2022年の夏、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のサマーセッションに参加された
SAFグローバルアンバサダー、荒牧 玲さんの第2回目のレポートです。
サマーセッション中の授業の様子や、寮での暮らしについて伺いました!
今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください
私は今回のサマーセッションで英語と統計の計2クラスを履修しました。
英語のクラス(Conversation and Fluency)は英語での会話の方法や特徴についてやアメリカ人が会話をする際に行っている基本的習慣について学びました。
実際に現地の学生にインタビューを行ってその結果をプレゼンしたり、アメリカ人のルームメイトとの10分間の会話を録音して自己分析を行ったりするなど実践的な活動を通して自分の会話力の向上を感じることができたため、充実感のある授業であったと思います。
反対に、統計のクラス(Introduction of Statistical Reasoning)は一時間半の講義と一時間のディスカッション(統計ソフトを使ったデータ分析の実践)がセットで週二回あり、ハードな授業でした。
特に、英語での計算や英語の統計用語に慣れていなかった身からすると、一つ一つの内容を理解するのに時間がかかり、思うように課題を進めることができなかったことが印象に残っています。
授業の雰囲気はどうでしたか?
授業中に積極的に発言をしたり、先生に質問をしたりする生徒がいることが深く印象に残っています。
日本の大学では授業後に質問をする生徒はよく見ますが、気になったそのときに質問をする生徒はめったに見られないため、大きなホールでの授業の際もためらわずに発言をする生徒の姿に感銘を受けました。
授業スタイルも先生が生徒に対して質問を投げかける形式がほとんどの場合で活用されており、期間中に私も発言をすることを意識して授業を受けました。
わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください
特にESLのクラス(英語を第二外国語として学ぶクラス)では私と同じようにサマーセッションのみ参加しているアジア系の学生が大半を占めていたように感じました。
他のクラスでは現地のアメリカ人学生と少数のヨーロッパ系とアジア系の学生で構成されていました。
今期、授業外で何か参加されたアクティビティはありますか(Movie night等)
私はUCLA FIRST THURSDAYSというイベントに参加しました。
このイベントは各学期一週目の木曜日に開催されており、Movie Screeningが行われたり、ポップコーンや綿あめなどが無料で配布されるキャンペーンが実施されていたりしました。
また、大学対抗でのサッカーやアメフトの試合が頻繁に行われていたため、何回か観戦に行きました。滞在していた期間が本来は夏休み中であったため、イベントの数は少ないほうであると感じましたが、知り合いを増やせる良いチャンスであったと思います。
大学にはどんな施設がありましたか? その中でもよく利用した施設があったら教えてください
各寮には生徒が自由に使用することのできる共有スペースがありました。
また、寮の近くには丸々自習用として使える建物があり、IDがあれば入ることのできるスペースで授業前や夜を過ごしていました。その場所で課題を進めたり、友達と夜遅くまで話をしたりしていました。
また、勉強場所としては図書館も利用しました。UCLAの中でも有名なパウエル図書館は勉強スペースが非常に広く、集中して課題を進める場所として最適でした。
UCLAでは全体を通して生徒同士で活動できる施設が充実しており、規模も大きいと感じました。
食堂(カフェテリア)はありましたか? またその料金設定はどうでしたか?
寮の近くにダイニングホールが2種類あり、ミールプランとして週に14食分の食事ができました。
入り口で生徒IDをかざしてもらうことで利用でき、時間制限も特になかったため、一人でゆっくり食べたり、友達同士で長時間過ごしたりすることもできました。
全てビュッフェスタイルで、好きなだけ食べることができたため満足しています。
用意されている料理の中にはヴィーガン専用メニューやベジタリアンの人、イスラム教徒に配慮されたメニューも充実しており、多種多様な人種に合わせたメニューや味付けが充実されているように感じました。
滞在先から大学までの通学はどうでしたか? 交通機関等は利用しましたか?
滞在先の寮は大学敷地内に併設されていたため授業を受けに行ったり、図書館に行ったりするときは毎回歩きで移動していました。
しかし、大半の寮もそうでしたが、寮が大学敷地の端の方に位置していたため、慣れてくると20分弱程でしたが、初めのころは教室までの移動に30分以上かかってしまったこともありました。
現地の生徒の中には自前のセグウェイや電動スケートボードで移動していた人もいてとても驚きました。
滞在先についての良かった点、悪かった点を教えてください
偶然のことではありますが、滞在先の寮の部屋に冷蔵庫と電子レンジが備え付けられていたところが良かったです。
寮の共有スペースにも電子レンジはありましたが、夏前に退寮した生徒が置いていったものらしく、自由に使うことができました。
悪かった点としては、日本の夏と比べると、夜が寒くなりがちという点です。基本Tシャツでは寒くなり易く、途中で羽織れるものや長袖を用意する必要がありました。
滞在先の街の雰囲気はどうでしたか? また治安はどうでしたか?
アメリカに到着し、空港からUCLAに到着した際、アメリカにいることを忘れてしまうほど治安が良いと感じました。
休日や授業後にUCLAから離れて遊びに行く際は荷物を自分から離さないように心がけ、怪しい人とは目を合わせないようにし、マリファナのようなにおいがするところはすぐに離れるようにしました。
それだけ日本とは違う環境であると実感することができましたが、夏休み期間であったことも関係していると思いますが、過ごしていくうちに中にはUCLAの学生ではない家族連れや近所の人達も敷地内に入ってきていることに気づきました。
また、一度明らかにUCLA生ではない複数人に勧誘や詐欺目当てで話しかけられ、やはり大学内でも危機感を持たなくてはならないと感じました。
休日はどのように過ごしていましたか?
休日はロサンゼルス近くの観光地(ハリウッド、サンタモニカ、ビバリーヒルズなど)をメインに訪れました。
どの観光地も基本バスや歩きで向かうことができたので様々な場所を訪れることができたのではないかと思います。
また、最後の休日では同じクラスで仲良くなれた友達でサンフランシスコに1泊2日で旅行に行きました。
航空券からホテルまで全て自分たちで予約し、計画を立てられたことはもちろんですが、最後の休日を大きく締めくくることができて満足しています。
交通の便はどうでしたか?
休日に遊びに行った際は、たいていの場所にバスを使って移動しましたが、その場合、時間がかかっても30分以内には到着することができたので交通の便は非常に良かったのではないかなと思います。
特にバスは、UCLA近くや観光地付近には停留所が多くあり、アプリを使って調べることができたので有効的に使えたと思います。
素敵なレポートをありがとうございます!
勉強もしっかりこなしつつ、「夏休み」らしくロサンゼルスでの生活を楽しまれている様子が伝わってきました。
次はついに最終回!帰国後の振り返りレポートもお楽しみに!
荒牧 玲
2022夏学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。青山学院大学から、アメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校へ留学。