【第9期】トビタテ!奨学生 上野 敬太さん 帰国後報告書【アーカンソー大学】
| 氏名 | 上野 敬太 |
| 在籍大学 | 慶應義塾大学 |
| 在籍学部・学科 | 経済学部・経済学科 |
| トビタテ採用コース | 世界トップレベルコース |
| 留学先大学 | アーカンソー大学 |
| 留学期間 | 2018/8-2019/5 |
トビタテに応募しようと思ったきっかけは何ですか?
奨学金がもらえたらいいなと思い、デメリットも無かったためです。
選択したトビタテのコースを選んだ理由を教えてください。
SAFのGlobal Ambassadorにアーカンソー大学への留学者で世界トップレベルコースに採用された方がいたからです。
多様性コースも検討しましたが、倍率を考えると世界トップレベルコースの方が可能性が高かったので選びました。
SAFの留学プログラムを選んだ理由を教えてください。
残念ながら交換留学に落選したので、私費留学することを決意しました。
そのうえで、大学で積極的に個別相談などを開催していて、認定留学することもできるSAFを選びました。
SAFを選んでからトビタテに応募することを決めたのでトビタテは理由ではありませんでしたが、GA活動(Global Ambassador活動:留学経験を発信する活動)が実践活動として採用されることや相談に乗っていただけたことなど、結果的にはSAFを選んでよかったと思います。
トビタテに応募するにあたり、どのような準備をしましたか?大変だったこと、応募前にやっておいてよかったことなどがあれば、教えてください。
書類面では大学のランキングを探すことが大変でした。
私の留学先は少し例外的に世界トップレベルコースの基準を超えていたので、該当するランキングをネット上で英語のサイトから探すことは少し苦労しました。
自由記述のためにはとにかく自分がやりたいこと、普段感じている事を意識して考えるようにしました。
結果として少し開き直るような形にはなりましたが、そこで嘘をつかなかったことは後にさらに深く考えるときに摩擦が生まれなくてやりやすかったかなと思います。
トビタテの応募に際して、SAFの留学プログラムやアドバイスが役に立った点があれば教えてください。
私はGAを実践活動として挙げたのでSAFのプログラムは非常に役立ちました。
また、GAに過去のトビタテ生がいたことで自分も応募できることがわかったこともSAFのおかげでした。
グループ面接前には、プレゼンテーションのチェックをしていただき、フィードバックをいただいたことで気付いたこともあったので助かりました。
留学するにあたり、トビタテ生としてどんな目標や抱負をもって行かれましたか?また、それらは達成できたと思いますか?
正直に言って、自分の活動計画は大きなことを成し遂げようというものではなかったので、かなり気楽な気持ちで行きました。
しかし、英語以外に何か自分を変えられるような留学にしようとは常に考えていました。
その意味では目に見える達成というものはないですが、帰国してから以前とは自分の周囲に対する考え方が違うことで何かを変えることができたなと実感できています。
留学中はどのような実践活動をしましたか?また、実践活動内容や活動先が決まるまでの流れについて教えてください。
実践活動としてはSAFのGAだけだったかと思います。
トビタテに応募すると決めた段階でSAFのスタッフの方々にGAをやらせてくださいと打診していて、SAFの方も私を候補に挙げていただいていたようなのでスムーズでした。
計画には入れていませんでしたが、留学先で所属していた学生団体でのボランティア活動も実践活動として挙げられるような内容のものだったなと思います。
留学先では主にどのような分野の授業を履修しましたか?
1学期目は英語と経済、マーケティングを取りました。
2学期目は経済系やマーケティングと1つだけ一般教養です。
所属大学での単位認定を考えていて、私は既に3年生で必要なのは専門科目でした。
そのために経済系の授業を取ることが必要でした。
留学先の学業と「実践活動」の両立は大変でしたか?大変だった場合、どのように乗り越えましたか?
大変ではありませんでした。
GAの留学中の活動は月に1度のレポートだけなので、時々ネタになりそうなものを考えながら生活はしていましたがそこまでの負担ではありませんでした。
学生団体での活動はイベントの直前などはプレゼンテーションの準備などで忙しい時もありましたが、楽しんでいたので負担には感じませんでした。
私の授業は先述の通り経済系だったおかげか、課題が少なかった為テストのある週以外は比較的余裕があったことも一因かと思います。
留学で得られたものはどんなものがありますか?
まずもちろん語学力は向上しました。英会話の部分を学べたことはとてもよかったです。
次に多くの文化に触れることができました。
シンプルに異文化は面白いなと感じたこともそうですが、自分の文化であっても当たり前や常識が世界から見たら少数派な考え方な場合もあると知ったので、無抵抗に当たり前を受け入れない、でも寛容に違いを受け入れるという考え方を得ることができました。
さらに、限られた期間の生活だったこともあり、何事にも挑戦することを繰り返したおかげで、挑戦する勇気も得られたと思います。勇気というか、挑戦すると結果として楽しいということを知りました。
トビタテ生として留学をしてよかったと思いますか?それはどんなことですか?
良かったと思います。同時期に留学しているトビタテ生の仲間の近況をSNSで見続けたことで、自分も留学生活を無駄にはしてられないなと思わされました。
留学前から何度もなぜ留学に行くのかということを繰り返し考えることになるので、目的を見失わずに済みました。
また、奨学金をもらっていたおかげでお金が理由で挑戦を断念することはありませんでした。
海外での初一人旅などは良い経験だったなと思います。
トビタテ生としての留学経験は、ご自身の今後の進路選択やキャリアに活かされると思いますか?そう思う場合、どのように活かされると考えていますか?
留学経験自体はとても活かされると思います。
トビタテ生だったからということに限ると、留学前から留学の目的を考えておくことで、なぜ留学に行き、何を得たかということが就職活動の時に説明しやすいです。ま
た、良い意味で普通ではない友達がトビタテ生にはたくさんいるので、幅広い選択肢から進路を選ぶきっかけや勇気をもらえると思います。
これからトビタテへの応募を考える皆さんへ、メッセージをお願いします。
トビタテに応募するデメリットはほとんどありません。
それにもかかわらず得られるものは留学中に限らず、前後を含めて人生に影響すると言っても過言ではありません。
留学だけでも人生の中ではかなり大きな経験になると思いますが、トビタテはそれをさらに深く広く大きくしてくれます。
トビタテに限らず、その他にもし伝えたいことがあれば自由にお書きください。
留学中に出会った人も、景色も、食べ物も、匂いや空気感も、楽しかった経験も、つらかった経験も大切な記憶になりました。
※1:こちらのコースは2019年時点のものです。現在募集されているコースは、トビタテ!留学JAPAN公式ウェブサイトをご確認ください。
上野 敬太
2018年秋学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。
慶應義塾大学から、アメリカのアーカンソー大学へ留学。
第9期トビタテ!留学JAPAN奨学生として選ばれる。