1. 綿密な準備を、まだ十分に時間のあるうちから始めてください
ビーチや美しい国立公園、休日の他国への旅行や美術館巡り。最近はたくさんの人が留学生活の様子を自ら発信するようになり、そのどれもがとても魅力的で楽しそうに見えます。
しかしいくら楽しそうに聞こえても、フルタイムで勉強したり働いたりするのに加えて、独特の文化を持つ新しい場所に適応するのは、本当に大変で難しいことです。
ですから、あなたの「楽しい」を実現するためにも、必ず出発前、それも余裕をもって始めるようにしてください。
2. 心を強く持ち、あなた自身の留学プログラムに参加する目的を、常に忘れないようにしてください
語学力を鍛えるためなのか、専門分野に関する知識を深めるためなのか、もしくはたくさんの人や文化に触れ、学ぶことなのか。
留学に参加する目的は人それぞれ。人の数だけ違う形の留学が存在します。
その「自分だけ」の留学の目的を忘れなければ、つらいとき乗り越える力になったり、楽しいときにより素晴らしいアイデアを思いつくきっかけになるかもしれません。
どれだけ毎日が楽しくても、遠い異国の地で一人で生活するというのは大変なことです。知らず知らずのうちに疲れが溜まってしまうものなので、疲れたな、しんどいなと思ったときには、誰かに助けを求めてください。
プロによる精神的なサポートを受けることは、アメリカやオーストラリアなどの多くの国ではごく一般的なことです。風邪をひいたときに薬を飲んだり病院に行ったりするように、心が疲れたときにも病院に行ってメンテナンスをする。大学にも心理カウンセラーが配属されている場合がほとんどなので、気軽に休憩してください。
3. 外国で過ごす時間を存分に生かし、学校あるいは職場での責務と楽しい遊びの間で、時間のバランスを取ってください
授業も遊びも課題も全て、しかも母国語ではない言葉でこなさなければならないのは、大変ですよね。
だからこそ、タイムマネジメントがとても大切になってきます。
一番いいのは、やらなければいけないことを自分の中でルーティーン化してしまうことでしょう。部屋に帰ったらまず課題、ご飯を食べてシャワーを浴びたら予復習をして、残りの時間は休憩……という風に、大体の流れを決めてしまうとかなり楽になります。
なんだか集中できないな……という日は、ポモドーロテクニックを取り入れたり、「これが終わったらドーナツを食べよう」「一時間勉強したら映画を観よう」など報酬系を利用したり。いっそゆっくり休んでしまうのもいいかもしれません。
ガチガチに計画を立てすぎると疲れてしまうので、少し余裕を持つことも大切です。
4. 覚えておいてほしいのですが、留学プログラムに参加する機会を得る人はほんの一握りです
留学によって、あなたが輝かしい未来を手に入れるチャンスは飛躍的に増すでしょう。
就職活動に役立つのはもちろんですが、留学はあなたの人生にとってとても大切な経験になるでしょう。
私たちSAFのスタッフも留学や海外生活の経験がある者がほとんどですが、みんな「あのとき留学をしてよかったな」と思っています。
5. 現地での活動に参加してください
現地の文化についての見識が得られるだけでなくネットワークを広げる好機にもなるので、これも大事なことです。
例えば大学や地域でのボランティア活動。これまで留学された先輩の中にも、大学内で日本語を学んでいる・日本に興味がある学生に日本語や日本文化を教えるボランティアに参加された方が多くいらっしゃいます。このような文化交流は、実践的な語学の勉強になるだけではなく「外側から見た日本」について考える貴重な機会になるでしょう。
- 現地大学の日系学生団体に参加していた坂田 万由子さんの体験談
- Japanese Societyで日本語を教えていた本間 萌さんの体験談
もしくは、イベントや学生団体の企画運営に関わるのもいいかもしれません。
- 留学先大学のアンバサダーとして活動していた淺賀 凪美さんの体験談
皆さんが最高の留学生活を送れますように!