【留学体験記】カナダ カルガリー大学 長田留名さん【第2回】

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長田 留名

2025年春、叡啓大学からカナダのカルガリー大学へ留学中の長田さん。

留学生活が始まって約半年。最初の学期の振り返りや、現地での生活の様子を聞いてみました。

 

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留学開始から少し経ち、「意外」に感じたことがあれば教えてください

カルガリーに来て意外だったのは、想像していた以上に人々がフレンドリーで親切だったことです。

カナダは多文化社会というイメージは持っていましたが、実際に暮らしてみると、街で知らない人と目が合った際に笑顔で挨拶してくれることが多く、最初は驚きました。

また、カルガリーは大都市に比べて寒さが厳しいと聞いて覚悟していましたが、天気が良く空が澄んでいる日が多いので、思ったよりも気分が明るく過ごせる点も意外でした。

 

留学を始めてから身についた習慣や癖のようなものはありますか?

留学を始めてから身についた習慣は、自分から積極的に声をかけることです。

授業中や街中で英語を使う場面が多いため、相手に聞き返す勇気や、自分の意見を短くても伝える習慣がつきました。

他にも、外出前には天気を確認する癖もつきました。

カルガリーの天候は変わりやすく、朝は晴れていても午後には雪が降ることもあるので、常にジャケットや傘を持ち歩く習慣が身についたと思います。

 

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授業がある日の平均的な一日のスケジュールを簡単に教えてください

授業がある日の平均的な一日は、まず朝6時30分に起床し、7時30分に朝食をとります。その後、8時にバスに乗って学校へ向かい、9時から12時まで授業を受けます。

12時から13時までは昼休憩があり、昼食をとったり友人と話したりして過ごします。

午後は13時から15時まで授業が続きます。

授業が終わった後は、15時30分頃からジムに行って運動をしたり、友達と一緒にダウンタウンへ出かけたりすることが多いです。

18時30分には帰宅し、19時にはお風呂に入ってリラックスします。

その後は課題をしたりのんびり過ごしたりして、22時には就寝するのが普段の流れです。

 

今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください

今期おもしろかった授業は、小説を読んでグループディスカッションをしたクラスです。

物語を読み進めながら、自分の意見を英語で伝えたり、友達の考え方を聞いたりするのはとても新鮮で、毎回刺激を受けました。

特に同じ場面でも人によって解釈が違うことに驚き、英語力だけでなく考え方の幅も広がったと思います。

一方で苦手だったのは、発音の授業です。

特にLとRの発音は自分では違いを意識しているつもりでも、先生やクラスメイトから聞くとまだ不自然に聞こえることが多く、なかなか思うようにできませんでした。

それでも練習を重ねることで少しずつ改善を感じられるようになり、今後も意識して取り組みたいと思っています。

 

授業の雰囲気はどうでしたか?日本の大学と異なる点はありましたか?

授業の雰囲気はとてもアットホームで、先生と学生の距離が近いと感じました。

発言することに対して積極的に評価してくれるので、間違えても大丈夫だという安心感がありました。

日本の大学では先生が一方的に話し、学生は聞くことが多い印象ですが、こちらではディスカッションやグループワークが中心で、学生同士が意見を交換し合う場面が多いです。

また、少人数制のクラスが多いため、一人ひとりが必ず発言の機会を持てるのも大きな違いでした。

そのため授業の時間は常に活発で、英語を「学ぶ」だけでなく「使う」ことが自然に求められる環境だと感じています。

 

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わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください

今期のクラスは全体で16人で、そのうち日本人が11人と最も多く、台湾人が4人、コロンビア人が1人でした。

割合で見ると、日本人が約7割、台湾人が約2割、コロンビア人が約1割という構成でした。

クラスは少人数制だったため、国籍が違う学生同士でも会話の機会が多く、日常的に異文化交流を経験できました。

日本人が多い環境ではありましたが、台湾やコロンビアの学生と話すことで、それぞれの国の文化や考え方に触れられる良い機会にもなりました。

 

今期、授業外で何か参加されたアクティビティ(Movie night等)はありますか?

今期は授業外のアクティビティとして、Welcome EventとGraduation Partyに参加しました。

Welcome Eventでは、留学を始めたばかりの学生同士が交流できる機会があり、ゲームや自己紹介を通して友達を作るきっかけになりました。最初は緊張していましたが、同じように不安を抱えている学生も多く、すぐに打ち解けることができました。

また、学期の終わりに行われたGraduation Partyでは、先生やクラスメイトと一緒に食事を楽しみながら、この数か月間の学びを振り返る時間になりました。

英語で冗談を交わしたり、写真を撮ったりして、授業とは違ったリラックスした雰囲気の中で交流できたのが印象的でした。

 

留学先大学にはどんな施設がありましたか?よく利用した施設があったら教えてください

カルガリー大学にはとても充実した施設があり、学生生活をサポートしてくれる環境が整っていました。

キャンパス内には大きな図書館があり、自習スペースやグループで学習できる部屋も整っているので、課題やテスト勉強の際によく利用しました。

また、スポーツ施設も非常に充実しており、特にジムやプール、ランニングトラックなどは学生なら自由に使えるため、授業後の気分転換によく通いました。

さらに、キャンパス内にはカフェやフードコートもあり、友達と食事をしたり休憩したりするのに便利でした。

これらの施設を活用することで、学習面だけでなく生活の面でも充実した時間を過ごすことができたと感じます。

 

大学内に食堂(カフェテリア)はありましたか?あった場合、その料金設定はどうでしたか?

大学内にはいくつかの食堂やカフェテリアがあり、学生が気軽に利用できる環境でした。

料金は全体的にリーズナブルで、ランチをとっても10ドル前後で済むことが多かったです。特に印象的だったのは、多国籍のファストフード店が入っていたことです。

例えば、ピザやハンバーガーといった定番に加えて、日本食や韓国料理などもあり、気分によって色々な国の味を楽しむことができました。

昼食の時間や放課後に友達と一緒に食べに行くことも多く、食堂は食事の場であると同時に交流の場にもなっていました。

こうした多様な食の選択肢があるのは、カルガリー大学らしい国際的な雰囲気を感じられる点だと思います。

 

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滞在先から大学までの通学はどうでしたか?交通機関等は利用しましたか?

通学は毎日バスを利用していました。家から大学までは大体20分から25分ほどで、それほど遠くはなく便利でした。

バスの本数も比較的多く、時間通りに来ることが多かったので安心して利用できました。

 

洗濯設備はどうでしたか?

滞在先はホストファミリーの家だったため、洗濯設備も利用できました。

特に決まったルールはなく、1週間に一度、自分の都合に合わせて好きな時間に洗濯することができました。

洗剤も家に用意されており、自由に使えたため、自分のペースで生活を管理する練習にもなりました。

また、ホストファミリーが特に指示を出すこともなかったので、洗濯のタイミングや方法について自分で計画して行う習慣が自然に身についたと思います。

 

滞在先についての良かった点や悪かった点があれば、それぞれ教えてください

滞在先の良かった点は、家族全員がとても優しく迎えてくれたことです。

ホストファミリーはフィリピン人でしたが、日本食に近い料理も多く、毎日お米が出てきたのもありがたかったです。

また、自分専用の部屋があったため、一人の時間をしっかり確保でき、勉強や休息に集中できました。

一方で悪かった点は、家族それぞれのスケジュールがバラバラで、なかなかみんなで一緒に食事をとる機会が少なかったことです。

また、たまにフィリピン料理で自分には少し苦手な食材や味付けが出ることもあり、その点は少し大変に感じることがありました。それでも全体としては快適で、親しみやすい環境で過ごせました。

 
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街の雰囲気はどうでしたか?また、治安はどうでしたか?

カルガリーの街は基本的に安心して過ごせる雰囲気でした。治安も比較的良く、昼間は街中を歩いても特に危険を感じることはありませんでした。

しかし、ダウンタウンなど人が多いエリアではホームレスの方がいたり、マリファナの匂いが強く感じられることもあり、街の雰囲気が少し異なると感じることもありました。

夜間は特に、女性が一人で歩くのは控えた方が安全だと思います。

それでも全体としては、安心して生活できる環境で、街並みや公園も整っていて過ごしやすかったです。

 

交通の便はどうでしたか?

交通の便は悪くはありませんでしたが、日本に比べるとバスや電車の便数はやや少なめでした。

また、各駅やバス停が目的地から少し離れていることも多く、降車した後に歩くことがしばしばありました。

そのため、移動には少し余裕を持って計画する必要がありました。

それでも、バスや電車は時間通りに運行することが多く、慣れてくると通学や買い物に問題なく利用できました。

 

休日はどのように過ごしていましたか?

休日は、友達と一緒にショッピングモールに出かけて買い物を楽しんだり、ダウンタウンを散策して街の雰囲気を味わったりして過ごしていました。

また、天気の良い日には公園でピクニックをすることもあり、リラックスしながら自然の中で友人とおしゃべりを楽しむことができました。

こうした休日の過ごし方は、授業や通学で忙しい平日とは違い、カルガリーの街や自然を満喫する良い機会になりました。

 

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滞在先や大学の周囲にお気に入りのお店や場所があれば教えてください

滞在先や大学の周囲には、お気に入りの場所がいくつかありました。

まず、「And Some Flower Cafe」という韓国風カフェは、とても静かで落ち着いた雰囲気のため、友達とおしゃべりをしたり、一緒に勉強したりするのにぴったりでした。

次に「リーダー・ロック・ガーデン」は、静かな庭園でたくさんの種類のお花があり、ピクニックを楽しむのに最適な場所です。

また、カルガリー動物園もお気に入りで、日本では見られない動物と出会うことができました。

特に植物園では園内で蝶が自由に飛んでおり、とても新鮮な体験ができました。

これらの場所は、授業や通学の合間のリフレッシュに最適で、カルガリーでの生活をより楽しくしてくれました。
 

 

第2回レポートをありがとうございます!

授業中も授業外でも、留学生活を満喫されていることが伺えます。

カルガリーは都会の便利さや娯楽もありつつ、きれいな自然でリラックスもでき、両方を楽しめる街ですね。

第3回も楽しみにしています!



 

SAF グローバルアンバサダー
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長田 留名

こんにちは!広島出身の長田留名(るな)です。

大学ではソーシャルシステムデザイン学部に所属しており、国際的な視野を広げるために日々取り組んでいます。

カフェ巡りやスポーツ観戦、旅行が趣味で、現在カルガリーでの留学生活の中でも楽しんでいます!

ターム:
2025 Spring
留学先の地域・都市:
出身大学:
叡啓大学
出身国:
日本
学部学科:
ソーシャルシステムデザイン学部 ソーシャルシステムデザイン学科 3年生
SAFオフィス:
日本