(例外あり)。

全て公式サイトからで申し込むことができ、上記の他にも特典があるので、必要な書類が揃い次第早めに申し込むことをおすすめします。

 

 

レポートありがとうございます!

実は安形さん、こちらのレポート提出後に「自分の渡航前にグラスゴー大学に関する情報がなかなか見つからず不安だったから……」と追加でいろいろ情報を送ってくださったんです!

私たちも頑張って最新の情報を集めていますが、こうやって実際に留学した方からいろいろと教えて頂けると本当に助かります。

Young Scot National Entitlement Cardなんかは、対象となる留学生にとってはかなりありがたい制度ですよね!

引き続きスコットランドでの生活を楽しんでくださいね!

 

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安形 由妃乃

2022秋学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。東京女子大学から、イギリスグラスゴー大学へ留学。

ターム:
Fall 2022
留学先の地域・都市:
グラスゴー, スコットランド, 英国
出身大学:
東京女子大学
出身国:
日本
学部学科:
現代教養学部 国際英語学科 3年