アーカンソー大学での学びが夢を現実に──SK Onでキャリアを築くSAF卒業生、キム・キファンさん

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卒業生スポットライト
Alumni Spotlight - Kihwan Kim

SAFのAlumni Spotlightに登場するのは、アーカンソー大学への留学経験をきっかけに、韓国で夢だったキャリアを実現したキム・キファンさん。幼い頃から世界と関わる仕事をしたいという志を抱いていた彼は、アメリカ南部に位置する名門研究大学・アーカンソー大学へと渡りました。

留学先では、機械工学を学びながら語学力を磨き、文化の違いを越えて友情を築き、人生に残る体験を重ねました。
初めてのアメリカの休日を過ごすなかで、異文化への理解を深め、視野を大きく広げることができたと振り返ります。

現在キファンさんは、韓国の大手EVバッテリー企業 SK On でモビリティの未来を支える仕事に従事。留学で培ったコミュニケーション力とチャレンジ精神を武器に、グローバルに活躍しています。

ここからは、キファンさんのキャリアと留学がもたらした変化についてご紹介します。

 

SAF student Kihwan Kim poses with study abroad friends at the Washington Monument while on exchange

 

■まずは自己紹介をお願いします。

こんにちは、キム・キファン(Kihwan Kim)です。韓国の崇実(スンシル)大学で機械工学を専攻し、SAFプログラムを通じて2018年の春・秋学期にアメリカのアーカンソー大学へ2学期間留学しました。

帰国後は現代(ヒョンデ)自動車グループでキャリアをスタートし、現在はSK Onで電気自動車用バッテリー部品の購買を担当しています。この分野で働いて6年ほどになります。

 

■SAFを通じて留学しようと思った理由は?

大学入学時から、グローバルに自動車部品を調達する仕事に就きたいと考えていました。
そのためには海外とのコミュニケーション力が不可欠なのですが、当時の私は外国人と話す際にうまく言葉が出てこず、その弱点を克服したいと思いました。

将来のために必要な“グローバルマインド”と“自信”を身につけるため、2学期間の長期留学に挑戦することに決めました。

 

■留学準備の際、SAFからどのようなサポートがありましたか?

もし自分だけで留学準備をしていたら、複雑さに圧倒されていたと思います。

SAFは書類からスケジュール管理、生活情報まで丁寧にサポートしてくれたので、私は指示に沿って進めるだけでよく、とても助かりました。

特に忙しい学期中は、SAFのサポートが大きな支えになり、勉強と準備の両立ができました。

 

留学中に直面した困難はありましたか?

予想外だったのは、アメリカで怪我をしてしまったことです。

海外での怪我は不安も大きいのですが、SAFが手配してくれた学生保険のおかげで問題なく治療を受けられました。

また、SAFチームは大小さまざまなトラブルに親身に対応してくれ、安心して留学生活を送ることができました。

 

■文化の違いや印象に残っているエピソードは?

最も思い出深いのは、友人の家族と一緒にワシントン州で過ごした初めてのサンクスギビング(感謝祭)です。

旅行をしたり、アメリカのホリデーシーズンを満喫し、本場の家庭の雰囲気を体験しました。

また、友人のお父さんが1990年代後半に駐韓米軍で勤務していたこと、祖父がベトナム戦争の退役軍人だったことを知り、とても温かく歓迎してくれたのが印象的でした。

 

SAF student Kihwan Kim celebrates Christmas with an American family

 

さらに、大学の U.S. Army Veteran Club に招待されたことも忘れられません。

ただの一般的な韓国陸軍の元軍人だった私に興味を持ってくれ、経験を話したり、活動に参加したりしました。

そして最も大きな収穫は、留学後も続く友情です。いまでも交流が続いており、今年は友人の結婚式に参加するため再びアメリカへ行く予定です。

 

■留学経験はどのようにキャリアに影響しましたか?

アメリカでは専門科目の授業やチームプロジェクト、夏休みの研究プログラムなど、多様な経験を積みました。

語学力だけでなく、異文化の人と自然に協働する力が身につき、それが今の仕事に直結しています。

現在はフォード、フォルクスワーゲン、ダイムラー、日産などのグローバル企業との交渉や、サプライヤーの現地工場への訪問など、日常的に海外とのやりとりがあります。

SAFでの経験がなければ、今のように自信をもって対応できなかっただろうと思います。

その成果として、キャリア初期にCEO賞を受賞することもできました。

 

■個人的な成長についても教えてください。

留学を通して一番大きく変わったのは、異文化の人とコミュニケーションをとることへの“恐怖心”を克服できたことです。

多様な背景を持つ学生たちと協働するうちに、適応力と自信が自然と備わり、今でも大きな強みになっています。

 

SAF student Kihwan Kim shares his Korean noodles with friends at University of Arkansas

 

多くの韓国の学生は外国語が得意ですが、実際に海外のパートナーと一緒に仕事をするとなると、また別の種類の難しさがあります。

留学を通して、異文化の人々とコミュニケーションを取り、協力し合う経験を積めることは、将来同じような場面に直面したときに大きな強みになります。

 

■振り返ってみて、SAFはあなたや同じような学生が“グローバルな視点”を身につけるうえでどのように役立ったと思いますか?

近年、グローバルなコミュニケーションスキルは製造業に限らず、ほぼすべての業界で必要とされるようになっています。

SAFのプログラムは、そうしたスキルを“本当に使える形で”身につける絶好の機会だったと思います。

 

■最後に、これから留学を考える学生へメッセージをお願いします

もしSAFへの参加を検討しているなら、迷わず挑戦してみてください。後悔しないと思います。

可能であれば2学期間以上の留学を強くおすすめします。時間が長いほど、経験はより深く、豊かになります。

SAFのおかげで、私は夢だったキャリアを築き、生涯の思い出となる経験を得ることができました。

この貴重なチャンスを、ぜひ最大限に活かしてください!


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