SAF日本事務局は2024年6月15日(土)、東京でSAF Alumni(留学帰国生)を対象としたAlumni Partyを開催しました。
このパーティーには留学という共通点を持つ多くのSAF Alumniメンバーが集い、自身の留学経験を振り返りつつ、これからの未来やグローバルなキャリア形成について語り合いました。
当日は社会人・大学院生・現役学部生からなる54名のSAF Alumniメンバーと、IES 東京センターを通じて留学中の2名のアメリカ人学生が参加。
新型コロナウイルスの流行以来約4年ぶりの開催となりましたが、参加者及び関係各所の協力によりスムーズに行うことができました。
イベントは、SAF日本事務ディレクターのBrett Rummingerとアシスタントディレクター / プログラムアドバイザーのウェンゲル和加子の挨拶で幕を開けました。
二人が参加者に改めて感謝の意を述べて乾杯の音頭をとると、最初は緊張している様子だったAlumniメンバーたちの間にも笑顔が増え、自己紹介や談笑の声が聞こえ始めます。
今回のパーティーは渋谷のJINNAN CAFE様にご協力頂き、地下のスペースを貸し切って開催。
話しながらでも食べやすいピンチョススタイルのメニューをご提供頂き、参加者同士の交流の助けとなりました。
場の雰囲気が和やかになってきたところで、大学院生や社会人のAlumniメンバーを集めた座談会がスター ト。
SAFのモットーである「Change Your Life, Change the World!」を元に、留学が自分の人生にどのような影響を与え、これから自分がどう世界と関わっていこうと考えているのかインタビュー形式でお話を伺いました。
快くスピーカーを引き受けて登壇してくださったのは
- 安部 綾音 さん(2022年にUniversity of California, BerkeleyのSummer sessionに参加)
- 池内 一樹 さん(2023年からUniversité catholique de l’Ouestの語学力強化プログラムに参加)
- 西村 周 さん(2023年にUniversity of VictoriaのSummer sessionに参加)
- 蓮尾 愛莉 さん(2022年にUniversity of California, Los AngelesのSummer sessionに参加)
の4名。それぞれの略歴紹介からスタートし、留学先での経験やキャリアパスなどを具体的な例を交えてたっぷりお話頂きました。
「英語しか通じない環境で生活できたという経験は、とても自信になりました。どんなに大変なことでも日本語だし大丈夫!というマインドになれたのは大きいです」 - 安部 綾音さん
「失敗することを恐れなくなりました。留学先での言語学習は、ネイティブに対してtry&errorを繰り返すようなもの。間違いをすることが当たり前になり、ミスが怖くなくなりました。帰国後は積極的になれるようになり、研究分野についての理解がより早くなったと感じています」 - 池内 一樹さん
「留学を通して、コンフォートゾーンから踏み出し、未踏の地でいろんな機会に自ら足を運び様々な人と関わっていくことで、未知のことに挑戦する際の恐怖に免疫がつきました」 - 西村 周さん
「留学で身についた姿勢は、「自分から積極的に前に出ていくこと」。もともと外交的なタイプではあるが、留学中慣れない環境で母国語ではない英語で積極的に発言するのは正直チャレンジングでした。しかし、日本と違いアメリカは授業への積極的な参加の評価度も高かったので最初は1回でも発言しようと心に決めて毎回授業に出ていました。私はアメリカの会社で働いていますが、やはり「会議への参加資格は発言」という文化があり、留学にいった経験は生きていると感じます」 - 蓮尾 愛莉さん
座談会後のQ&Aセッションでは、現役学部生から「留学が就職活動にどのような影響を与えるのか」や「なぜ海外で働きたいと思うのか」といった、就職活動と留学に関する質問が多く寄せられたのが印象的でした。
座談会の後は、国名BINGO大会がスタート。
こちらはイベント開催前から4人の学生スタッフが企画してくれていたもので、厳選された「今の大学生がもらって嬉しい」5つの景品を巡って熱気にあふれたレクリエーションとなりました。
最後に、Rummingerが閉会の辞を述べました。
彼は参加者全員に対して改めて深い感謝の意を表し、参加者一人ひとりの存在がこのイベントを成功に導いたことを強調しました。
また、これからも繋がり続けることの重要性を語り、SAFコミュニティの一員としての誇りを共有しました。Rummingerは、留学経験がもたらす価値や、国際的な視野を持つことの重要性を再確認し、今後の皆さんの活躍を期待していますと述べ、温かい拍手に包まれる中、イベントは成功裏に幕を閉じました。
未知の世界への扉を開けて留学という冒険に踏み出し、無事に帰国したSAF Alumniの皆さん。
留学先では楽しいことだけではなく、困難や挑戦もあったでしょう。
座談会でもお話がありましたが、自分のコンフォートゾーンから出て異なる文化や価値観に触れることで、結果的に自分自身をより深く理解し、未来を切り開いていく力に繋がったという方も多いはず。
SAFは、Alumniパーティーや留学×就活セミナーなど「留学後」のイベントを通じて、Alumniの皆さんが「留学」という共通点を持つ新しい友人たちと出会い、自分の新たな可能性や未来を見つけるサポートをしていきたいと考えています。
それはきっと皆さんの人生においてかけがえのない宝物となり、私たちスタッフにとっても貴重な学びの場となるでしょう。
今後は東京だけではなく関西での開催や、IESの留学生との定期的な交流も視野に入れながら、Alumniという「留学の輪」を大切に育てて行く所存です。