2021年の秋からイギリスのウェストミンスター大学に留学中の
SAFグローバルアンバサダー、池田 匠慶さんから第2回目のレポートが届きました!
留学生活が始まって約半年。最初の学期の振り返りや、現地での生活の様子について尋ねてみました。
今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください
今期特に面白かった授業は、「Food, taste & Consumption」です。
この授業はレベルが少し高めのレベル5の授業でした。セミナー形式で授業の参加学生も少なく、積極的に発言することが求められました。
授業内容は、人々の食の嗜好からフェミニズムについてなど多くを学びました。食について学びたかった事に加えて、こういう環境を求めていた自分にとっては最高の環境でした。そして先生も根っからもイギリス人で発音も非常に聞き取りやすかったです。
一方で苦手だった授業は「Role of the manager」です。
この授業の先生は特にアクセントの癖が強かった為、授業の内容を聞き取るだけでも一苦労でした。最終的には友人達に授業の内容を聞いたり、スライドを徹底的に読み込む等をして対処しました。
授業の雰囲気はどうでしたか?
私は今学期とった授業は「Role of the manager」・「Food, Taste & Consumption」・「Business of Sports」です。
まず「Role of the manager」はレクチャーはオンライン開催であった為、全体的な雰囲気はあまりよくわかりませんでした。しかしセミナーの方は1クラス10人程度で、非常に喋りやすかったです。
「Food, Taste & Consumption」は、セミナー形式で学生は20人程度しかおらず、対面で行われました。課外活動の一環で外に食べに行ったり、先生も積極的に生徒の意見を聞いてくる授業で楽しかったです。
「Business of Sports」はマネジメントの授業と同じくレクチャーとセミナーの両方がありました。レクチャーは大教室で行われ、セミナーは食の授業と同じように20人くらいの規模でした。先生がジョークをたくさん言うタイプの人で非常に受講していて楽しかったです。
わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください
「Role of the manager」に関しては、レクチャーはオンライン開催だったので全体像は掴みかねますが、正規学生6割の留学生4割くらいな気がします。国籍はモンゴルからイスラム系など多種多様な人種の学生がいました。
「Food, Taste & Consumption」は正規学生と留学生が半分ずつくらいでした。アジア系の留学生は僕しかおらず、後の留学生はほぼほぼアメリカ人でした。食の授業ということもあり、男性の比率が少なかったことも伝えておきます!笑
「Business of Sports」はイギリス人の正規学生が多かった感覚があります。やはりサッカーの人気も高いという事もあり、男性のスポーツへの興味は高いのかもしれません。
今期、授業外で何か参加されたアクティビティはありますか(Movie night等)
今期授業外で参加したアクティビティはバスケットボール部への参加です。
ウエストミンスター大学のバスケ部は1〜3軍までありました。留学生の参加者は僕しかおらず3軍に入部をして、練習試合に出たり、週末はスクリメージや練習をするなど日本と同じ様な濃い時間を過ごす事ができました。
僕は参加する事が出来ませんでしたが、学期末にはMVPの発表など頑張った分だけ評価される部活だったので、皆さんもぜひ経験した方が良いと思います。
大学にはどんな施設がありましたか? その中でもよく利用した施設があったら教えてください
構内でよく利用した施設はやはり図書館です。課題に集中して取り組みたい時はよく利用していました。基本的には24時間空いていますが、土曜と日曜だけは早く閉まってしまうので、そこの点だけ気をつけてもらえば良いと思います。
図書館は学生が喋れるラウンジと静かにしなければいけないスペースは分かれていたので、状況に応じて使い分けるといいと思います。パソコン室も非常に充実していました。
食堂(カフェテリア)はありましたか? またその料金設定はどうでしたか?
カフェテリアは構内にありました。しかし料金設定が思いのほか高かった為、一度も使用しませんでした。
基本的にお昼は水曜日以外は空いている事が多かったので、外食をするか自炊をしていました。
同じフラットの中国人と自炊をお互いしながら、料理を作り合っていたので、基本的に食事に関しては全く困りませんでした。
皆さんもただ食事をただ買ってすませるのではなく、料理をして振る舞うことで交流の幅も広がると思います!
滞在先から大学までの通学はどうでしたか? 交通機関等は利用しましたか?
滞在先の寮がメインキャンパスの横に位置していた為、通学時間は2分くらいでした。遅刻の心配も全くなかったです。
木曜の授業のみ、リージェントキャンパスで行われていたので、通学していました。歩いて20分くらいで電車でも15分くらいなので、基本的に通学の面で苦労することはありませんでした。
滞在先についての良かった点、悪かった点を教えてください
滞在先の良かった点はフラットメイトに恵まれた事が一番です。自炊をし合う仲にまでなった中国人の親友がいます。
他にもベジタリアンのヨルダン人女子やアメリカ人女子二人、中国人男子がいました。キッチンも想像よりかは マシな装備で良かったです。
部屋に関しては、非常に使い勝手が良く、収納もたくさんありました。洗濯と乾燥機も24時間利用可能でとても便利でした。
ただ悪かった点は2点あります。
1点目はシャワーが狭過ぎたことに加えて、伸ばすタイプではなくただ水が上から滴るタイプだったので慣れるまでに時間がかかりました。
2点目は寮で貸し出される掃除機の吸引力が弱かったことです。途中で使うのが嫌になり、コロコロを買いました。
滞在先の街の雰囲気はどうでしたか? また治安はどうでしたか?
街の雰囲気は最寄りがロンドンのど真ん中ということもあり、常に活気に満ち溢れていました。治安も比較的良い方だと思います。マスクをしている人の方が珍しく、本当にイギリスはコロナ前の生活に戻りつつあるんだなということを肌で感じました。
2点想定外であった事を挙げるならば、
- 思った以上にホームレスが道端にいる
- 物価が高かった
です。留学中にロシアのウクライナ侵攻や日本円の価値が下がるなど、円安が大幅に進み、予めポンドを買い貯めておかなかった自分に後悔しました。
しかし、ロンドンは物価が高い以外、何も問題がないくらい暮らしやすい街だったので、是非みなさんもロンドン留学してみてください!
休日はどのように過ごしていましたか?
学期中の休日は基本的に日曜日はバスケ部の練習に参加していました。そして土曜日日曜日の残りの時間は課題に充てたり、友人達と外食したりなどをしていました。日本とあまり変わらない休日の過ごしかただったと思います。
ロンドンでしか食べる事のできない料理もたくさんあるとわかったので、みなさんも色々なお店に行くことをお勧めします。 また授業が終わってからは、休日は友人達とクラブに行ったり、ヨーロッパの他の国を旅行するなどをしていました。
私自身、ヨーロッパに来ることが今回初めてだったので、ヨーロッパ旅行は非常に良い経験となりました。日本に帰りたくなくなりました。笑笑
交通の便はどうでしたか?
交通の便は、ロンドンでは地下鉄もバスも交通網が日本より想像以上に発達していたので、どこに行くにも困りませんでした。
メリルボーンキャンパスは主要駅でもあるキングスクロスやユーストン・パディントンやメリルボーンなどの駅がどれも歩いて聞ける距離にあるのでおすすめです!!
お忙しい中、くわしいレポートをありがとうございます!勉強もフラット生活も旅行も全力で楽しまれている様子が伝わってきます!
留学期間も残り半分。次のタームも楽しみですね……!
第三回のレポートもお楽しみに!
池田 匠慶
2021秋学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。慶應義塾大学から、イギリスのウエストミンスター大学へ留学。