【留学体験記】延世大学校 八箇 潤聖さん【第2回】

学生のポートレート写真
八箇 潤聖

2022年の夏から延世大学校へ留学中のSAFグローバルアンバサダー、八箇 潤聖さんから第二回目のレポートが届きました!

留学生活が始まって約半年。最初の学期の振り返りや、現地での生活の様子を聞いてみました。

 

 

今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください

<おもしろかった>

  • DIGITAL MARKETING
    グループワークとして実際にある製品のプロモーションをすることができました。
    Google AdsやAdobe Analyticsといった実際に業界で使われているツールを使ってプロジェクトに取り組むので、まさに実践的な学びができた授業でした。
  • INTENSIVE KOREAN LANGUAGE (LEVEL 5)
    韓国語能力試験(TOPIK)のレベルに合わせた授業で、私は上級に該当する5級の授業を受けていました。1週間に3回の授業があり、総合的に韓国語を勉強することができました。
    クラスの雰囲気も穏やかで、世界各国から来た人と交流することができました。

 

<苦手だった>

  • INTRODUCTION TO LAW FOR SOCIAL SCIENTISTS
    法律に興味があったのでこの授業をとりましたが、韓国の憲法裁判所で実際にあった判例を元に授業を進めていくので、予習や韓国法の勉強が大変でした。
    毎回1時間程度のディスカッションもあり、現地の学生と韓国語の会話を練習する良い機会になりました。

 

 

授業の雰囲気はどうでしたか?

英語で行われている授業は交換留学生が多くいる一方で、韓国語で行われている授業は現地学生が大部分を占めている印象でした。

現地学生が多くいる授業では、多くの学生が積極的に発言していて、日本の大学との違いを感じました。

韓国の大学は1コマ50分で、一つの授業が3コマ連続であるなど、日本の授業スタイルと大きく違っていたので、慣れるまで少し時間がかかりました。

延世大学のメインの建物

 

わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください

韓国語の授業は9割方が現地学生(韓国人)で、英語の授業は8(交換留学生):2(現地学生)といった割合でした。

 

 

今期、授業外で何か参加されたアクティビティはありますか(Movie night等)

SAF Koreaで主催した学生主導セミナーに、記念すべき第一回目のスピーカーとして参加しました。

”Life as an Gen Z Zainichi”のテーマで、日本のZ世代カルチャーや在日韓国人の現状について発表しました。

韓国語での発表は初めてだったので不安でしたが、当日参加してもらった現地学生の皆さんと共に、良い時間を過ごせたと思います。

SAF主催のセミナーで講演を行った際の写真

 

大学にはどんな施設がありましたか? その中でもよく利用した施設があったら教えてください

図書館が2つあり、その中に24時間利用できる自習室やグループワーク室も完備されているなど、韓国の大学ならではの施設があります。

そのほかにもキャンパス内には多くの店舗があり、美容室や眼鏡店、なんと携帯ショップまで揃っていました。

個人的には学生ホールにあるスタバが一番のお気に入りで、空きコマや課題をする時によく利用していました。

 

 

食堂(カフェテリア)はありましたか? またその料金設定はどうでしたか?

キャンパス内には3つの食堂があり、韓国料理に限らず多様な料理が提供されていました。

価格設定も学生に優しくおよそ4000~6000ウォン(約420~630円)なのでお昼時には並ぶことも多くありました。

そのほかにもキャンパス内にある飲食店やカフェで学生向けに10%の割引が適用されるので、気兼ねなく利用できるのも良い点でした。

延世大学のカフェテリア

 

 

滞在先から大学までの通学はどうでしたか? 交通機関等は利用しましたか?

学校にすぐ近いところで一人暮らしをしていたので、徒歩10分くらいで通学することができました。

キャンパス内には学生寮もあり、そこに住んでいれば通学が負担になることはないと思います。

 

 

滞在先についての良かった点、悪かった点を教えてください

元々入る予定だったキャンパス内の学生寮に入れなかったので、自分で探した部屋で一人暮らしをしていました。

特に門限もないので、自由に生活したい人にとっては便利かもしれませんが、契約なども全て韓国語で行わないといけないので、韓国語になれないうちは学生寮などに入るのが一番良いと思います。

一人暮らしをする場合にも、韓国は”チョンセ”と”ウォルセ”という韓国独自の家賃システムがあるので、そういったものについても事前に知っておくのをおすすめします。

 

 

滞在先の街の雰囲気はどうでしたか? また治安はどうでしたか?

日本と同じくらい治安の良い街として知られている韓国だけあって、特に治安の悪さを感じることはなかったです。

街の雰囲気も東京とよく似ていて、ホンデなどの繁華街は常に人で賑わっています。

延世大学のあるシンチョンは、日本で言うと高田馬場に雰囲気が似ていて、大学に行くまでの道に飲食店や様々なショップがあります。

あと、韓国はカフェ大国と言われているだけあり、ものすごくカフェが多いです。

24時間営業している店もあるので、いつでも気軽に利用できます。

韓国のカフェで食べたドーナツ

 

 

休日はどのように過ごしていましたか?

休日はソウル市内を探訪したり、ショッピングをしていました。

今回の留学が1学期間しかないので、長期休暇を使ってどこかに遠出することはできませんでしたが、その分K-POPアイドルのコンサートに行ったり、美味しいお店巡りをするなどして韓国文化を体感することができました。

韓国はKTXという高速鉄道も整備されているので、プサンやキョンジュといった定番都市へはもちろん、最近話題になっている江原道のカンヌンという都市に行ってみるのもお勧めです!

友人とアイドルのドームツアーを見にソウルへ

 

 

交通の便はどうでしたか?

東京と同じように地下鉄が主な交通手段です。

ラッシュアワーの時にはものすごく混雑するので、できれば公共交通機関を使わなくてもいい場所に住むのをお勧めします。

また韓国は交通費が安い(電車が約125円〜約250円程度)だけでなく、電車とバスの乗り継ぎも乗り換え割引が適用されるので、交通費が嵩むことはほぼないです。

タクシーも格安なので、ついつい使ってしまうと思います。

 

 

 

お忙しい中、くわしいレポートをありがとうございます!

SAF韓国事務局のイベントにスピーカーとしてご参加頂き、ありがとうございました!

語学コースで留学中のSAF生や地元の生徒さんたちが参加し、大好評だったと聞いています。

留学期間も残り半分。次のタームも楽しみですね……!

第三回のレポートもお楽しみに!

 

学生のポートレート写真

八箇 潤聖

2022年の秋学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。学習院大学から韓国の延世大学へ留学。

ターム:
Fall 2022
留学先の地域・都市:
出身大学:
学習院大学 国際社会科学部
出身国:
日本
学部学科:
国際社会科学部 国際社会科学科 2年