【第2期】トビタテ!奨学生 星 歩さん 帰国後報告書【カリフォルニア大学サンタバーバラ校】
| 氏名 | 星 歩 |
| 在籍大学 | 慶應義塾大学 |
| 在籍学部・学科 | 経済学部・経済学科 |
| トビタテ採用コース | 世界トップレベル大学等コース |
| 留学先大学 | カリフォルニア大学サンタバーバラ校 |
| 留学期間 | 2015/9-2016/6 |
トビタテに応募しようと思ったきっかけは何ですか?
家計的に留学費用を負担する余裕がなかったため、トビタテに応募し、奨学金を得ようと思いました。
不合格だった場合、SAFでの留学は諦めるつもりでした。
選択したトビタテのコースを選んだ理由を教えてください。
留学先の大学が世界ランキング100位以内で、且つ世界トップレベル大学等コースの倍率が比較的低かったため、上記のコースを選択しました。
SAFの留学プログラムを選んだ理由を教えてください。
SAFが慶應義塾大学と提携していたことと、SAFの留学プログラムに留学したい大学が含まれていたことが理由です。
トビタテに応募するにあたり、どのような準備をしましたか?大変だったこと、応募前にやっておいてよかったことなどがあれば、教えてください。
トビタテ応募のために特に準備したことはありません。
しかし、アメリカに留学するための準備は大学1年生からしていました。
夏休みと春休みを通して、短期でアメリカに留学しました。
英語力を伸ばし、アメリカの文化や社会に対する理解を増やすと同時に、自分のやりたいことを明確化させました。
その短期留学での経験を、トビタテの応募書類にも記載しました。
トビタテの応募に際して、SAFの留学プログラムやアドバイスが役に立った点があれば教えてください。
SAFでの留学は通常、基準を満たしていれば、ほぼ全員が留学できるため、留学に必ず行く保証になりました。
トビタテへの応募は、基本的に留学に行く半年から1年前に応募するため、まだ留学先が確定していないことがあります。
大学の交換留学制度を利用する場合、大学内の選考で落ちる可能性がありますが、SAFの場合は、基準を満たしていれば、その可能性はほとんどありません。
留学するにあたり、トビタテ生としてどんな目標や抱負をもって行かれましたか?また、それらは達成できたと思いますか?
将来起業し、成功するための方法を勉強しようと思い、起業家が集うカリフォルニアに留学しました。
現地では、起業やマネジメント、リーダーシップに関する授業を履修した他、ビジネスコンテストにも挑戦しました。
その結果、起業し成功するための重要なポイントを押さえることができました。
留学中はどのような実践活動をしましたか?また、実践活動内容や活動先が決まるまでの流れについて教えてください。
Startup Weekend (3日間) と New Venture Competition (約半年)と呼ばれるビジネスコンテストに参加しました。
さらに、Entrepreneurship Association(週1/1時間)に加わり、留学の最後にはDELF(フランス語の公式試験)をフランスで受験しました。
実践活動の内容は、基本的にはトビタテ応募時に決めました。
インターネットの情報を頼りに自分がやりたいことに一致し、そして現地でできる活動を調べました。
元々インターンシップも留学計画書に記載していましたが、現地でやりたい仕事が見つからなかったため、変更届を出しDELFの受験に切り替えました。
留学先では主にどのような分野の授業を履修しましたか?
起業に関する授業、自分の専門分野の統計や数理ファイナンスの授業、そしてフランス語の授業を主に履修しました。
留学先の学業と「実践活動」の両立は大変でしたか?大変だった場合、どのように乗り越えましたか?
大変に感じたことはありませんでした。
履修する授業数は、日本の大学と比較すると少ないため、自由時間が多いです。
なので、ビジネスコンテストやEntrepreneurship Associationに参加する時間は十分にありました。
留学で得られたものはどんなものがありますか?
様々なことがありますが、私にとって一番大きいことは出会った人とのネットワークです。
アメリカには多種多様な人がいて、ヨーロッパ系の人やヒスパニック系、アジア系など様々です。
留学生も世界中から集まります。その環境で、私は多くの人と出会い、その人たちを通して世界中にネットワークを築くことができました。
彼らを通して、多様な考え方・見方を学びました。特に深い関係を築くことになった人との出会いは、私の人生を大きく変えました。
トビタテ生として留学をしてよかったと思いますか?それはどんなことですか?
良かったと思います。なぜならトビタテを通して、深く留学する意味や目的を考えるからです。
留学の前後で事前研修と事後研修があります。そこでは留学の価値を高めるための方法を学び、さらには同じトビタテ生と出会い刺激を受けます。
留学中には、留学報告書を毎月書きます。
その行為も留学の意味や目的を再認識する良いきっかけになります。
トビタテ生としての留学経験は、ご自身の今後の進路選択やキャリアに活かされると思いますか?そう思う場合、どのように活かされると考えていますか?
活かされていると思います。
トビタテ生になると、自分たちは投資を受けている立場であるため、その恩返しをする責任があることを自覚します。
それ故、ただの留学で済ませるのではなく、その留学から自分の将来につなげ、最終的には、日本にリターンを施そうという意識に駆られるため、進路やキャリアについてより深く考え、より良い判断を下すと思います。
これからトビタテへの応募を考える皆さんへ、メッセージをお願いします。
皆さん応募するべきです。
なぜなら、応募に際して失うものは何もなく、得るものしかないからです。
留学計画書を書くだけでも、自分の留学に磨きがかかります。面接やグループディスカッションなどの選考も良い経験になります。
たとえ受からなくても、前述のことが得られるため、損はないと思います。そして何回でも挑戦可能なので、諦めずに合格を掴み取って欲しいです。
※1:こちらのコースは2016年時点のものです。現在募集されているコースは、トビタテ!留学JAPAN公式ウェブサイトをご確認ください。
星 歩
2015年秋学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。
慶應義塾大学から、アメリカのカリフォルニア大学サンタバーバラ校へ留学。
第2期トビタテ!留学JAPAN奨学生として選ばれる。