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SAF参加学生の体験談

kei_itagaki_01.jpg氏名: 板垣 慶 (Kei Itagaki)
所属大学: 立教大学 異文化コミュニケーション学部
留学先大学: モンタナ大学 (アメリカ)
留学タイプ: 1学期間 (学部授業履修プログラム/留学扱い)
留学開始時期: 2011年8月
留学時の学年: 3年生

なぜ様々ある留学先大学の中からモンタナ大学を選んだのですか?
僕は高校生の頃、交換留学でアメリカに留学していました。LAの郊外だったのですが、結構都会で、日本で生まれ育ったのも都会、大学も都会なので、これまでに経験したことのない大自然の環境で勉強してみたいなと思っていました。留学先を決めるに当たり、様々なガイダンスに参加しているうちにモンタナが大自然に囲まれた環境であることを知り、行ってみたいと思うようになりました。
最初は高校生時の留学の印象が強過ぎて、正直、今回の留学にモチベーションが見出せなくて、ちょっとラクしようかなと言う気持ちがなかったわけではありません。だから語学プログラムで1学期間行こうと思っていましたが、留学準備室/SAFから「もっとチャレンジしたらどうか?」と言われ、TOEFLを受けてみました。結果、モンタナ大学の学部授業履修プログラムに参加できることになりましたが、もしこの時に言われていなかったら、僕の留学は不完全燃焼に終わっていただろうなと思うし、チャレンジしたことに大きな満足を感じています。また、他にももっと学部授業履修プログラムで行ける人がいたのではないかと思いました。

kei_itagaki_02.jpg 「ラクに行ける」と思っていた留学から、現地の授業を履修するというプログラムに変更したとのことですが、準備段階で気持ちの変化はありましたか?
準備期間が少なかった分、不安はありました。ただ、不安からではありますが、出発前にできることをやろうと思いました。例えば、僕が留学したのは2011年8月からだったので、震災から半年の時でした。震災のことは絶対にきかれるだろうなと思いましたし、自分でも説明できるようにしておかなくちゃいけないと思い、英語のニュースや関連記事を読み、ある程度英語で説明できるようにして行きました。『VOA英語ニュースファイル3 - 3.11東日本大震災と原発事故』という本がとても参考になりました。CDも付いているし、海外でどのようにニュースとして取り上げられたのかも分かり、震災についての理解も深まったと思います。
また、他の国や現地の学生と“対等”に話をすることができるようになる、というのが僕の留学準備のテーマで、世界情勢やニュース、知識を身に付けて行こうと思い、猛勉強しました。例えば、アメリカの歴史や政治について調べて行くのはもちろん、中国や現代史についても本を読んだりして勉強をしていきました。自己紹介はできても、その先のコミュニケーションを充実させるような知識や質問力がないと、より踏み込んだ関係を築くことはできないと思い、自ら会話の糸口、ネタを作っていくような準備をしたのです。僕は相当準備を入念に、留学先でも適応できるようにという目標を持ち、進めていきました。そのおかげで、震災に関する質問にはしっかり答えることができたし、ディスカッションもすることができたし、現地の友人と対等に深く語り合ったり、自分をアピールしたり、自信を持って積極的になれた部分があったと思います。それは、自分がしっかり準備ができたからだと思います。

kei_itagaki_03.jpg 留学準備をしっかりやったということですが、それでは留学先到着後はどのような目標を持っていたのですか?
「留学生という立場に甘えず、成績や勉強を頑張る」ということを目標にしました。アメリカは分からないことをきくことは恥ずかしいことではない、きくことは良いことだと考える国なので、分からないことがあったらとりあえずきいた方が良いです。例えば授業で分からないことがあったら1人で抱え込まずに、教授や院生を頼り、分からないことを明確にしたり、留学生同士で勉強会を開き、一緒に勉強しました。そのため留学生同士の結束が強まり、結果として成績も取れたので良かったです。目標達成のためにやってきたことが結果となったので、達成感がありました。
高校生の留学経験から感じていたことですが、来たばかりのころは分からないことが多いけれど、きかないと「なぜきかないの?」と言われてしまうので、とりあえずきくことは心掛けました。英語圏へ行くのであれば、質問する英語力はしっかり身につけて行くことは必須だと思います。あとは臆せずに。できないわけではないけれど、怖いからきけない場合は、時と場合によって誰かを頼り、質問して解決する力も、自分の力だと思います。このような経験を通して、今回の留学では特にコミュニケーション能力は伸びたと思います。

kei_itagaki_04.jpg 目的をしっかり定め、達成したということでやりがいがある留学となりましたね。実際にどんな授業を履修したのですか?
僕は1学期間のみの留学だったので、何かを専門的に勉強するというよりも、教養という意味で、アメリカの視点から勉強できたら良いなと思い、履修科目を選択しました。どの授業も今までの経験、大学受験やTOEFLの勉強、これまで取ってきた授業の経験も含め、役に立ったと思います。TOEFLを勉強していなかったら、授業中に頻出した難しい単語も分からなかっただろうし、大学受験で培った集中力が授業中には役に立ちました。
一番取って良かったと思うのが「Human Geography」の授業です。人文地理、人の流れを追って地理を見ていくというコンセプトの授業ですが、経済、音楽、都市計画、エネルギーなど、毎回違うテーマで授業が展開していき、教養としてもとてもためになったし、テストや、レポートを作成することで本当に勉強になりました。1学期間を通して10枚のレポートがあったのですが、1枚10点と決められていて、成績の付け方が明確なので、やりがいもありました。1クラス70名くらいのレクチャー形式で、先生も熱心でとても面白かったです。
他に「Race & Minorities」、「Non-verbal communication」、「Elementary Spanish」という授業を取りました。スペイン語は息抜きと思い取ったのですが、他の2つの授業は面白かったけどそれぞれ大変でした。レジュメも板書もない授業において、授業での集中力や授業のポイントをつかむ能力が鍛えられたと思いますし、リスニング力やメモを取る力も強くなったと感じています。もう1学期間いたら、もっとできたことがあったなと思います。

kei_itagaki_05.jpg 色々な人との出会いがあったとのことですが、特に印象の強い出会い、エピソードはありますか?
今回の留学で、最初に出会ったのが韓国人の大学院生で、彼とは本当にたくさんの時間を過ごし、話をしました。彼は英語がとても上手だったので、自分にとっては英語の勉強にもなったし、彼は経済学専攻だったので、自分の授業の中で経済に関わるレポートや課題がある時など、よく力になってもらいました。今でも交流は続いていて、親友と呼べる人だと思います。
また、ジャーナリスト志望の韓国人の子からは、日韓問題や歴史認識についてたくさん質問をされ、熱く議論をしたこともありました。「これぞ留学だ!」という感じでしたね。この出会いと彼らと話したことは、現在の研究テーマにつながっていて、今後も研究を進めていきたいと考えるようになりました。

kei_itagaki_06.jpg この留学がどのような影響を与え、変化をもたらしたのか、今後のことについて聞かせてください。
「Human Geography」の授業でエネルギーや原発について勉強したことで、日本のエネルギーや環境問題について興味を持つようになりました。今後、この分野で就職活動や、今後の大学での学びについて研究を進めていこうと思っています。今回の留学は、僕の知的好奇心を駆り立ててくれました。何かについて考えるきっかけを作ってくれたというか、疑問を持ったり、意見を言ったり、もっと知りたいと思い、行動できるようになりました。今は知りたいことで溢れています。

kei_itagaki_07.jpg 最後に、これから留学する学生へメッセージをお願いします。
日本人のアイデンティティを持って、「日本のことは任せろ」くらいの準備をして行ってほしいです。他の国の留学生と対等に話ができるように、最低限日本のことをしっかり知って、行ってほしいです。あとは自分が得意なもの、スポーツとか何でも良いので、その人なりのものを持って行ってください。そして常にアンテナは高くして、動くこと。留学期間に関わらず準備はすごく大切で、準備がどのくらいできるかによって、留学生活が変わると思います。

 
   
Last Updated: 8/11/14