2023年3月5日(日)~3月18日(日)の期間中に開催された、春季の海外で学ぶ分野別短期研修。
その「シドニーで学ぶビジネスと異文化理解 (Business Administration in Sydney) 」プログラムに参加された葛谷 友美さんからレポートが届きました!
今回プログラム参加を決めた理由は何ですか?
私の通う大学では、在学中に少なくとも一回以上留学をすることが必須となっています。
なるべく早い段階で留学を経験しておきたかったので、参加できる留学プログラムを探していたところ、このプログラムが大学で募集されているのを見つけました。
多様性と豊かな自然を持つオーストラリアに以前から惹かれていたので、迷わずこのプログラムに申し込みました。
現地でプログラム中のサポートは十分にありましたか?
プログラムの進行に関わる重要なことは、日本人スタッフから日本語で説明があり、重要なことを聞き逃すという心配はありませんでした。
また、電車やバスでの移動が伴うフィールドスタディーの後は、基本的には現地解散でしたが、すぐに滞在地に戻る人には最寄り駅までスタッフが連れて行ってくれました。
サポートがあるおかげで、特に大きな不安もなく、安心して過ごすことができました。
オリエンテーションや現地でのサポート等について、もっとこんな内容があればよかったなど改善できる点があれば教えてください
特になし
プログラム中、一番楽しかった/印象に残ったアクティビティ・イベントは何ですか?また、それはなぜですか?
最終日のクルーズが一番印象に残っています。
2週間の中で何度も見たオペラハウスを海の上から見た時はすごくうれしかったし、食事もとても美味しかったです。
客室の外に出て、プログラムの参加者みんなで写真を撮りました。
すべての授業、課題、発表を終わらせた達成感や解放感と、帰国が迫っているというさみしさ、クルーズの楽しさなど、様々な感情が入り混じった時間でした。
プログラム中、一番楽しかった/印象に残ったフィールドスタディー(会社見学など)は何ですか?
プログラムの2日目に、シドニーの歴史ツアーがありました。
シドニーの街を歩きながら、現地のボランティアの方の話を聞きました。
歴史を感じる建物を見たり、少し奥にある道を通ったりしました。
途中で建物と建物の間につるされた大小様々な鳥かごがある場所があり、それを見た時は不思議な感じがしました。
正直なところ、話のほとんどは理解できませんでしたが、とても楽しかったです。
プログラム中、印象に残ったゲストレクチャー(ゲストスピーカーを招いての講義)は何でしたか?それはなぜですか?
5人ほどのグループに分かれて、オーストラリアの方とお話する機会がありました。
会話の内容はあらかじめ決められておらず、日本について知っていることやおすすめのオーストラリアのお土産を聞いたりしました。
反対に、ゲストの方から質問されることもありました。
単語も文法もおそらく間違いだらけだったけれど、英語で現地の方とたくさんの話ができたのは、とてもいい経験になりました。
英語でディスカッションまた会話する機会は多くありましたか?
授業では、講師による説明ばかりではなく、ペアワークやグループワークが非常に多かったです。
また、基本的には、授業中は英語で話すため、英語でディスカッションや会話をする機会はたくさんありました。
私は英語が苦手なので、意見を伝えるときには時間がかかったし、英文は間違いだらけだったけれど、周りの人の助けもあって、何とか伝えたいことを読み取ってもらっていました。
最終発表(プレゼンテーション)の内容を簡単に教えてください
私達のグループは、日本企業がオーストラリアで新しくビジネスを始める場合、最も大きな問題になることは何か、という内容でプレゼンテーションをしました。
日本の企業とオーストラリアの企業のビジネススタイルを、具体的にいくつかの企業名を挙げて比較し、上司と部下の関係性、集団主義と個人主義、ビジネスにおいて利益をとるかリスクをとるか、という3つの観点から検討しました。
自由行動の日(土日)はどのように過ごしましたか?
土曜日はプログラムの中で、オーストラリア対ニュージーランドのラグビーの観戦をしました。
迫力のある試合を楽しみながら、現地の人々と一緒に応援しました。
日曜日は水族館、動物園、マーケットに行きました。マーケットでは、お店の人の説明を聞きながら買い物をしたり、おいしいチョコを試食したり、日本では見たことのない料理を食べたりしました。
滞在先での生活はいかがでしたか?(設備や、自炊をどのようにしていたかなど)
各部屋に洗濯機、乾燥機、調理器具、食器など、生活に必要なものは一通りそろっていました。
オーストラリアでは、物価が高いので、外食ばかりではなく、スーパーで買ったものを食べることも多かったです。
16時や17時くらいにはほとんどのお店が閉まっていて、観光やショッピングができなかったので、夜はホテルにあるプールやジャグジーで遊んだりしていました。
現地に持って行ってよかったと思うものはありますか?また、持っていけばよかったと思うものがあれば教えてください
サンダル、帽子、日焼け止め、水着は持って行ってよかったと思いました。また、オーストラリアでは日差しが強いので、現地でサングラスを購入しました。
ブルーマウンテンに行ったときに雨が降っていて、靴が濡れたので、雨に濡れてもいい靴や予備の靴があったほうがいいと思います。
2週間という短い期間でしたが、今回の留学先国で気づきや発見はありましたか?(文化の違いなど)また、その国の魅力を教えてください
オーストラリアは日本よりも時間がゆっくりと流れているように感じます。
コーヒーを片手にベンチや芝生でのんびりしている人を多く見かけました。
性格も穏やかで優しい人が多いです。飲食店や雑貨店で、注文や支払いに時間がかかっても、優しく声をかけてくれたり、一緒にお金を数えてくれたりしました。
多民族・多文化かつ平等主義で、英語に堪能でなくても、とても過ごしやすいです。
日本が好きで、日本語を話せるオーストラリアの人にも出会いました。また行きたいと思える、とっても良い国です!
今回のプログラム参加経験は、ご自身に何か影響を与えましたか?
私は今まで、英語の勉強の中でも特にスピーキングが嫌いでした。
しかし、今回のプログラムに参加した中で、授業中に他の人に伝えたいことが伝えられないもどかしさを常に感じ、英語をもっと話せるようになりたい、と思うようになりました。
また、海外で日本とは違う文化を経験したことがとても楽しかったので、海外に行くことへのためらいが無くなり、一人での海外旅行もしてみたくなりました。
最後に、分野別短期研修への参加を考えている方にメッセージ(お勧めポイントなど)をお願いします!
留学では、たとえ短期であっても、非常に多くのことを経験できます。
文化の違いを肌で感じたり、現地の人と交流できたりするのは、実際に海外に行った人だけです。
私にとって今回の留学が初めての海外でしたが、有意義な時間を過ごし、人々の優しさに触れ、近いうちにまた海外に行きたいと思うようになりました。
そして、英語圏で生活することで自分の英語の能力を理解し、英語を勉強するモチベーションが高まりました。
私は、このプログラムに参加して本当に良かったと思っています。
もし、プログラムへの参加を迷っているのならば、ぜひ、参加することをお勧めします!
レポートとたくさんのお写真をありがとうございます!
分野別短期研修は、今の時点で英語力に自信がなくても「英語で学ぶ」という体験をして頂くことができるプログラムなので、プログラムに参加したことで英語を勉強するモチベーションアップに繋がったと言って頂けてとても嬉しいです。
これからも応援しています!
葛谷 友美
2023年春季の海外で学ぶ分野別短期研修グローバルアンバサダー。千葉大学からシドニーで学ぶビジネスと異文化理解 (Business Administration in Sydney) に参加。