学生の挑戦を支えて14年――国際化の現場で活躍する ウェンゲル和加子

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Staff spotlight
Staff Spotlight - Wakako Wengel

SAF本部 シニア・プロジェクト・スペシャリスト

今月は、注目のSAFスタッフとして、SAF本部に勤務するシニア・プロジェクト・スペシャリスト、 ウェンゲル和加子にスポットを当てます。

和加子は、SAFにおける国際化のあらゆる側面を、舞台裏から支える類まれな存在です。現在はアメリカを拠点に活動していますが、SAFでのキャリアの始まりは14年前、日本で学生支援やプログラム調整に携わっていた頃にさかのぼります。新しいSalesforceシステムに関する知見の共有から、日本の学生のための特別なスタディツアーの企画まで、和加子は常に細やかな配慮をもって業務に取り組んできました。

今回のインタビューでは、学生が世界へ踏み出す手助けをしたいという情熱の原点、5匹の愛猫たちとの暮らし、そして努力が報われると感じる瞬間について語ってもらいました。

 

SAFでどのような仕事をしていますか?


2024年9月から本部でシニア・プロジェクト・スペシャリストとして勤務しており、現在は主に組織の国際化支援に注力しています。

具体的には、Salesforce導入プロセスにおいて、SAFの専門担当者およびチェンジネットワークメンバーとして深く関わっています。米国外の学生のニーズが新システムに適切に反映されるよう取り組むと同時に、SAFスタッフが円滑に新システムへ移行できるよう支援しています。

また、日本の学生向けプログラムを中心に、SAFがカスタマイズするスタディツアープログラムも担当しています。申請手続きや出発前ガイドの更新、IES Global Center(IESグローバルセンター)やSAF日本との連絡調整もその一環です。

現在は、SAF全体で出発前コンテンツを標準化し、IESプログラムとより整合性の取れた、有用な内容を共通基盤として持てるよう取り組んでいます。


 

 

 

最もやりがいを感じた仕事は何ですか?


SAF日本事務局に勤務していた頃、海外留学から帰国した学生たちの成長した姿を目にしたり、留学中に困難を乗り越えた経験を語ってくれたりする瞬間に、最もやりがいを感じました。

現在の職場では、自分が関わっているプロジェクトが、実際にスタッフの業務に役立っていると実感できるときに、やりがいを感じています。

 

海外留学の業界で働くようになったきっかけは何ですか?

多くのSAF・IESスタッフと同様に、私自身も海外留学を経験しました。その体験を通じて、海外留学が学生にとって非常に価値ある経験であり、新たな可能性を切り開くものだと強く感じました。だからこそ、日本から世界へ踏み出したいと考える学生を励まし、支援するキャリアに進みたいと思いました。

また、大学院で学んだことを活かしたいという思いもありました。私の専攻は異文化コミュニケーションで、その知識は海外留学を目指す学生のサポートに大いに役立つと考えたのです。

 

SAFに入ってから仕事内容に変化はありましたか?

当初は、SAF日本の提携大学のうち1校に常駐するキャンパスアドバイススタッフとして採用されました。その後、複数の提携大学を担当し、学生募集から出発前手続きまで、留学プロセス全体を支援するようになりました。

SAF日本勤務の後半では、SAFプログラムに申し込む学生へのプログラムアドバイスを専門に行うようになり、出発前の申請手続きのサポートや、留学中に緊急事態が発生した際の本部との連携対応も担当しました。

さらに、プログラム終了後のワークショップも立ち上げ、卒業生がキャリア開発サポート担当のキャリアコンサルタントと連携できる仕組みづくりにも取り組みました。

昨年、家庭の事情で日本を離れ、米国へ移ることになりましたが、本部で現在の職を得ることができ、とても幸運だったと感じています。日本での経験を評価してもらえたことを、大変うれしく思っています。

 

学生が自分に合った体験をして、留学が成功するように、どのようなことをしていますか?

出発前オリエンテーションでは、トラブルへの向き合い方について学生に話していました。どれほど入念に準備をしても、海外留学中には多少のトラブルが起こり得ます。その出来事をどう捉えるかによって、単なる問題で終わるか、成長のチャンスになるかが変わります。

何の問題も起きない留学が、必ずしも良い経験になるとは限りません。問題解決の過程で得られる達成感や学びには、大きな可能性があります。それが、海外留学の成功につながることもあるのです。

 

学生やご家族と連携した中で、思い出に残っていることはありますか?

中学校に招かれ、海外留学の機会についてお話ししたことがあります。

その際、SAFの卒業生(次の質問で紹介します)に同行してもらい、自身の経験や、海外に行きたいと思った理由を語ってもらいました。学生たちはその話に強く引き込まれ、プレゼンテーション後には多くの素晴らしい感想を寄せてくれました。

 

海外留学のサクセスストーリーで、特に印象に残っているものを教えてください

SAF日本事務局を通して留学された鈴木智也さんの経験は、特に印象に残っています。

その学生は、以前の海外留学でパルクール(走る・跳ぶ・登るなどの動作を通じて心身を鍛えるスポーツ)に出会いました。帰国後すぐに、自らパルクールの練習を始めたそうです。

その後、SAFを通じてUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)へ留学し、英語を学びながら、米国のパルクール大会に出場する機会を得ました。語学プログラムの先生たちのサポートを受け、初心者向けのパルクール体験イベントまで開催しました。英語力を高めながら、自分自身に挑戦し、多くの人とつながっていったのです。

帰国後もパルクールの道を歩み続け、現在では日本トップクラスのパルクール選手として活躍しています。海外留学の成功の形は人それぞれですが、彼のストーリーは特に心に残っています。

 

デスクや仕事場に常に置いているものを1つ教えてください

子どもたちが小さい頃に描いた絵を、マウスパッドの中に入れています。仕事中に目に入るたび、良い思い出がよみがえります。

 

 

自宅では、猫たちがそばにいてくれて、疲れたときにはいつも撫でて癒やされています。

 

仕事の外で特に打ち込んでいる趣味や活動はありますか?

大の猫好きで、現在5匹の猫と暮らしています。時間があるときは、屋根付きのパティオで一緒に過ごし、写真を撮ったり遊んだりしています。

家族で動物園や水族館に行くのも大好きです。いつか、米国最大の水族館であるアトランタのジョージア水族館を訪れてみたいですね。

 

今までで一番記憶に残っている旅行は何ですか?

少し昔のことですが、米国留学中にフランスにいる友人たちを訪ねた旅が強く印象に残っています。エッフェル塔やモン・サン=ミッシェルを一緒に観光しました。

とくに心に残っているのは、一人で行動した時間です。オルセー美術館を訪れ、夜には有名なクレープレストランで、コアントローをたっぷりかけたクレープを味わい、ほろ酔い気分でパリの街を散策しました。その後、TGVに乗ってナントにいる別の友人を訪ねました。

最近では、フロリダのイチェタックニー・スプリングスへの旅が印象的でした。1時間半以上かかるチューブでの川下りは、水が透き通っていて、周囲の自然も穏やかで、とても神秘的な雰囲気に包まれています。時期が合えば野生のマナティーを見ることもできるので、今年もぜひ訪れたいと思っています。

 

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SAF設立25周年は、あなたにとってどのような意味がありますか?

私は14年間SAFで働いてきました。その間、スタッフとしても組織としても、多くの出来事があり、コロナ禍も乗り越えてきました。数々の困難を経て25周年を迎えられたことは、私にとって非常に大きな意味があります。

 

SAFの歴史の中で、お気に入りのストーリーや節目となった出来事は何ですか?

間違いなく、IES Globalとの合併です。この合併があったからこそ、SAFはコロナ禍を乗り越えることができましたし、学生たちはそれまで利用できなかったIESセンターのプログラムにも参加できるようになりました。

 

海外留学は、学生の人生をどのように変えると思いますか

海外留学とは、自分のコンフォートゾーンから一歩踏み出すことだと思います。言語や文化、生活様式を完全には理解していない環境で学び、生活することは簡単ではありません。

しかし、異なる経験や価値観を持つ人々とコミュニケーションを取り、関係を築くことには、非常に大きな価値があります。

留学を終えた学生は達成感を得て、価値観が変わることもあります。将来の可能性が広がり、留学前には想像していなかった道を歩むことになるかもしれません。


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