ロンドンでのフルタイム・インターンに挑む:ダウォン・ファンさんが語る実体験
SAF グローバルアンバサダーのダウォン・ファン(Dawon Hwang)さんが、ロンドンで1学期間フルタイムのインターンとして働いた経験を振り返り、これから挑戦する学生へ向けてリアルな視点とアドバイスを語ってくれました。
ロンドンでの職場環境をどのように切り開き、困難をどうキャリア形成につなげたのか——そのストーリーをご紹介します。
何故ロンドンでインターンをしようと思ったのですか?
もともと、いつか国際的な環境で働きたいと思っていました。でも、韓国では海外で働く機会はなかなか多くありません。このプログラムは、その経験を得るとても良いチャンスでした。
4つの都市の選択肢のなかでロンドンを選んだ理由は、最もインターナショナルな働き方を体験できると思ったからです。また、英語圏であることも大きかったです。以前、フランスへ交換留学したときに、現地の文化を理解するにはその国の言語に精通することが非常に重要だと実感したからです。
どんな仕事を担当していましたか?
主な業務は翻訳でした。インターン開始時、ちょうど1か月後に韓国で始まるプロジェクトがありましたが、社内に韓国語ができる人が誰もいなかったんです。そこで、関連資料をすべて読み込み、韓国語へ翻訳する役割を任されました。
メディア企業への提案に向け、すべてのデータや資料を理解し翻訳する必要があったので、社内の専門家にたくさん質問しながら、仕事を通じて多くのことを学びました。
寮での生活はどうでしたか?
アメリカ人5人とフラットをシェアしていて、それぞれ個室(バスルーム付き)があり、キッチンを共同で使っていました。スタッフはとても親切で、セキュリティも安心でした。
ただ、私はフルタイムインターンで毎日忙しく、同居人と深く仲良くなる時間は多くありませんでした。ほとんどの学生はロンドンの大学で授業を受けたり、パートタイムのインターンをしていたので、生活リズムが少し違ったと思います。
週末はどのように過ごしていましたか?
週末は主にロンドンの街を散策したり、友達と過ごしたりしていました。日曜の夜になると「明日また仕事か……」と少し憂鬱になったので(笑)、土曜日は思いっきり楽しんでいました。
ロンドンはとても広い街なので、行くたびに違うエリアに出かけていました。また、イギリスは「食事がまずい」とよく言われますが、ロンドンは国際都市なので世界中の料理が楽しめて、どれも美味しかったです。(ただし、イギリス料理のお店は……うーん、まあまあ、でした 笑)
IES のスタッフや学生とはどんな関わりがありましたか?
IES のスタッフはとても親切で、インターン先とのマッチングや、私が抱えていた不安や印象を話す相手として大いに支えてくれました。
学生とは、仕事が忙しかったため、あまり交流する機会は多くありませんでした。でも、フラットメイトとはお互いに思いやりを持って過ごせたので、とても良い関係でした。
インターンで最も学んだことは?
一番大きな学びは「ネットワーキング」です。
韓国ではネットワーキングは“自然とできるもの”というイメージがあります。同じ大学の卒業生同士でつながる、など。でも、ロンドンで学んだのは本当のネットワークとは 自分から動いて、人に興味を持ち、積極的に会話し、自分を知ってもらう努力が必要 だということでした。
当初、私は会社で一番若く、韓国の文化のなかで育ったため、年上の人に自分から話しかけて自己PRをすることが“失礼”だと感じていました。でも、こちらでは自分から動かなければ誰も自分を知ってくれません。
そこで、私は毎日オフィスで新しい人に声をかけ、コーヒーを飲みながら話を聞き、その人のキャリアや経験をたくさん質問しました。
正直、最後の日までネットワーキングは“宿題”のように感じましたが、この積み重ねが多くの学びと気づきを与えてくれました。自分の将来のキャリアを考えるヒントにもなりました。
これからインターンに挑戦する学生へメッセージ
インターン開始直後はとても不安でした。周りは経験豊富なプロばかりで、自分は役に立てていないのでは…と感じていました。
そんなとき、マネージャーがこう言ってくれたんです:
「完璧を期待しているわけじゃない。完璧な人材が必要なら、ケンブリッジMBAを雇っているよ。この経験から学び、成長してほしいんだ。」
さらに、
「分からないことは誰かに聞いて、自分のキャリアの土台にしなさい」
とも言われました。
インターンの役割は大きくありません。だからこそ、自分にプレッシャーをかけすぎず、長い社会人生活の中で大切にしたい価値観を見つけてほしいと思います。
- ワークライフバランスを重視したいのか
- 給与を優先したいのか
- どんなオフィス環境が快適なのか
- どんな人と働きたいのか
- 自分の働き方のスタイルは何か
- どこで働きたいのか
私自身も、この時間を通してこうしたことを考える機会になりました。