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SAF参加学生の体験談

mariko_nishiyama_01.jpg氏名: 西山 真莉子 (Mariko Nishiyama)
所属大学: 立教大学 異文化コミュニケーション学部
留学先大学: FIEロンドン・インターンシップ・プログラム (イギリス)
留学タイプ: 1学期間 (国際キャリア開発プログラムアカデミック・インターンシップ・プログラム
留学開始時期: 2013年9月
留学時の学年: 2年生

なぜ「FIEロンドン・インターンシップ・プログラム」を留学先として選択したのですか?
私が今回の留学先を決めた理由は3つあります。1つは高校を卒業してすぐにカナダで2ヶ月間語学留学をしたので、2回目の留学はレベルアップして語学留学ではないプログラムがいいと考えたこと。2つ目は私の性格上、長期滞在をするならば地方よりも絶対に都会の方がいいと思ったこと。3つ目に、何より、憧れていたイギリス/ロンドンに行ってみたい、という3点でした。
FIEでは、難しいプログラムに参加したことによって常に挑戦し続けることができましたし、都会が好きな私にとって、ロンドンの街はとても刺激的で飽きることがありませんでした。そして、大好きなイギリスにいて、そこで生活をしているのだ、という意識がモチベーションの維持に繋がっていました。非常に単純な理由でしたが、留学先を決めるにあたって必要十分な理由であったのではないかと思います。

FIEのプログラム内容や魅力について教えてください。
FIEの魅力は何と言っても、大学レベルの授業を受けることができる上に、インターンシップも経験できる欲張りなプログラムであることです。最初の7週間は授業中心で、1週間の秋休みをはさみ、後半7週間は水曜日と木曜日と金曜日にインターンシップ先で働くことになります。ディスカッションベースの授業は20人ほどの少人数制で、豊富な種類の中から好きな授業を3つほど選ぶことができます。内容はイギリスに関連したものが多く、イギリスの政治からイギリスのポップカルチャーまで多岐にわたっていました。また、授業によっては教室から出てフィールドワークをすることも、ゲストスピーカーを呼ぶこともありました。私が取ったBritish Life and Cultureという授業では、イギリスの国会議事堂の内部見学に行きましたし、イギリスが抱える諸問題に関連して本物のホームレスの方を招き、彼の心中や状況を聴くことができる機会がありました。質の高い授業は、紛れもないFIEの魅力の一つです。
次に私が魅力を感じたものは、生徒の国籍です。 mariko_nishiyama_04.jpg 主にアメリカの学生の課外活動を支援しているので、まわりはSAFを利用して留学してきた1人の中国人のルームメイトを除いては、私の知っている限りFIEの生徒は全員アメリカ人でした。そのため、留学中に日本人といつも一緒にいてしまった、ということはありえませんでしたし、英語を母語にする人たちと同じ授業を受けるので、授業内での緊張感は日本で味わうことのできないものでした。さらに、イギリスにいながらにして存分にアメリカの文化を体験することができます。11月の終わりには、ルームメイト皆でアメリカの祭日である感謝祭をお祝いしました。
最後に、FIEのスタッフの皆さんもFIEを魅力的なものにしている大きな理由です。小さな機関であるからこそスタッフは皆親切で友好的でした。さらに、生徒へのサポートがとても充実しています。私には担当のアドバイザーがついており、定期的にミーティングを行い、私の現在の調子を親身に聞いてくださいました。レポートを書く際には、ライティングサポーターにアドバイスをもらうこともできましたし、日本語対応可能なスタッフもいました。また、ロンドンの有名大学の一つであるImperial Collegeと提携しており、そこの大学に併設してあるパブを利用することも、サークルに参加することもできました。そして、非英語母語話者のために、週に1回Conversation Clubを空き教室で開いていました。上記した通り非英語圏出身者は生徒の中にはかなり少ないのですが、FIEの清掃員や、提携している学校の留学生なども参加し、各々の国の文化について和やかにお喋りをしていました。

FIE特有の授業や、一番面白かった授業について教えてください。
mariko_nishiyama_03.jpg私の一番お気に入りだった授業は、Music in 20th Century Britainという授業です。イギリスを好きになった理由の一つがイギリスの音楽だった私にとって、願ったり叶ったりの授業でした。内容は主に、イギリスの歴代の音楽の種類とそれに代表されるミュージシャンを紹介して鑑賞し、宿題として事前に読んできた音楽に関する学術的な文章についてクラスでディスカッションをしていました。音楽の種類はクラシックからポップスまでカバーしており、好きなバンドが出てきたときには授業もより楽しかったです。リーディングパックの内容は、ビートルズと若者文化の関係性や、90年代ブリットポップに見るイギリスらしさなど、サブカルチャーとして音楽を取り上げているものが多かったです。また、授業の一環としてライブレポートを書くために、授業外で3回コンサートを観に行くこともできました。最後の授業ではクラスの皆で一から歌詞を考えメロディーを作り、オリジナルソングを完成させました。あまりの会心の出来に、そのときに録画した動画は今でもとってあります。

インターンシップ先が決まるまでと、インターンシップの内容について教えてください。
まずロンドンに行く前に、資料を参考に働きたい仕事の分野を第3希望まで選択し、CVと呼ばれる日本で言う履歴書のようなものと、Personal Statementという志望理由書を書き上げて提出しなければなりませんでした。日本の履歴書と勝手が違うので戸惑いましたが、SAFのスタッフの方が推敲してくださった上に、ロンドンに行ってからもインターンシップが始まる前ならば書き直しが効いたので心配は無用でした。また、留学前に国際電話を使用してFIEのスタッフとインターンシップ・ディスカッションを行い、インターンシップ先に求めるもの、達成したいこと、心配事などを聞いてもらえます。
秋休み前にインターンシップ先が決まり、FIEからそれを知らせるメールが届きます。私はボランティアセンターで受付の仕事をすることになりました。事前のディスカッションで、私はとにかく英語力をあげたいという要望を伝えていたので、接客業を選んでくれたのだと思います。インターンシップ先の種類はとても豊富で、私の友達には学校の先生のアシスタントやジャーナリスト、金融関係、音楽業界でマーケティングをしている人もいました。それからインターンシップ先との面接に備えて、FIEから各々のインターンシップ先の情報や面接の際の注意事項などのオリエンテーションを受けます。私は正直、「英語もろくに使えないのにどうしよう」とかなり不安になっていたので、アドバイザーにお願いして面接の練習をしたりと、できる限りの準備をしました。本番の面接は、もちろん企業にもよりますが、私のところは非常にあっさりとしていて、担当者の仕事机の横に座らされて軽く会話をしておしまいでした。
私の仕事内容は、基本的にはウェブサイトを通してボランティアを志願してきた人々を登録し、データベースから彼らに合ったボランティアを見つけてメールで提供することや、あるいはセンターに直接やって来た志願者の人たちに1対1で気に入ったボランティアを紹介することでした。もちろん受付の仕事なので、事務作業や電話受付はその都度行います。初めは言語的なバリアを強く感じていてとても不安でしたが、同僚や上司は皆とても優しくて毎日楽しく仕事ができました。日本人を仕事仲間に持つことが初めてだということもあり、日本のことについても興味を持ってくれ、たくさん質問をしてくれました。クリスマスに近い時期には皆でクリスマスパーティーを開き、とにかく日本に見られる上下関係のない、仲の良い職場でした。私の勤務最終日には、「真莉子が抜けた穴はなかなか埋められないね」、「FIEから初めてインターンを受け入れたけど、真莉子が頑張ってくれたからこれからも受け入れようと思っているよ」と声をかけてくれ、7週間という短い期間でも私を一員として温かく迎え入れてくれた職場を離れることがとても辛かったです。

mariko_nishiyama_02.jpg ロンドンでの生活について教えてください。
ロンドンは東京に負けない大都会で、3ヶ月半いましたがガイドブックに載っている全てを観光することができなかったくらいです。FIEのプログラムは、日本の大学生活よりは遥かに忙しいですが、自由時間もしっかり確保できます。そのため私は、毎週末どこか観光地を訪れていましたし、ロンドン内だけではなく、ビートルズで有名なリヴァプールや田園風景が広がるコッツウォルズ、秋休みにはスコットランドのエジンバラにも遊びに行きました。私はプログラム後に時間を取っていましたが、アメリカ人のルームメイトたちは週末や秋休みにはヨーロッパ各国をまわっていました。日々の生活は、学校に行き授業を受けた後は、コーヒーを買って寮の近くにあるKensington Gardenという大きな公園に散歩しに行ってリラックスし、寮に帰って夕飯を作り宿題をする、というのが主でした。週末にはルームメイトとパブにお酒を飲みに行ったり、ショッピングに行ったり、多国籍なロンドンだからこそ様々な国の料理を皆で食べに行ったりしていました。

最後に、この留学を通して得られた能力について教えてください。
海外で働いたという経験は、大きな自信に繋がったと思います。ロンドンは非常に多文化都市なので、生まれがイギリスではない人々がたくさんいます。私はインターンシップ先のボランティアセンターを訪れてくれた1人の女性のことを今でも覚えています。彼女はボランティア志願者でしたが、英語が覚束ないようで、対応した私の同僚に何度も自分の英語について謝っていました。私が彼女にボランティアを紹介することになり、私の質問が理解できないときや英語で表現が見つからなかったとき、彼女はやはり謝っていました。そこで、「私も英語を勉強している身で、私の英語も上手くないから安心して話してください」と伝え、なんとかその女性の不安を取り除こうと努めました。最終的に彼女の満足いくボランティアを紹介することができ、感謝の言葉をかけてもらいました。私自身英語母語話者に囲まれて生活している中で、英語に対するコンプレックスは正直とても大きかったです。しかし、この時、自分の今持っている能力を最大限に生かすこと、コンプレックスを武器として慣れない環境に適応することを学ぶことができました。語学力や海外経験を除いて、これが今回の留学で得られた一番の能力です。

 
   
Last Updated: 8/6/14