【留学体験記】2026年春季 分野別短期研修 指澤 仁さん【ニース】
2026年3月8日(日)~3月22日(土)の期間中に開催された、春季の海外で学ぶ分野別短期研修。
その「ニースで学ぶ持続可能なツーリズム (Sustainable Tourism in Nice) 」プログラムに参加された 指澤 仁さんからレポートが届きました!
今回プログラム参加を決めた理由は何ですか?
元々フランスに興味があったのと、フランスは以前パリには行ったことがあったので、今回はニースということでぜひ行ってみたいと感じていました。
また、大学で自然や都市環境について学んでいることや、高校時代の興味から人との関わりや観光業について学んでみたいと感じていたのが理由です。
現地到着後のオリエンテーションの内容や雰囲気を教えてください
現地到着後、プログラム参加学生のみで税関を通り、さまざまな不安がありました。
しかし実際にスタッフの方と合流すると、わかりやすい英語で話してくれたり、スタッフの中に難しい英語を日本語に通訳してくれる方がいたことが心強かったです。
また、学生側もお互いに教えあったり、拙い英語でもなんとか話そうとしていた印象があります。
現地でプログラム中のサポートは十分にありましたか?
ありました。
現地では平日は午前中が授業プログラムで、午後や週末は自由時間という日が多かったのですが、自由時間に行くと楽しいニースのおすすめスポットを教えていただいたり、出先で交通機関の乗り継ぎ方法がわからなかった時に電話をしたらすぐに対応していただいたり、手厚いフォローがありました。
プログラム中、一番楽しかった・印象に残ったアクティビティ・イベントは何ですか?また、それはなぜですか?
一番楽しかったアクティビティはペタンクというボールゲームです。
日本でいうボッチャのようなゲートボールのような、年配の方々が遊んでいるゲームだったのですが、とても楽しかった印象があります。
2チームに分かれて、スタートラインから金属製のボールを投げ、目標のボールにどれだけ近づけられるかを競うゲームだったのですが、現地の方の盛り上げも相まって思った以上に白熱し、とても楽しい体験でした。
プログラム中、一番楽しかった・印象に残ったフィールドスタディー(会社見学など)は何ですか?
一番印象に残ったのは香水工場見学です。
香水を作る過程を知ること自体が初めてだったこともあり、とても新しい体験ができました。
また、工場ツアーの最後にはそのブランドが販売している香水やオーデコロン、ハンドクリームなどを購入することができ、とても楽しかった印象です。
プログラム中、印象に残ったゲストレクチャー(ゲストスピーカーを招いての講義)は何でしたか?それはなぜですか?
印象に残った講義はクライメート・フレスクです。
気候変動についてのワークショップで、カードを使いながら気候変動のメカニズムを知ることができ、色々と知ることができました。
このワークショップが印象に残った理由としては、ただ講義を聞いて調べてメモをとる、というスタイルではなく、実際に手を動かし、相談しあって正解を見つけていくというスタイルがとても海外の授業だなと感じたと同時に、イラストを描いてワークシートを飾る、という遊び心も面白いアイデアだなと感じたからです。
英語でディスカッションまた会話する機会は多くありましたか?
ありました。
先述したクライメート・フレスクのワークショップや、最終プレゼンの準備、またガイドツアーは全編英語で行われ、英語を聴くだけでなく質問も英語で行われたので、疑問に思ったことや、講師の方からの質問も英語で話すことがありました。
最終発表(プレゼンテーション)の内容を簡単に教えてください
最終プレゼンは、コートダジュールエリアを環境に配慮してどう旅行するか、そのプランを立てて発表するというものでした。
南フランスにはさまざまな自然公園や環境保全のされているエリアが存在し、地球環境に配慮する上でそこを旅先に設定するべきだ、というテーマから始まったプレゼンでした。
ニースを出発地点に、どのような交通手段で、どのようなアクティビティをするかを発表し、この部分が環境に配慮されていますと紹介するスタイルでした。
自由行動の日(土日)はどのように過ごしましたか?
土日は近くの美術館や、ニース中心部から1時間ほどのヴェンス市に行きました。基本的に観光だったのですが、印象に残っているのは現地の人との交流です。
プログラム中、バスや電車を自由に乗り継ぎできるカードをもらっていたので、遠出の際はバスを使って移動していました。その際、現地の人にバスの行き先を尋ねたり、席を譲ったりと交流があったのが印象的でした。
我々が観光客だった、というのもありますが、現地の人の観光客に対する心遣いが少し日本とは違って優しいのだなと感じた瞬間でした。
滞在先での生活はいかがでしたか?(設備や、自炊をどのようにしていたかなど)
生活は問題なく過ごすことができました。
部屋の中に靴で入ったり、シャワーとお風呂がくっついていたりと、日本とそもそもの文化が違う部分には多少不便さがありましたが、寝心地やキッチンの設備などは問題なく使うことができました。
近年の文明の利器を活用して、ホテルの電子レンジの使い方をAIに尋ねてみたり、近くのスーパーで食材を買ってルームメイトと自炊をしたりと、ワクワクの連続でした。
現地に持って行ってよかったと思うものはありますか?また、持っていけばよかったと思うものがあれば教えてください
持っていってよかったのは日本食です。
やはり味付けやスタイルが日本と全く違うので、ご飯や醤油など、日常的に使うけど現地では買えないようなものがあるととても便利でした。
2週間という短い期間でしたが、今回の留学先国で気づきや発見はありましたか?(文化の違いなど)
また、その国の魅力を教えてください
先述した通り、文化の違いは明らかでした。
食文化に始まり、人との交流のフランクさは歴然でした。
また、道路に横断歩道が少なく、トラムや車道を横断する歩行者がたくさんいたことも印象的でした。
現地の人は、「自分のことを自分で気にかけ、自分で安全は守る」しかしそれは自己中心的というわけではなく、他人との交流や会話をして繋がりを作っていくという印象を受けました。
現地でお気に入りのお店や場所はありましたか?
お気に入りの場所は、マティス美術館とサンポール・デ・ヴァンスという場所です。
マティス美術館は画家のマティスの作品を集めた場所であり、展示されている絵もさながら、佇む場所も、建築もとても綺麗で、また行きたいと思える場所でした。
サンポール・デ・ヴァンスは、イタリアに風景が似ている場所だなと感じました。ニースに比べると内陸部にあり、丘の上にある町なのですが、町一体が観光地であり城壁で囲まれている場所で、外観からはイメージできない不思議な場所でした。隠居生活をするならここが最適かもしれません。
今回のプログラム参加経験は、ご自身に何か影響を与えましたか?
長期留学に挑戦してみたくなったのはもちろん、実際にフランスに住んでみたいと思えました。
それが大学院進学というルートなのか、就職という道なのかはまだはっきりとは決めていませんが、日本の外に飛び出して、新しい世界を自分の目で見てみるというワクワクが、海外にはあるのだなと感じました。
今回は留学生・観光客という立場でしたが、現地の学生・現地で働く人という視点ではどのような交流・発見があるのだろうかと考えるととても楽しみになります。
現地のスタッフから、リーダ/サブリーダーとして何か任されたこと、依頼されたことはありましたか?またはご自身でリーダー/サブリーダーとして何か行動されたことはありましたか?それはどのようなことでしたか?
現地での連絡役や、通訳スタッフの方でも説明が難しいような翻訳を頼まれたりしたくらいでしょうか。
ほとんどはリーダーの仕事は少なく、プログラム参加学生のフォローアップを自主的に行ないました。今回のリーダーは男子1人女子1人で、お互いに男子女子の様子をみたり、全体的な動きをまとめたりしました。
このプログラムを通して得た最も大きな学びは何ですか?プログラムテーマに関することでも、海外での生活に関することでもなんでも構いません。
今回獲れた学びは、世界というものは日本よりもずっとずっと広いのだと感じたことです。
それは言語を超えて、人種が多種多様に入り混じっているからこそ、それぞれの個々人がどのように振る舞い影響しあっているかが分かりやすくみて取れました。
文化的側面として成長するには、留学でも旅行でも海外に身を投じるのが大事なのだなと感じました。
最後に、分野別短期研修への参加を考えている方にメッセージ(お勧めポイントなど)をお願いします!
英語ができなくても、苦手意識があっても大丈夫です!
近年の技術の向上で翻訳なんていくらでもできてしまいます。
これから大事になってくるのは、文化や価値観の違いで内面的に自分がどう成長するか、だと思います。
知らない人と留学に行き、同じ部屋で生活をするだけでも、同じ不安に立ち向かった仲間として、いい経験になります。知らない景色を見ることもとても楽しい経験になります。
だから、とにかく行ってみてください。応援してます。留学楽しんで!