2023年10月26日から28日の期間、第24回中国国際教育年次カンファレンス&エキスポ(CACIE)が北京で開催され、世界のグローバル教育者が一堂に会しました。
中国教育国際交流協会(CEAIE)が主催するCACIEは、アジア太平洋地域で最も権威ある国際教育シンポジウムの1つです。2000年の初開催以来、毎年多数の意思決定者、オピニオンリーダー、専門家が、情報交換や協調、国際交流業界の研鑽に努めるためにこのイベントに参加しています。
こうした経緯を背景に、CACIEは中国における国際教育関連のイベントの中で最も重要な会議の1つとなり、スタディ・アブロード・ファウンデーション(SAF)をはじめとする世界中の教育機関、組織、専門家が参加を希望するイベントとなっています。
今年、SAFは「留学生のモビリティを通じて教育機関の専門分野の強みを高める」 というテーマでディスカッションを主催しました。このディスカッションでは、学生が留学をする経緯と理由、そして、大学がそれぞれの強みを発揮しながらこうした傾向に対応する方法について議論が行われました。このイベントプログラムは丸1日をかけて行われ、学者や専門家によるパネルディスカッションや交流会のほか、講演者らが満員の聴衆を前に各々の見解を披露する場も設けられました。
ディスカッションには数多くの聴衆が出席し、経験豊富な精鋭の専門家らが各々の見識を披露しました。SAFのシニアアソシエイトバイスプレジデント、Carol Carmodyは、イベントに集まった聴衆の前で講演を行いました。彼女は、非営利団体であるSAFがそのミッションに掲げている研究と教授法の重要性を強調するとともに、より明るい未来を形作るうえでのSAFの役割を明確に示しました。
「異文化が交わるグローバルな世界では、研究団体、教育機関の卒業生たちがどちらも、グローバルな視点に立ち、異文化環境で活動できる能力を発揮し、より協調的な世界に貢献することができます。」
このディスカッションには、多種多様な教育の専門家やオピニオンリーダーが出席しました。出席者には、在北京米国大使館、ブリティッシュ・カウンシル、バークレーやミネソタ大学といったアメリカの主要大学の代表者も含まれていました。加えて、北京理工大学、南開大学、江西財経大学、陝西師範大学、東呉大学などの地元や地方の教育機関も多く出席しました。
出席者は議論に参加する機会が与えられました。また、さまざまな教育的背景を持つ人々と交流し、この分野での理解と協力を深めるために企画された実り多い多様な活動にも参加しました。
Carmodyは将来について洞察を述べた後、大学間コミュニティの拡充に対する国際化の貢献について見識を共有できる場として、CACIEのような討議の機会に感謝の意を表しました。さらに、主催者であるCEAIEにも感謝を表明しました。このようなイベントは、中国の新たな学生たちだけでなく、国際社会にとっても、輝かしい未来を切り開くための礎となるでしょう。SAFは、今後もCACIEのような啓発的な会議が数多く開催されることを期待します。