2024年8月18日(木)~9月10日(土)の期間中に開催された、春季の海外で学ぶ分野別短期研修。
その「シドニーで学ぶビジネスと異文化理解(Business Administration in Sydney, Australia) 」プログラムに参加された吉田 佑太朗さんからレポートが届きました!
今回プログラム参加を決めた理由は何ですか?
プログラム参加を決めた理由は、以前からずっと初の海外渡航はオーストラリアに行きたかったからです。
高校のプログラムで2年時にオーストラリアに2週間滞在する予定でしたが、コロナ禍で行くことができませんでした。
そのため大学の留学では必ずオーストラリアに行こうと決めており、今回タイミングが来たということでシドニーでのプログラム参加を決めました。
現地到着後のオリエンテーションの内容や雰囲気を教えてください
僕たちのグループの半分は、メルボルンでの乗り継ぎ便に乗り遅れたためオリエンテーションが翌日に延期になりました。
そのため若干の不安を抱えてオリエンテーションに臨みましたが、現地スタッフの方が明るい雰囲気を作ってくれ、また詳しく留学の流れを説明してもらいとても安心できました。
現地でプログラム中のサポートは十分にありましたか?
毎回前日にプログラムの詳細を丁寧に共有して頂き、イレギュラーがあったときはすぐに対応して頂きました。
プログラム中、一番楽しかった・印象に残ったアクティビティ・イベントは何ですか?また、それはなぜですか
一番印象に残ったのはオペラハウスでのツアーです。
以前からオペラハウスは訪れてみたく、実際に内部に入ったらその建築の緻密さにとても驚きました。
またオペラハウスから見える景色も最高でした。
プログラム中、一番楽しかった・印象に残ったフィールドスタディー(会社見学など)は何ですか?
Australian Museumに訪れたことが印象に残っています。ここでは主にアボリジニの歴史を保管されている資料や模型などを通じて学ぶことができました。
伝統的な衣装やタトゥーなど原住民族としての文化を、家族間で今日まで引き継いできたという歴史的なスケールの大きさにとても驚かされました。
日本でもアボリジニについて学ぶ機会は多かったものの、歴史上の話として教えられることが多く、現在までオーストラリアで尊重され、共生しているという話を実際にアボリジニの方から聞けたのはとても新鮮に感じました。
プログラム中、印象に残ったゲストレクチャー(ゲストスピーカーを招いての講義)は何でしたか?それはなぜですか?
オーストラリアのビジネスについての講義が特に印象に残りました。
オーストラリアではコミュニケーションスタイル、働き方、上下関係など様々な側面が日本と異なっており、それらはお互いが目に見えることができない要因によるもので、表面的なことに注目するのではなくなぜ自分たちとは異なるのかという目に見えない部分に注目することが相互理解の上で大事だということを学ぶことができました。
また私たちがオーストラリアに抱くイメージは多くが固定概念的なものであることにも気づかされ、よりフラットな目線で物事を見ようと意識するきっかけにもなりました。
英語でディスカッションまた会話する機会は多くありましたか?
授業では毎回グループワークが設けられており英語でディスカッションする機会が多くあったが、そこで日本語でなく英語を使うかだったり、どれだけ発言するかは人によって大きく異なると感じました。
そのほか自由行動の時間では各々飲食店に行ったり観光地に行ったりする際には、もちろん自分たちですべて行動するのでコミュニケーションの機会も自然と増えました。
また現地の方々はフレンドリーな方が多く、話しかけられることもしばしばありました。
最終発表(プレゼンテーション)の内容を簡単に教えてください
最終発表では、授業で扱ったビジネスにおける日本とオーストラリアの違いについて、いくつかのテーマから各グループ好きなテーマを選び発表しました。
自由行動の日(土日)はどのように過ごしましたか?
自由行動の日は日曜日のみだったが、インスタグラムで見つけた海の上に浮かぶカフェに行ったり、クルーズ船に乗ったり、フィッシュマーケットに行ったりしました。
クルーズ船から見えるオペラハウスやハーバーブリッジはまた違った魅力があり、場所や時間帯が変わるだけでもその見え方が変わりとても楽しめると感じました。
ただ目的地は決まっておらずとも、シドニーの街並みは本当に美しくて歩いているだけでもとても楽しいのであえてノープランで楽しむというのもとてもよかったです。
滞在先での生活はいかがでしたか?(設備や、自炊をどのようにしていたかなど)
滞在先はアメニティや施設が充実しており、よくホテル内のプールやジムにも行きました。
またオーストラリアは外食すると価格が高いので定期的にスーパーに行って自炊もしました。ホテルにはフライパンなどの調理器具も揃っていて特に不便は感じませんでした。
現地に持って行ってよかったと思うものはありますか?また、持っていけばよかったと思うものがあれば教えてください
日本食(パックのごはんや味噌汁)はもっと持っていくべきだと感じました。現地でもパックのごはんは購入できますが、タイ米がほとんどで僕は本当に美味しくないと感じました。
またホテルのコンセントも限られているので変換器を何個も買うのではなく、変換器一つと延長コードを持っていくのがおすすめです。
逆に現地にそんなに持っていかなくてよかったものとしては現金があります。
オーストラリア、少なくともシドニーに関してはキャッシュレス決済が進んでおり、店によっては逆にキャッシュレスにしか対応してない場所もありました。現金も万が一の場合に必要かもしれませんが少額で十分だと感じました。
2週間という短い期間でしたが、今回の留学先国で気づきや発見はありましたか?(文化の違いなど)
また、その国の魅力を教えてください
オーストラリアでは、ルールや時間に対して想像してたよりも厳格であると感じました。
例えば地下鉄も日本と同様に時間ぴったりに来るし、ほとんどの人が時間を守っていたように思います。
ただオーストラリアではほとんどの店が夜6時ごろに締まり、また仕事とプライベートを切り離している人が多い印象がありました。
またオーストラリアではFirst-nameの文化があり誰に対しても苗字ではなく名前で呼ぶことが一般で、また街中でも多くの人が話しかけてくれたりして、とてもフレンドリーな方が多く、いい意味でフラットな関係性が築ける文化であると感じました。
現地でお気に入りのお店や場所はありましたか?
シドニーの中でも僕たちが滞在したチャッツウッドは街並みがとても綺麗でまた飲食店やスーパー、デパートなどすべて充実しているものの、都会すぎず非常に過ごしやすかったです。
またオーストラリアはコーヒーがとても有名なのでカフェが至る所にあり、毎日違ったカフェに訪れるのも非常に楽しかったです。
現地のスタッフから、リーダーとして何か任されたこと、依頼されたことはありましたか?
またはご自身でリーダーとして何か行動されたことはありましたか?それはどのようなことでしたか?
オーストラリアに到着、日本に帰国時の報告メールと体験談の提出、グループラインの作成をしました。
また、現地で乗り継ぎ便に乗り遅れたためその際に空港スタッフに相談したり、現地と日本のスタッフにそれぞれ連絡を取り合いました。
今回のプログラム参加経験は、ご自身に何か影響を与えましたか?
今回の経験を通して海外の文化の多様性と、いかに自分が一定の規範だったり常識の中で今まで生きてきたかを感じました。
もっと様々なことを経験したい、価値観を広げたいという気持ちからもっと英語を使ってコミュニケーションを取りたいという気持ちが強まりました。
また衛生環境や過ごしやすさなどでいかに日本が良い環境であるかも再認識でき、普段の生活や環境は当たり前ではなく恵まれているということにも気づかされるきっかけになりました。
最後に、分野別短期研修への参加を考えている方にメッセージ(お勧めポイントなど)をお願いします!
海外には行ってみたいけどハードルが高いという方、最初は短期で行ってみたいという方には本当にお勧めできるプログラムだと思います。
参加者は初海外という人も多くいましたし、語学力等不安な点もみんなで一緒に行動することがほとんどなので安心して2週間を過ごすことができると思います。
僕もこの留学を通してもっと英語を勉強したい、他の国にも行ってみたい、交流したいという気持ちが強くなったのでなるべく早いうちに経験することはとても大切だと感じました。
レポートありがとうございます!
今回シドニーのリーダーのお二人は、メルボルンでの乗継に際して臨機応変に対応して頂き本当に助かりました。
シドニーいいですよね!とくにIES CentreのあるChatswoodはアジア系のレストランやカフェ、大きなショッピングセンターもあるエリアなので探索し甲斐があると思います。
このプログラムに参加して海外への興味や語学を頑張ろう!という気持ちが高まったと言って頂けるのが一番嬉しいです!
これからも応援しています!