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SAF参加学生の体験談

so_masuda_01.jpg氏名: 増田 創 (So Masuda)
所属大学: 立教大学 異文化コミュニケーション学部
留学先大学: アメリカン大学 ワシントン・セメスター・プログラム (アメリカ)
留学タイプ: 1年間 (国際キャリア開発プログラムアカデミック・インターンシップ・プログラム
留学開始時期: 2011年8月
留学時の学年: 3年生

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ワシントン・セメスター・プログラム(WSP)に参加しようと思ったきっかけは何ですか?
大学2年の後期、学科のプログラムでSAFを通して、アメリカのインディアナ大学に語学留学しました。その時は、意気込んで行った留学であったはずが、気付いたら環境に甘え、与えられた課題だけをこなしていました。英語力があまり伸びないまま、あっという間に留学生活の半分以上が終わってしまいました。このまま中途半端で帰国したら一生後悔すると思い、自分の中で目標を立てました。それがWSPへの挑戦です。WSPの一番の魅力はインターンシップを通して実学的な勉強もできる点でした。しかし、当時の自分の英語力はWSPへの出願に必要なスコアからは程遠く、周りの人間は口を揃えて「正直厳しい」と言いました。悔しかったですが、何も言い返せない自分を情けなく思い、絶対にやってやろうと意気込み、それから1ヶ月半の間死に物狂いで勉強しました。そしてこの2ヶ月弱でTOEFLを5回受験しました。各回徹底的に自分の弱点を研究し、改善に努めた結果、目標スコアを取ることができました。今思えば、初めからすごく真面目に留学生活を送り、英語力もそれなりに伸びていれば、それはそれで満足してしまい、さらにその上の留学を目指すことはなかったと思います(笑)
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選択された分野は何ですか?セミナーの様子や研修旅行などについて教えてください。
秋学期(1学期目)はPeace & Conflict Resolution(平和維持・紛争解決)、春学期(2学期目)は、International Environment & Development(国際環境・国際開発)を選択しました。セミナーの形式は、まず教授がTheory(理論)についての講義を行い、その後はゲストスピーカーによる講義、ディスカッションと続きます。ゲストスピーカーはその分野の第一線で活躍しているプロフェッショナルやリーダーの方々で、毎回違う方が来てくださいました。研修旅行は、秋学期はバルカン半島(セルビア、ボスニア、クロアチア)に行きましたが、この3週間の間だけでも100名近くのゲストの講義を受けました。90分にわたるボスニア大統領とクラス一対一のレクチャーもあり、質疑応答などの機会も設けられました。今考えれば、二度とできない経験なのかなと思います。また冬休みには、平和紛争解決の学習の一環として、自主的にリベリア研修旅行に参加しました。リベリアでは、ノーベル平和賞を取った大統領や各政府機関のトップと会う機会もあり、大変興味深かったのを覚えています。春学期はガーナに行きました。ここでは、米国大使館や国連専門機関、NPO、BOPビジネス会社などを訪れ、色々な方からお話を伺いました。またガーナ全体を回り、数多くの農村なども訪ね、授業で学んだことを実際に自分の目で確かめました。本当に物事は「百聞は一見にしかず」で、これは大変貴重な経験となりました。また授業の一環で、ガーナの地元民により設立されたNPO団体への支援として、彼らのマイクロファイナンス・プロジェクトにファンド・レイジング(資金集め)なども行いました。

インターンシップ先について教えてください。
1学期目は、とりあえずオファーをくれたところに行ければ良いというスタンスでいました。現地に到着してから、WSP主催のインターンシップ・フェアがあり、そこでいくつかの企業や団体と接触することができました。面接をして、オファーを受けたNPO団体でインターンシップをすることにしました。その団体は、住民から集めた家具を無料で提供するという活動を行っているNPOでしたが、肉体労働が中心で自分のやりたいこととは違っていたため、他のインターンシップ先を探しました。次にインターンシップをしたところは、アメリカには様々な宗教を持つ人々がいることから、異文化共生の機会を設けるという趣旨でたくさんの人を集めてコンサートを企画する、というNPOでした。私は広報の仕事を任され、イベントの告知や電話、メール対応などを行いました。自分が携わったコンサートが成功に終わったので、達成感を感じました。2学期目は、いくつかの企業、団体よりオファーをもらうことができ、その中からインターンシップ先を選ぶことができました。燃料電池を扱っている小規模のNPOで、リサーチアシスタントとして働きました。ちょうどその年に東京で会議が開かれるということで、その会議に向けた資料の作成や日本企業への連絡を任されました。また、何か形として残ることをしたい、とプロジェクトを要請したところ、福岡で取り組まれているハイドロジェンタウン(福岡水素タウン)に関して日本語でリサーチし、英語で調査書を作成するという作業を任されました。ネットマガジンとはいえ、その記事を出版していただいた時には、やはり嬉しかったです。
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留学を通して大変だったことは何ですか?
大量のリーディングをこなすのと、セミナーでのプレゼンテーションがとても大変でした。文献については、ただ単に読むのではなく、人に分かるように説明しなければならないので、読むのにかなりの時間を要しました。プレゼンテーションは、1学期目に2回ありましたが、これもただ発表するのではなく、オーディエンスは分からない箇所があれば容赦なく質問を浴びせてくるので、相当の準備が必要とされました。1回目は要領も分からなかったので散々な結果でしたが、2回目のプレゼンテーションはクラスメートから、前回から格段に良くなっている、と言われたのでとても嬉しかったです。2学期目からは自分から積極的に教授に相談に行き、課題図書以外にも教授に勧めてもらった文献を読んだりもしました。また関連分野で自分の興味を持ったものに関しては、積極的に学ぶようにしました。

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授業やインターンシップ以外ではどんなことをされていましたか?

自分から積極的にワシントンD.C.で開催されているフォーラムなどに参加しました。D.C.は世界中からその分野の第一人者が集まっており、人がとても刺激的な街です。この機会を逃すわけにはいかないと思い、学生という身分もうまく利用して、ネットワーキングをはかりました。国際機関や商社、JICAなどで働いている方々から貴重なお話を直接聞くことができたことは、将来の自分のキャリアを考える上でもとても大きかったと思います。また長期休暇には積極的に動き回りました。大学のプログラムに申し込み、リベリア(アフリカ)・スタディツアーに参加したり、留学先で出来た友達の家を渡り歩き、お世話になったりもしました。現地で出来たたくさんの友達とは、今でも頻繁に連絡を取り合っています。新しい環境での、「一からの人間関係の構築」というのが、留学の醍醐味なのではないかと思います。

増田さんの視点からの「グローバル人材」についてお聞かせください。
英語が流暢に話せる人が必ずしも「グローバル人材」とは限らないと思います。世の中では英語を第二言語として話す人と関わる可能性の方が大きく、完璧な英語を話す必要はないと思います。私は、英語が好きだから英語を勉強したのではなく、自分のやりたいことを実現するのに英語が必要だったからがむしゃらに勉強しました。大切なのは、「英語力」ではなく、その人の「本質」だと思います。環境適応力が高く、とにかくコミュニケーションをとろうとする姿勢や、異文化を理解しようとする姿勢がしっかりとある人が、世界でも通用する人材なのではないでしょうか。
 
so_masuda_11.jpg 最後に留学を終えて感じたWSPの魅力について教えてください。
WSPの魅力は座学だけではなく、実践ができることだと思います。リソースや機会は豊富にあるので、自分さえ望めばいくらでも色々なことに挑戦できます。来月から、WFP(国連世界食糧計画)でのインターンシップが決まっていますが、もし、WSPに参加して基本的なビジネススキルを身につけることができていなかったら、このようなチャンスは巡ってこなかったと思います。またアメリカ本学生がマジョリティであるものの、WSPに来ている学生たちも非常に多様性に富んでいます。実際にクラスメイトには、ドイツ人やフランス人、ノルウェー人、コロンビア人、メキシコ人、セネガル人などがおり、両学期ともにアジア人は私だけでした。異文化コミュニケーションを学ぶ私にとって、「一度で二度おいしい」プログラムでした。それに加え、一言にアメリカ人学生といっても、彼らも国内留学という形で留学を行っており、WSPを通して全米に友達を作ることが出来ます。これらの伝手で、居候してアメリカを歩き渡ることもできます。留学には人それぞれに様々な形・目標があって良いと思いますが、とにかく現地の人と一体化しようと考えていた私には、たまらない環境でした。WSPが自分の価値観を大きく変え、視野を著しく広げてくれた、と言っても過言ではないと思います。

 
   
Last Updated: 2/3/14