世界へのステップ:パルクールアスリート鈴木智也さんが語る留学の価値

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卒業生スポットライト
Alumni Spotlight - Tomoya Suzuki

鈴木智也さんは、パルクールの大会で活躍する実力派アスリートであり、SAF×UCLAプログラムの卒業生でもあります。

彼にとっての留学は、単なる学業のためだけではなく、自分の限界に挑戦し、現地のパルクールコミュニティとつながり、自信を育む旅でもありました。

子どもの頃にアメリカ映画で見た場所を「いつか訪れたい」という夢から始まり、国際大会で入賞するほどのパルクール選手へと成長した智也さん。そんな彼がUCLAへ辿り着くまでの道のりは、まさに特別なものです。

今回のインタビューでは、智也さんが忘れられない経験、直面した独自の課題、そして人生の方向性を決定づけた海外生活での思いがけないエピソードについて語ってくれました。

 

■ ご自身について、そして修了したプログラムについて簡単に教えてください。

こんにちは、鈴木智也です。日本出身で、現在27歳です。

日本では日本大学に在籍していました。2018年から2019年にかけて、米国ロサンゼルスに9か月間留学し、UCLAエクステンションを履修しました。

現在はプロのパルクールアスリートとして活動しつつ、アクロバットジムでコーチを務めています。複数のスポンサーもいただいており、今の目標は世界最大の大会に出場すること、そしてレッドブル・アスリートになることです。

 

Tomoya Suzuki - Parkour Medal

 

■ 留学を目指すきっかけは何でしたか?

子どもの頃、私はアメリカ映画を見るのが好きでした。成長するにつれて、映画に登場する場所を実際に訪れてみたいと思うようになりました。

高校生のときに1か月間テキサスへ留学し、学校に通い始めてすぐに「もっと長く海外に滞在してみたい」と強く感じました。

 

■ 留学先の大学と国はどのように選びましたか?

LAは、ずっと「いつか行ってみたい」と思っていた憧れの場所でした。

UCLAに決めた理由は、世界的に有名な大学であり、独自の授業や優れたスポーツプログラムがあること。そして、LAには有名なパルクールアスリートが多く、彼らに会いたいと思ったことも大きな理由です。

 

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■ 留学中の専攻・研究内容は何でしたか?

SAFとUCLAエクステンションプログラムを通じて英語を学びました。スピーキングやエッセイライティングなど、実践的な内容が中心でした。

さらに、先生と一緒に出かける機会も多く、クラスメイトと親睦を深めたり、アメリカの文化を学んだりすることができました。

長年にわたり、SAFはUCLAエクステンションプログラムと提携してきました。UCLAエクステンションでは、幅広いテーマの授業に参加できる独自のコースカタログが用意されており、メインキャンパスの学部コースを履修することも可能です。SAFが誇りを持って世界中の学生に提供している、非常に魅力的なプログラムです。

 

■ 留学中の思い出や印象的なエピソードを教えてください

留学中、私は地元のパルクール大会に3回出場しました。
最初の2回は4位、3回目でついに3位に入賞し、表彰台に上がることができました。

また、多くのパルクール選手と友だちになり、週に2回集まって一緒にトレーニングをする仲間ができました。

特に誇りに思っているのは、UCLAの先生に依頼されて学生向けのパルクールワークショップを開催したことです。人にパルクールを教えるのは初めての経験で、しかも英語で説明しなければならなかったので大変でしたが、とても楽しく、忘れられない経験になりました。

 

■ 異文化で生活することで、人生・学業に対する見方はどう変わりましたか?

カリフォルニアでは、初めて家族以外の人とルームシェアをしながら生活しました。緊張もありましたが、幸いルームメイトがとても良い人で、問題なく生活できました。

日本とはまったく異なる生活習慣も多く、テーブルマナー、料理方法、食事の仕方など、細かな点も違って新鮮でした。この経験のおかげで、異なる価値観を自然に受け入れられるようになったと思います。

 

■ 留学中に直面した課題と、その克服方法を教えてください

最大の課題は、大勢の前でプレゼンテーションをすることでした。授業での発表に加え、ワークショップの指導など、人前に立つ機会がとても多かったからです。

日本ではほとんど経験がなかったため、最初は苦労しましたが、少しずつ恐怖心を克服できました。やがて、校外でも話す機会が増え、大きな自信につながりました。

 

Tomoya Suzuki - Parkour Audience

 

 

■ 長期的な影響を与えた教授や授業はありますか?

はい。パルクールワークショップ開催を提案してくれた先生です。

私が自己紹介でパルクールをしていると話すと、すぐに興味を持ってくれました。彼女は学校に許可を取り、私にワークショップ指導を任せてくれました。その経験は私の最初のコーチング活動となり、今でも忘れられない思い出です。

 

■ 留学は、あなたの個人的な成長にどう影響しましたか?

留学を通じて、人前で自信を持って話せるようになり、積極的に友だちを作ることにも慣れました。

以前は、誰かが声をかけてくれるのを待つタイプでしたが、留学中は自分から話しかけて友人を作るようになり、大きな成長を感じました。

 

■ 留学経験はキャリアにどのような影響を与えましたか?

留学中に仲良くなった友人とサンノゼのパルクールジムを訪れた際、ジムの運営者と出会い、一緒にトレーニングしました。

3年後、その方から「新しいアスリートを探している。スポンサーとして迎えたい」と連絡をもらい、私は初めてパルクールブランドのアスリートになりました。とても有名なブランドで、今でもスポンサーのひとつです。

留学がなければ得られなかったご縁で、私のキャリアを大きく動かす出来事でした。

 

■ 留学で身につけたスキルの中で、現在の仕事に生かしているものはありますか?

ワークショップ開催の経験や、技を英語で教えた経験は、今の仕事で外国人の方にトレーニングを提供する際に大いに役立っています。

留学後は言葉が自然に出るようになり、瞬時に表現を思いつくようになりました。これはパルクールを教える場面でとても重要なスキルだと感じています。

  

 

■ 現在留学を検討している学生へのアドバイスはありますか?

言語学習には苦労がつきものなので、その点についてアドバイスをしたいです。
誰かと会話するたびに、知らない単語やイディオムが出てきたら、必ず調べることをおすすめします。それがたとえスラングであっても、知っておくと表現の幅が広がります。そして、学んだ言葉は、使える場面があれば積極的に使ってみてください。語彙力が一気に伸びます。

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■ 留学後、再び留学先の国や大学を訪れましたか?

ちょうど今年(2025年)、ベニスビーチで開催される世界大会のためにLAに戻りました。UCLAも再訪しましたが、残念ながらUCLAエクステンションセンターは閉まっていました。でも、当時と変わらない雰囲気を感じられ、LAの友人たちにも再会できて、とても懐かしい時間を過ごしました。

 

■ SAFプログラムで、あなたにとって最も価値があったことは何ですか?

出発前に、SAFオフィスで同じUCLAエクステンションに通う学生同士が集まれたことです。

そこで友だちになれたので、LAに到着したときすでに知り合いがいる状態で、とても心強かったです。気軽に話せる仲間がいたので、困ったことがあってもすぐに相談し合えました

 

■ 留学中、SAFからどのようなサポートを受けましたか?

私は2018年にSAFアンバサダーに任命され、日記や写真を送ると、SAFが私の活動を紹介してくれました。家族も私の様子を知ることができ、強い安心感を得られました。

また、セメスター開始時に授業で困ったことがあった際には、夜にもかかわらず日本のSAFスタッフがすぐに対応してくれました。本当に心強かったです。

 

■ SAFの25周年に向けて、メッセージをお願いします。

まずは、25周年おめでとうございます!この節目にインタビューに選んでいただけて、大変光栄です。

SAFでの留学は、私の人生の大きな転機となりました。留学中にも、その後の人生にも、数えきれないほど重要な出来事がありました。

SAFを通じて留学できて本当に良かったです。心から感謝しています。
SAFのさらなる発展をお祈りしています!

 


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