【留学体験記】カリフォルニア州立大学ロングビーチ校 坂田 万由子さん【第2回】

プロフィール写真
坂田 万由子
ハロウィンの仮装をした友達と撮影した写真

2021年の秋からアメリカのカリフォルニア州立大学ロングビーチ校に留学中の

SAFグローバルアンバサダー、坂田 万由子さんから第2回目のレポートが届きました!

留学生活が始まって約半年。最初の学期の振り返りや、現地での生活の様子を聞いてみました。

 

 

今期おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください

ALI(語学学校)での時間割は、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング、ビジネスイングリッシュという科目で構成されていました。

日本の英語の授業では、リーディングに焦点が当たった授業が中心です。しかし、どの語学学校にも共通する点だとは思いますが、ALIの授業では4分野を均等に学ぶことが出来ます。その中でも特に英語力が伸びたなと実感した授業は、ライティングとスピーキングの授業です。

ライティングは大学でのエッセイの書き方に活かせる書き方を教えていただきました。大学の授業で活かせるエッセイの学び方を学ぶことが出来ました。

スピーキングでは、プレゼンテーションを何度か経験しました。日本の授業ではなかなか経験できない事なので、とても貴重な経験になりました。

 

授業の雰囲気はどうでしたか?

少人数で常に発言がしやすい雰囲気でした。体調が悪いときはzoomでの参加が可能であり、先生方の対応もとても親切でした。

授業は平日の朝の9時からおよそ3時までで、毎日同じメンバーで授業を受けていたため、同じクラスの生徒とはこの学期間でとても仲良くなることが出来ました。

少人数で発言しやすい雰囲気というのは、学部履修では経験できない語学学校ならではの醍醐味だと思います。特にコロナ禍ということもあり、今年は例年よりかなり人数が少ないそうです。

正直、語学学校においては交流できる人や機会は少なかったです。しかし、より仲良くなれて授業で発言しやすかった点は良かったなと思います。

 

わかる範囲で結構ですので、今期の学生さんの国籍の比率を教えてください

日本人の割合はかなり多く、半数弱。その他、台湾、メキシコ、ベトナム、中国、イランの生徒などがいました。

異なるプログラムではありましたが、フランスの方も多くいました。

ハロウィンの仮装をした友達と撮影した写真
 

 

今期、授業外で何か参加されたアクティビティはありますか(Movie night等)

コロナ禍という事もあり、語学学校内のアクティビティはかなり少なかったです。

数は少なかったですが、語学学校のアクティビティには例えば、カヌーやパンプキンカービング(カボチャをナイフなどでくり抜いて、オリジナルのデザインを制作するアクティビティ)などがありました。どれも楽しかったです!

語学学校内では現地の大学生と関わりが持てないため、語学学校外でのアクティビティには積極的に参加しようと心掛けていました!

私の場合は、大学の日系学生団体に積極的に参加していました。日本で言う、サークルのようなものです。日本とのハーフの方や日本に興味がある方が沢山集まっているため、留学生である私にとって入りやすい団体でした。

毎週集まる機会があり、毎回新しい人と知り合うことができます。仲良くなった友達とは個人的に遊ぶこともありました。ハロウィンパーティーなどのイベントにも参加し、沢山の思い出を作ることができました! 授

業のみに専念するのではなく、たくさんの人と関わることで英語の上達はもちろん、現地の文化をリアルに知ることができます。

英語がまだまだ未熟な私にとって、ネイティブスピーカーと対等に話すことはもちろん不可能ですし大変です。しかし積極的に自ら授業以外のコミュニティに飛び込むことで、彼らの価値観や文化を知ることができたと思います。

ハロウィンのかぼちゃを囲んで友達と撮った写真
 

 

大学にはどんな施設がありましたか? その中でもよく利用した施設があったら教えてください

CSULBはアメリカの大学の中でも、とても広い大学です。私の場合、秋学期は語学学校に通っていたため、授業を受ける場所は同じで移動する必要は無かったのですが、学部履修をしている学生は移動が大変そうでした。

CSULBはスポーツが盛んな大学だけあって、とてもスポーツ施設が充実しています。特にジムはとても広く、学部履修をしている学生なら無料で利用できます。ロッククライミングなどが利用できる施設もあります!さらに、ボーリングやビリヤードが大学内でできる施設もあり、様々なことを大学内で体験できます。日本では滅多に見られない光景です。

図書館は勉強するスペースが十分にあり、授業後によく利用していました。グループ用のスペースや個人用のスペースがあるため、勉強のスタイルに合わせて場所を変えることができます。

また、屋外には多くのベンチが設置されていて、オンライン授業を屋外で受けている学生もたくさんいました。私も天気が良いときには、屋外のベンチはよく勉強していました。

 

食堂(カフェテリア)はありましたか? またその料金設定はどうでしたか?

大学内にカフェやレストランがあります。種類は多いわけではありませんが、十分食事を楽しめます。

ファーストフードから軽食まで困ることはありません。やはりファーストフードの割合は高く、健康的な食事を続けることは少し難しいです…。

料金は全体的に安くはないです。日本と比較すると、アメリカの物価自体高いので、食費は常にかかってしまいます。そのために、家で自分で作って持参したりしていました。

大学の施設自体は充実していて、食に困ることはありませんでした。

 

滞在先から大学までの通学はどうでしたか? 交通機関等は利用しましたか?

私の住んでいるアパートから大学まではバスを利用していました。

ロングビーチはバスは充実している点、とても暮らしやすいです。しかし、バスだと車の2倍の時間を要します。私の場合は、大学まで車だと20分程度で到着する距離をバスで40分程度かけて毎日通学していました。

コロナの影響でバスが無料の時期があり、その期間はホームレスの方などがよく利用していたため少し治安の悪さを感じましたが、有料になってからは安全に利用できています。

やはり車社会であるために、車を持っていないとかなり不便です。日本は電車が常に時間通りに動いていて、容易に遠くへ行くことができます。しかし、アメリカでは車が無いと遠くへ行くことはなかなか難しいですし、夜に交通機関で移動することは危険が伴います。

そのため、現地の大学生によく車に乗せてもらっていました。

海沿いの観覧車をバックに撮影した写真
 

 

滞在先についての良かった点、悪かった点を教えてください

SAFが提供してくださったアパートはとても快適で満足しています!徒歩わずか10分以内に海沿いに出られるため、散歩やランニングをするには最適です。

大学の寮に住みたかったのが正直なところですが、アパートでの生活で十分満足しています。

 

滞在先の街の雰囲気はどうでしたか? また治安はどうでしたか?

海沿いやダウンタウンはとても安全ですが、治安が悪いところも多くあります。内陸部に入るほど治安はあまり良くありません。

夜1人で歩くのは少し危険であるため、車を持っている現地の大学生の友達に送ってもらいます。

アメリカで生活していると日本の安全さを身に染みて実感することが出来ます。ロングビーチだけではなく、アメリカのどの地でも共通して言えることだと思います。

町の写真
 

 

休日はどのように過ごしていましたか?

平日に出た課題をしたり、時間がある時には友達と遊んだりしていました。

平日は基本的に学校があったため、休日にスーパーに出かけて食材などを買いだめしていました。

また、個人的にIELTSに向けた勉強をしていました。課題をする際は、お気に入りのカフェで勉強をしたり、大学の図書館を利用していました。

11月の後半のサンクスギビングでは1週間授業がありませんでした。その期間には友達と4人で車でサンタバーバラやサンフランシスコ、ヨセミテ国立公園などたくさんの地を訪れました!

サンフランシスコではシーフードを堪能し、ヨセミテ国立公園では見たこともない絶景を見ることが出来ました。

英語での会話は、やはり英語を実際に使うことでスキルアップすると思うので、たくさんの人と遊んで交流することが大切だと思います!

美しい山々を背景に撮影した写真
 

 

交通の便はどうでしたか?

1人で移動する時には基本的にはバスを利用していました。しかし、バスは車の2倍以上の時間を要するので決して便利とは言えません。

日本の電車のように時間通り来ることもあまりないです。しかし、ロングビーチは比較的に他の都市よりも便利なのではないかと個人的に思います。

 

 

お忙しい中、くわしいレポートをありがとうございます!アメリカらしいハロウィンのイベントの様子や雄大な山々に囲まれた景色がとても素敵です。

留学期間も残り半分。次のタームも楽しみですね……!

第三回のレポートもお楽しみに!

 

プロフィール写真

坂田 万由子

2021夏学期スタートのSAFグローバルアンバサダー。慶應義塾大学から、アメリカのカリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ留学。

出身大学:
慶應義塾大学
出身国:
日本
学部学科:
文学部 人文社会学科 3年