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SAF留学プログラム参加学生の体験談

yuri_kanamitsu_01.jpg氏名: 金光 邑里 (Yuri Kanamitsu)
所属大学: 獨協大学 外国語学部 交流文化学科
留学先大学: クイーンズランド大学 (オーストラリア)
留学タイプ: 1年間 (語学力強化+学部授業履修プログラム/休学留学扱い)
留学開始時期: 2012年7月
留学時の学年: 3年生

今回の留学はどのように決めましたか?
私が留学を決めたきっかけは、海外留学に対する思いが強く、また語学を習得したいと考えたためです。
私は中学時代に通っていた個別塾で英語を教わるうちに、海外へ興味を抱くようになりました。そこで高校に進学してからも英語に力を入れて学習し、現在通っている獨協大学の外国語学部に入学しました。しかし、入学当初受験したTOEICでは440点しか取得できず大変悔しい思いをしました。そこで卒業までに800点を取得できる程の語学能力を身につけたいと思い、大学在学中に留学をしたいと考えるようになりました。
そして大学4年時に1年間休学をして、オーストラリアのブリスベンにあるクイーズランド大学に留学しました。留学を決意した当初は行きたい国が特にあったわけではなく、英語圏であればどこでも良いという状況でした。
最初は留学先として人気なアメリカに留学をしようと考えてTOEFLを受験していましたが思うように点数が伸びず、IELTSの方が高得点を取得しやすいと友人やアドバイザーの方に言われたため、IELTSに変更しました。実際に私はTOEFLのようなパソコンを使って行う試験が得意ではなかったので、IELTSに変更後すぐに、予想よりも高い点数を取得することができました。
IELTSは主にイギリス、オーストラリア、ニュージーランドで使用されるものだったので、その3ヶ国に絞りました。最終的には、温暖な気候、時差の少なさ、学力レベルの高さ、また利便性などから総合的に判断して、最も適したクイーンズランド大学に決定しました。
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金光さんが受講していた学部準備英語コースについて教えてください。
私は学部に進む前に、大学内にある語学学校の大学準備英語コースBEP(Bridging English Program)を10週間受講しました。このコースは、IELTS6.0以上でクイーンズランド大学に入学することを目的とした人のためのコースでした。そのため、私以外の学生はクイーンズランド大学の学部/修士課程に入学予定の学生ばかりで、私のようなVisiting Studentは他にいませんでした。また日本人もコース全体の約100人中2人しかいなく、90%が中国人という状況でした。大学で授業を受講するためには10週目に行われる英語4技能(リスニング・ライティング・スピーキング・リーディング)のテスト全てに合格する必要がありました。授業の内容は4技能全てに関するもので、特にライティングに絞った授業内容でした。7週目までに700語程度のレポートを提出する課題がありましたが、ここで学んだリサーチの方法やレポートの書き方は、大学での授業を受講するうえで大変役立ちました。
テスト内容は基本的にIELTS形式の語学学校が独自に作成した問題でした。またスピーキングは10分間のプレゼンテーションと2人1組での会話のテストでした。授業を休まずに一生懸命勉強すれば、テストには合格できます。しかし、その中でも落ちてしまった友人もいましたので、とにかくクラス内では積極的に取り組み自宅で自己学習をすることが必要だと感じました。プレッシャーは他のコースよりもあるとは思いますが、大学で授業を受講した時に戸惑うことなく勉強をできたのは、このコースで事前準備をしたおかげだと思っています。 

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留学生活の中で大変だったこと、思い出に残っていることは何ですか?
留学中に勉強面で最も大変だったことは、大学で授業を受講していた時に行ったグループワークです。私以外のメンバーがネイティブであったこともあり、最初のディスカッションに参加した際に何を言っているのかが分からず全くついていけませんでした。それまではコミュニケーションをとる中でそこまで困ったことがなかったので、英語を話すこと自体に恐怖を覚えてしまい、家で塞ぎ込んでしまいました。しかし「留学にせっかく来たのにこれでは意味がない!」と焦りを感じ、まずは日本の友人にskypeで連絡を取り相談しました。その時に友人が「失敗を恐れないでもっと積極的になった方がいい」と言ってくれたことをきっかけに、頑張ろうと気持ちを改めました。そこで私自身に何が足りていないのかということを自分なりに考えて、ラジオを1日1時間聞く、邦楽を一切聞くのを止めて洋楽を聞く、またディスカッションの際には最低3回は発言する、といったいくつかの目標を立ててコツコツと続けました。そしてメンバーにも「英語が分からないから迷惑をかけてしまったらごめんね」と伝えて、グループワークの際にも私が書いたものをチェックしてもらいました。その結果少しずつメンバーの言っていることも理解できるようになり、課題の中で重要な部分も任せてもらうことができました。辛い経験ではありましたが、積極性の重要さを学ぶ良い機会となり語学力向上においても大変役立ちました。
また生活面で思い出に残っていることは、週末や中間休み、長期休みに友人と遊んだことです。例えば、ブリスベンにはEkka festivalという大きなお祭りや、10月にはOktoberfestというドイツの収穫祭が行われます。またゴールドコーストも近いので、市内を観光したり近くの遊園地に遊びに行ったりして気分転換も兼ねてよく外出していました。勉強が非常に大変なので、こうして外出することで友達の輪も広がりストレス発散になっていたと思います。 

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授業以外に取り組んでいたことを教えてください。
私は語学学校が終了した後に学校が始まるまで1ヶ月程あったので、1週間程オーストラリア国内を旅行しました。その際にケアンズのグレートバリアリーフでダイビングに挑戦し、ライセンスを取得しました。ダイビングは日本でもできますが、オーストラリアの方が盛んで料金も安く海も綺麗なので、何か現地でしかできないことをしようと考えた時にダイビングを選びました。ライセンス取得後には大学のダイビングサークルに所属してツアーに参加したり、またブリスベンから2時間ほどで行くことができるゴールドコーストで1ステップ上のライセンスも取得しました。また私は留学生向けのサークルにも所属していました。そこではBBQや旅行などの各イベントを開催していたので、積極的に参加し友人を作りました。実際に大学で授業を受講するだけでは友人を作ることは難しいのですが、このサークルに参加したことで交流の幅がより広がったと思います。

現地での生活の様子を教えてください。
私はまず、語学学校に通っていたときは学校からバスを含めて20~25分程の場所にホームステイしました。ショッピングセンターと駅まで歩いて10分の場所だったので、大変便利な場所でした。そこの家庭は若い夫婦と4歳の男の子、2歳の女の子がいました。子供たちが小さいこともありパパママは子育てに追われている様子でしたが、私も本を一緒に読んだり、プロックで遊んだりしながらコミュニケーションをとって楽しい時間を過ごせました。
ホームステイをする前はルールとか厳しいのかな、と思っていたのですが、この家庭では特にルール等はなくシャワーの利用時間や門限もありませんでした。ご飯も平日の朝昼、土日の朝食以外は全て用意してくれて、日本人の学生をこれまでに受け入れてきた経験もあり、ライスを使った料理を作ってくれたこともありました。ホームステイ先には新居に引っ越した後にも遊びに行ったりして、帰国後の現在でもメールで連絡を取り合っています。
その後に7月~11月までを大学からバスを含めて30分程のアパートで過ごしました。また駅が目の前だったので交通の便は大変良い場所でした。そこでは3人で一つのダイニングルーム・キッチン・バスルームをシェアしていて、自室は個室でした。自室も6畳程あり清潔で大変過ごしやすい場所でした。私はベトナム系オーストラリア人とイラン人の女の子とシェアしていました。料理は3人とも経験がなかったために個人で毎日作っていました。食材はバスで20分くらいかけた所にあるショッピングセンターに週に1回通って購入していました。3人で行動することはほとんどありませんでしたが、リビングにあるテレビを見たり楽しい時間を過ごせました。ルームメイトと揉めることも一度もなく、非常に暮らしやすい状況でした。ただネットの環境があまり良くなく、特にアパートでは滞在中に数回ほどネットが繋がらなくて不便を感じたことがありました。 

yuri_kanamitsu_08.jpg 休暇はどのように過ごしましたか?
休暇はなるべく外出するようにしていました。友人と映画に行ったり、ご飯を一緒に食べたり、また1人でもショッピングに出かけたりしていました。ただ、物価が高かったので(日本で言うと都心と同じくらい)、あまり外出してお金をかけることはできませんでした。映画は学生だと安くて600円程で見られるので、何回か行っていました。また土日で余裕のある時には友人とゴールドコーストに遊びに行っていました。ゴールドコーストには日本で有名なサーファーズパラダイスや、3つのテーマパークがあります。
長期休暇の際には、オーストラリア国内を一人旅しました。最初は友人と行く予定でしたが、語学学校のテスト結果の関係があり1人で行くことになりました。その旅行ではケアンズとウルル(エアーズロック)に行きました。ケアンズでは上記の通り、近くのグレートバリアリーフでダイビングのライセンスを取得しました。エアーズロックではツアーに参加してキングス・キャニオンの散策やエアーズロックの日の出日の入り観賞をしました。また現地ではバックパッカーに宿泊し、同じ部屋の人に話しかけてご飯を一緒に食べたりして楽しい時間を過ごしました。

これから留学する学生に伝えたい留学先大学、留学先国(都市)の魅力はなんですか?
私が思うオーストラリアの魅力は、自然がたくさんで時間がゆっくり流れていることです。ブリスベンはCityもあり比較的都会ではありますが、緑もたくさんでCityの中にも大きな植物園があります。気候も夏になると雨が増えますが、それ以外は穏やかで非常に暮らしやすいです。また、人も環境と同じように穏やかで、非常に親切です。時々オーストラリアでは人種差別があるのではないかと思われる方がいますが、私の経験上では全くそのようなことはなく、分からないことがあり質問すると笑顔で教えてくれるような非常に人が温かい町でした。日本の都会のように便利ではない部分もありますが、その分ゆったりと暮らせる場所でした。また、オーストラリアにはブリスベン以外にもケアンズ、エアーズロック、シドニー、メルボルンと魅力的な場所がたくさんあるので、休暇中に旅行するのも楽しみの1つだと思います。
クイーンズランド大学は日本の大学に比べて自然が豊かで広大な土地を持つ大学です。また、オーストラリア国内でも教育レベルが高いと呼ばれる大学でもあります。キャンパス内には湖があり、友人と「私たちはジャングルの中で勉強してるみたいだね!」と話していました。日本で見たことのないような鳥や、イグアナまでキャンパス内で見られます。授業の合間に散歩をするのもクイーンズランド大学ならではの楽しみではないかと思います。また自然だけではなくて、図書館やカフェがキャンパス内に多数あるので勉強をするうえでも困ったことはありません。

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留学で得られたものはどのようなものがありますか?
私が留学経験で得たことは、自分から積極的に行動する力です。特にオーストラリアでは18歳を過ぎると大人とみなされるので、人に頼ってばかりだと敬遠されてしまいます。実際に、語学学校で中国人の友人が自分で調べれば分かるような質問や一度先生が説明したような質問(図書館はどこ?とか課題はいつまで提出か、など)をした時には、「We want to treat you as an adult, so we don’t feed you」と言われていました。それを聞いてからは、日本にいた時よりも責任ある行動を意識するようになりました。また友人を作ることも黙っていては難しいと感じ、授業で席が隣になった人には積極的に話しかけてイベントにも参加するように努めていました。そのこともあって初対面の人とのコミュニケーションをとる力が身に付いたと思います。そして、オーストラリアのゆったりした風土で過ごしたことによって帰国後は前よりPositiveになった気がします。帰国後には就職活動をしましたが、焦らずに自分のペースで前向きに活動できたのも留学したおかげです。
勉強面でも帰国後に受けたTOEICでは大学入学時の目標よりも高い900点を取得することができ、生活面では今まで実家暮らしだったこともあり両親に甘えてばかりでしたが、多くの人に支えられながらも外国の地で自分の力で暮らしたことによって自信もつきました。
また海外で暮らしたことによって日本に対する思いが変わりました。日本人は礼儀正しく優しくて、食べ物も美味しく、物も豊かで素晴らしい国だと再認識することができました。もちろんオーストラリアも素晴らしかったですが、日本に生まれて良かったなぁと帰国後は強く感じるようになりました。

yuri_kanamitsu_05.jpg 留学経験を今後どのように 生かしていきたいですか? 
帰国後に強く感じたことが、留学で得たものは日常的に生かせる場面が多々あるということです。 語学力の面で言えば、今後仕事においても活かしていけると思います。実際に現在スポーツクラブでの受付のアルバイトをしていますが、外国人のお客様が多く日本語ができない方もいらっしゃるので、その際には英語で対応しています。来年の春から社会人になりますが、同じように英語力は活かせる機会があると思います。 生活面においても、留学前は自宅住まいで両親に頼ってしまい家事をすることもなかったので、現在は留学経験を生かして自立を目標に生活しています。例えば留学先では拙いながらも毎日自炊を心がけていたので、帰国後も料理は続けています。 また留学で培った積極性や前向きな姿勢は現在も日々の生活の中で役立っています。将来のことも、留学前までは「自分の思い通りにうまくいかなかったらどうしよう。」と不安に感じていましたが、留学後には「何とかなるし、何とかするしかない。」と前向きに考えることができるようになりました。就職活動において選考に落ちることがあっても、「内定は企業から頂くのではなく、自分が取りに行くんだ!私を落とすなんてもったいない!」くらいに考えて前向きすぎるくらいでした。また何か失敗した時にも前述のグループワークでの経験から、落ち込むことよりも次に失敗しないようにすればいいと考えて行動することができるようになったと思います。 帰国してから半年経ちましたが、これからも様々な場面で留学経験を活かしていければと思います。


その他に伝えたいことがありましたら教えてください。
留学をしようと決めた当初は語学を習得することを目標にしていました。しかし、実際に留学してみて語学は生活の中で人とのコミュニケーションに使用するツールであって、最終目標ではないことに気がつきました。語学以上に学べたことの方が多く、大変良い経験をすることができたと思います。特に世界の国々に友達が出来たことは一生の宝物です。また私は、今年中に個人的に現地の友達とホームステイ・ファミリーに会いにブリスベンに遊びに行こうかと現在計画しています。そのくらい現地の生活や友達が大好きで帰国後も恋しく思っています。これから留学に行こうと考えている人も、貴重な体験をどんどんして楽しんできてください!

 

 
   
Last Updated: 8/11/14