オーストラリア料理は、先住民の料理と世界各地の料理が融合したメルティングポットです。ニューサウスウェールズ大学に留学を予定しているなら、地元の料理を味わうことはシドニーを知る上でうってつけの方法です。多くのオーストラリア人がそうであるように、シドニーの人々もバーベキュー好きなことで知られていますが、ここでは評判のシーフード料理も豊富に味わえます。スーパーマーケットに初めての買い物に出かける、ルームメートと自分のために料理をする、シドニーで外食をする。そういった際に試してほしいシドニー料理をいくつかご紹介します。
シドニーロックオイスター
オーストラリアの固有種であるシドニーロックオイスターは、シェフや食通から世界最高レベルの評価を得ています。もともとオーストラリア先住民が食していましたが、現在では東海岸一帯にこの牡蠣の養殖場があります。
このシドニーのシーフードは、複雑な味わいと後を引く甘さが特徴で、殻付きで生のまま食べるのが一般的です。多くのレストランで提供されており、地元のバーでカクテルとともに味わうこともできます。また、キングスクロス・オーガニックフードマーケット(毎週土曜日の午前8時から開催)に出店されている屋台、Rock Oyster Depotで、むき身や殻付きのものを購入するのもよいでしょう。
ベジマイトトースト
オーストラリアで親しまれているベジマイトトーストに、料理のスキルは必要ありません!ベジマイト(VEGEMITE)は、酵母エキスを原料とした濃い茶色のスプレッドで、塩味のきいた独特の味わいが特徴です。オーストラリアのほとんどのスーパーマーケットで購入できます。1920年代からオーストラリアで親しまれており、メン・アット・ワーク(Men at Work)の名曲「Down Under」の歌詞にも登場します。
オーストラリアの多くの人々が、イギリスの類似商品であるマーマイト(MARMITE)よりもベジマイトの方がはるかに美味しいと言うでしょう。少量のベジマイトを薄く伸ばしたバタートーストは絶品です。風味が強いため、初めて食べるときは塗りすぎないようにしましょう。ベジマイトトーストは、一般的に軽食や簡単な朝食として楽しまれています。ベジマイトは少量伸ばせば十分なので、小さな瓶入りのものが1つあればよいでしょう。帰国の際のお土産用は後で買い足しましょう!
ゴールデンゲイタイムのアイスクリーム
ゴールデンゲイタイム(Golden Gaytime)のアイスクリームは、1959年にオーストラリアで販売を開始しました。発売当初のアイスクリームバーは、バニラアイスクリームをトフィーとザクザクのハニカムビスケットの粒でコーティングしたもので、その後チョコレートコーティングがプラスされました。現在では、ミントやストロベリーなど、その他のフレーバーのアイスクリームバーも販売されています。
フラットホワイトコーヒー
食べ物ではありませんが、フラットホワイトコーヒーはシドニー生まれの名物ドリンクで、1980年代にMoors Espresso Barのアラン・プレストンが考案しました。ラテの一種ですが、ミルクが少なめでエスプレッソが多め、表面にうっすらとフォームミルクがのっています。当時のMoors Espresso Barは現在は営業していませんが、シドニーのコーヒー文化は盛んで、フラットホワイトは定番のドリンクとなっています。中心地にあるコーヒーショップに立ち寄って、熟練のバリスタにこの街で生まれたフラットホワイトを淹れてもらいましょう。