【留学体験記】ハワイ大学ヒロ校 安藤 理桜子さん【第2回】

学生のポートレート写真
安藤 理桜子

2023年夏、学習院大学からアメリカのハワイ大学ヒロ校へ留学中の安藤さん。

留学生活が始まって約半年。最初の学期の振り返りや、現地での生活の様子を聞いてみました。

 
授業がある日の平均的な一日のスケジュールを簡単に教えてください

8:30前後に起床し、当日のスケジュールに合わせ授業の準備をしたあと、身支度を整えます。その日の気分によって、オートミールやフルーツなど、軽く朝食をとります。

大学の授業の合間に締め切りが近い課題を進めたり、友達とカフェテリアでランチをしたりします。

授業が終わると、食堂で夕食をとります。

夕食後は、友達と過ごしたり、日本語チューターのボランティアをしたりしていました。

近くで開催されているイベントに参加したり、課外活動や友人と遊びに行ったりすることもありました。

夜に友達とキャンパスセンターに出かけて、課題や楽器を弾くなど思い思いに過ごすことが一日の一番のお気に入りの時間です。

その日のタスク量や気分にもよりますが、就寝は12時から1時ごろが多かったです。もともと夜人間で、朝食をとらないことも多いので、日本での生活リズムを崩さないまま過ごすことができました。

 

ハワイの夕暮れ
 
 
 
今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください

私が履修したクラスの中で、最もユニークな授業はKuleana and Community です。

Kuleanaとはハワイ語で、「責任」を意味します。主に新入生やハワイ外出身の学生に向けて最近開講された授業です。

この授業では、ハワイやヒロの歴史、自然や文化について学びます。

ヒロをはじめとするハワイ各地に伝わる神話や伝説からレイの作り方などの文化を学ぶことで、土地とのつながりを感じることができました。

多くの専攻で、一般教養として卒業要件に組み込むことができるようで、出身や学部に関わらずたくさんのクラスメートに出会えるのも魅力です。

 
 
授業の雰囲気はどうでしたか?日本の大学と異なる点はありましたか?

大学の公式サイトでも紹介されているように、ハワイ大学ヒロ校の特徴は少人数制にあります。

私が履修した対面授業では、最大で25名程度でした。

人数が少ない分、教授と関わる機会も多く、レポートに対しても細かい添削やフィードバックを受けることができました。

また、教授が学生ひとりひとりの習熟度を把握しており、それぞれに合わせた声掛けをしてくださることがモチベーション維持につながっていました。

 

ハワイ大学ヒロ校の正面入り口

 

 

わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください

ハワイ大学には100名弱の留学生がいます。

その中でも日本出身の学生は多く、20%程度を占めています。

次いで多いのは太平洋諸国出身の学生で、ミクロネシアやマーシャル諸島、パラオ共和国などです。

ヨーロッパ出身の学生はヨーロッパ全土で30%前後でした。

 

 

今期、授業外で何か参加されたアクティビティ(Movie night等)はありますか?

ハワイ大学の国際センターが主催する留学生向けパーティーやサンクスギビングランチなどに参加しました。

キャンパス内の寮が主催する映画会や日帰り旅行、ハロウィーンパーティー、カジノナイトなどにも参加しました。

また、ヒロにある日系人コミュニティーが主催する文化の日や環境保全などのイベントもお手伝いさせていただきました。

どれも楽しくて、素敵な思い出です。
 

 
留学先大学にはどんな施設がありましたか?よく利用した施設があったら教えてください

キャンパス内には、図書館、屋外プール付きのジム、医師や看護師に健康状態を相談できるスペース、カフェテリア、キャンパス内に住む学生のための食堂、コーヒーショップ、5種の寮などがありました。

私は基本的に夕食には食堂を、昼食にはカフェテリアを利用していました。

授業の合間は図書館やその前の広場で過ごすことがほとんどで、週に1回程度事務も利用していました。

また、学生はジムで自転車を無料で借りることができ、私も休日によく利用していました。

 
ハワイ大学ヒロ校大学内
 

 
大学内に食堂(カフェテリア)はありましたか?あった場合、その料金設定はどうでしたか?

キャンパスの中心部にカフェテリアがありました。

基本的に大学が開講している日にのみ、8:30~15:30の間で営業しています。

ハワイらしいロコモコやスパムむすびに加えて、ハンバーガーや自分で具材をカスタマイズできるサンドイッチ、日替わりメニューなどがありました。

やはり人気なのは日替わりメニューで、週によってテーマが決まっており、時には世界各国の料理を楽しむこともできました。

周囲のカフェなどと比較すると、料金は少し高めに設定されていたように思います。

 

 

滞在先から大学までの通学はどうでしたか?交通機関等は利用しましたか?

私はキャンパス内の寮に住んでいたので、徒歩で通学していました。

寮の目の前の信号を渡るとすぐキャンパスだったので、通学に関しての不安は特になかったです。

 

ハワイの信号

 

 

洗濯設備はどうでしたか?

洗濯設備は、寮の1階のランドリールームに、洗濯機と乾燥機がそれぞれ15台程度設置されていました。

クレジットカードでのみ支払いができ、洗濯と乾燥でそれぞれ$2.25ずつかかります。

周囲の相場を見ても、高めに値段設定がされていました。もちろん洗剤類は用意されていないため、別途自分で用意する必要があります。

私はTシャツや短パンなどの簡単なものは手洗いをするなど工夫して、洗濯機の利用は月に2~3回に抑えていました。

 

 

滞在先についての良かった点や悪かった点があれば、それぞれ教えてください

何といっても一番の利点は、ベッドルームが個室だったことです。

中にはせっかく留学に来ているからルームメイトと仲良くなりやすい2人部屋の方がいいという留学生もいましたが、私個人としては、深夜でも断りを入れずに日本に住む家族や友人と電話ができたり、課題を進めたりできるため、1人部屋でよかったと考えています。

また、キャンパスに近いことも魅力のひとつです。

一方で、どうしても生活圏内がキャンパスにとどまってしまうため、積極的に外出するなどの工夫をしていました。

 

 

街の雰囲気はどうでしたか?また、治安はどうでしたか?

ヒロはとてもあたたかい街でした。慣れないことに戸惑っていても、周りの誰かが必ず助けてくださいました。

明るくフレンドリーな方が多く、店員さんや通りすがりの方でもよく話しかけてくださった印象です。ひとりと知り合いになるとみんなと知り合いになれるといっても過言ではないくらい、人のつながりが強い場所でもありました。

治安もよく、子ども連れのファミリーもよく街中で見かけました。

ダウンタウンまで行くとホームレスを見かけることもありましたが、それによって危険を感じたことはありません。

 

ハワイ大学で見た虹

 

 

交通の便はどうでしたか?

ヒロにある公共交通手段はバスのみです。

週末には寮がスーパーマーケット行きのシャトルバスを出しているので、それを利用することも多かったです。

また、車の持っていない学生はUberやLyftなどのタクシーアプリをよく利用していた印象があります。

 

 

休日はどのように過ごしていましたか?

休日の過ごし方は、のんびりと過ごしたり、課題に取り組んだり、ダウンタウンへ出かけたりと週によってさまざまでした。

ジムで自転車を借りてきて、友達とダウンタウンまで行き、そこで買ったポケボウルやアサイーボウルなどをビーチで食べるのがお気に入りです。

また、授業のフィールドトリップが開催されることもあり、それらにも積極的に参加していました。

 

 

滞在先や大学の周囲にお気に入りのお店や場所があれば教えてください

色々な場所を訪れることができたので、なかなか一つには選べませんが、イミロア天文学センターはお気に入りの場所のひとつです。

ハワイ大学の学生は無料で入館することができ、施設内ではプラネタリウムも上映されているため、月に2回程度通っていました。

もともと天体に興味があったので、とても楽しく過ごすことができました。

センター内の展示は季節ごとに更新され、特にハロウィーンの飾り付けが可愛かったです。

また、屋外の庭園にはハワイに由来する植物がたくさん植えられており、ハワイの動植物についても学ぶことができるのもお気に入りポイントです。

 

ハワイ、イミロア天文学センター内の展示

 

 

第2回のレポートをありがとうございます!

夜に友達と課題に取組んだり楽器の演奏をしたりするの、一日の終わりとして最高すぎますね!

3回目のレポートも楽しみにしています!

 
学生のポートレート写真

安藤 理桜子

みなさまAloha~、安藤理桜子です🌺

学習院大学からハワイ大学ヒロ校に留学しています。

自分の興味やしてみたいことに忠実になるのは勇気のいること。

今回の留学では「自分に正直に」を目標に、怖気づくことなく様々なことに挑戦していきます!

留学について踏み出しきれないどなたかのあと一歩になれましたら幸いです💘

ターム:
2023 Fall
留学先の地域・都市:
出身大学:
学習院大学 国際社会科学部
出身国:
日本
学部学科:
国際社会科学部 国際社会科学科 2年