SAF日本事務局の平野 紗衣子さんをご紹介
今月は、SAF日本事務局の大学連携・学生カウンセリングマネージャー、平野 紗衣子さんをご紹介します。
平野さんは、学生一人ひとりの留学体験を全面的にサポートする重要な役割を担っているので、顔を合わせたことがある方も多いかもしれません。
個別カウンセリングを通じて最適なプログラムを提案するほか、大学の要望に合わせたプログラム調整なども行い、日本の学生のために活動しています。
SAFでの役割と学生との関わり
SAFでは、学生がプログラムに応募する前からサポートしています。
個別カウンセリングを通して学生の目標や希望を把握し、それに最適な大学やプログラムを提案します。また、日本の学生に合わせて情報提供の方法を調整するリードも担当しています。
さらに、日本の大学と連携し、学生が留学する際の支援や情報セッションの開催、プログラム内容の調整なども行っています。
留学業界で働こうと思ったきっかけ
SAFに入社する前、オーストラリアでワーキングホリデーを経験し、シドニーの語学学校でインターンシップをしました。そのとき、留学中の学生が語学力だけでなく、自信や自立心を身につけて成長していく姿を間近で見て、留学の力の大きさを実感しました。
この経験が、学生の留学をサポートしたいという思いにつながり、SAFへの入社を決めました。
仕事以外の趣味
最近は野球観戦に夢中です。
2023年のWBCで日本が優勝したのをきっかけに興味を持ち、仕事終わりにナイター観戦に行くこともあります。
現在は多くの日本人選手がMLBで活躍しており、将来的には大谷翔平選手の試合をアメリカで観戦するのが目標です。
忘れられない旅行体験
一番印象に残っているのは、初めての一人旅で訪れた上海です。
美しい夜景を楽しんでいたら最終電車を逃してしまい、タクシーを探すことに。英語も中国語も通じず困っていたところ、現地の方が英語で助けてくれ、適正な料金のタクシーを見つけてホテルまで付き添ってくれました。
その親切さにとても感動しました。
仕事のやりがい
学生が留学から帰国した後の成長を見る瞬間が最もやりがいを感じる瞬間です。
毎年開催される『卒業生パーティー』では、出発前にカウンセリングで関わった学生たちに会えます。彼らが自信をつけて成長している姿を見ると、留学が素晴らしい経験だったことを実感します。
また、『話して元気が出た』と言われるカウンセリングも大きな喜びです。
日本事務局で働く楽しさ
日本事務局では普段リモート勤務が多いため、直接会う機会はあまりありません。そのため、集まれるときには食事やゲームなどで交流を楽しんでいます。
先日はキッチン付きのスペースを借り、同僚のブレットがカレーを作ってくれたり、手作り料理を持ち寄ったりしてボードゲームを楽しみました。
仕事以外の時間に良い関係を築けることが、私にとって大きな喜びです。
学生からよくある質問と対応
『ホストファミリーを変更できますか?』という質問がよくあります。
日本の学生は不満を我慢しがちですが、カウンセリングでは自分の気持ちをはっきり伝えることの重要性を伝えています。ホストファミリーとのコミュニケーションを開くことで、状況が改善することも多いからです。
もし自分が留学するなら?
「私が興味があるのは、IESローマセンターの『イタリア食文化とサステナビリティ』プログラムです。
イタリア語を学んでいたこともあり、学生が体験する農場訪問や社会復帰支援のカフェ訪問など、ユニークで意義深い活動に参加してみたいです。
デスクに必ず置いているもの
デスクのそばに観葉植物を置いており、少しずつ成長していく姿を見ながら仕事をしています。
SAF創立25周年の意味
私はSAFで9年間勤務しており、COVID禍で学生を海外に送り出せなかった困難な時期も経験しました。しかし、IESやチームのサポートを受けながら一緒に困難を乗り越え、以前より強く信頼される組織になったと感じています。
そのため、25周年は特別な意味を持っています。
組織の変化と成長
特に感じるのは、韓国や中国のチームと交流する機会が増えたことです。
それぞれの国でのプログラム展開方法を学ぶことができ、多くの刺激を受けました。また、日本に来た韓国や本部のスタッフと直接会ったり、私自身が韓国オフィスを訪問してチームと交流した経験も貴重でした。
今後もこうした国を越えたつながりを広げていきたいです。