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SAF GA 第8期生 - 2019 Fall
瀬尾 遥 帰国後インタビュー
瀬尾 遥(Haruka SEO)
帰国後インタビュー


所属大学: 東京女子大学 現代教養学部
留学先国: アメリカ
留学先大学: ミシガン州立大学
留学タイプ: 学部授業履修プログラム
期間: 2019年8月〜2020年5月(一年間)
※新型コロナウィルスの影響により4月中旬に帰国

◆ 留学を決めたきっかけは何でしたか。
o 小学生の頃から英語に興味を持ち始め、映画や音楽はほとんどすべて英語のものを見たり聴いたりしていました。いつかアメリカに留学することを夢見て勉学に励み、留学が必須であった東京女子大学国際英語学科に入学しました。また、アメリカの映画が好きということもあり本場アメリカでFilm Studiesやアダプテーション研究について学びたいと切望していたのでアメリカへの留学を決めました。

◆ 今回の留学先を選んだ理由を教えてください。
o ミシガン州立大学に決めた理由は、大学の奨学金制度を受けるにあたってTimes Higher Rankingなどの世界大学ランキングで100位以内であること、そしてIELTS6.5以上を取得する必要がありました。その上でミシガン州立大学はそれを満たしていたということと、アメリカの東海岸や西海岸のようなポピュラーな場所ではなく、歴史や地域色豊かな地方の大学で学びたいと思っていて、文化にも興味があったからです。

◆ 留学先大学での生活はどうでしたか。
o アメリカに着いた頃、スピーキングは唯一の不得意分野であったのでコミュニケーションが円滑に取れないこともしばしばあり、困惑することがありました。しかしルームメイトやクラスメイトは忍耐強く優しく接してくれました。その結果半年以上すぎた頃には段々と自信がついてきているのを実感しました。すべての経験が初めてのことだったのでとても新鮮でした。現地の友達がミシガン州のいろいろな所へ連れて行ってくれたり、自分で長期休みを利用してニューオリンズやボストンを旅行したりしてアメリカ国内の地域色の違いやそれぞれの楽しさを肌で感じることができました。また、ミシガン州立大学はアメリカで2番目に広いキャンパスと言われるほど広大なキャンパスで、キャンパス内にいくつもの寮や食堂がありました。冬は驚くほど雪が降り、どれもこれも映画で見るような世界でした。間違いなく22年間の人生で1番楽しかった1年間であったと思います。

◆ では次は授業について、おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください。
o 面白かった授業は元々興味のあったアダプテーション研究の授業です。小説から映画化される時の社会背景や考察のディスカッションなどを行いました。様々な意見をみんな積極的に発表するのでとても刺激を受ける授業でした。小説を読むということで毎週100ページ以上のリーディング課題が出ていましたが、元々読むことは好きなので予習もしっかりこなせたと思います。ですが、ディスカッションになるとあまり発言できない、できてもキャッチボールができないという苦手意識があったので、授業の前に何回も映画や小説を見直して自分の考えをあらかじめまとめていくということなどをしていました。

◆ 全般的に授業の雰囲気はどうでしたか。
o 日本の授業とは違い学生一人ひとりが授業に参加しているのを感じました。みんなリラックスしていますが積極的でした。私から見て積極的というだけでアメリカの学生たちからすれば普通なのだと思いますが、どのクラスも雰囲気はすごくよかったと思います。教授と学生の距離感も近く、学生が主体の授業になっていました。そのような環境で、日本にいた時より遥かに集中して人の話に耳を傾け、様々なことについて考える時間が増えました。

◆ 日本とアメリカの学生の授業に対する取り組み方の違いを実感されたのですね!では、わかる範囲で結構ですので、学生さんの国籍の比率を教えてください。
o ミシガン州は自動車産業が活発だったこともあり、いろいろな人種が入り混じる所だったと思います。白人、アフリカ系アメリカ人、アジア人が特に多かったように思います。

◆ 授業外で何か参加されたアクティビティはありますか。
o 大学や各寮が開催しているイベントに行きました。Movie nightやTシャツを染めるTie-dye と呼ばれるもの、社会問題についてディスカッションするグループに参加したり、またフットボールの試合を観戦しに行きました。毎日様々なイベントが開催されていて、交友関係を容易に広げられる環境づくりを大学側が提供してくれていました。

◆ 大学主催のイベントにも積極的に参加されたのですね!留学先での交友関係は主にどのように広げましたか。
o 私の仲のいい友人はルームメイト2人と同じ留学生でオランダやドイツからきた学生、さらにクラス内の数人といったところでした。ルームメイトは彼女たちの友人に私を紹介してくれたり、彼女たちの地元では地元の友人たちと遊びました。オランダやドイツから来た友人たちとはよくイベントに一緒に参加しました。そこでまた新たな出会いがあり、今度はその方達とイベントに行ったり食事をしたりしました。クラスメイトとは授業後に一緒に食堂に行ったり図書館で課題をしたりしました。

◆ クラスメイト、先生、ルームメイト/ホストファミリーなどの人間関係において文化が違うということで苦労したことはありましたか。
o 文化の違いとは少し違いますが、いつも人といることを好む友人がいて私は1人になって勉強したいと思うことがあったり、友人たちは平日もパーティーに参加していましたが、私はあまり得意ではなく授業についていくのに必死だったので、誘われてどう断るかといったことなどに少し悩みました。

◆ どんな施設がありましたか。よく利用した施設があったら教えてください。
o 大学内は1つの都市のようで、図書館・カフェ・コンビニ・書店・フットボールやアイススケートリンクなど何でもありました。特によく利用したのは図書館とカフェです。図書館は広く眺めもよく24時間開いていました。カフェはヴィーガン(完全菜食主義者)の人向けや様々な国の料理が毎日提供されていました。

◆ 食堂(カフェテリア)はありましたか。また料金設定はどうでしたか。
o 食堂はミールプランで食べ放題形式だったので、朝昼晩しっかり食べていました。また大学内の各所に食堂がありその日のメニューもホームページに掲載されていたので、それぞれに違う料理を楽しむことができました。

◆ 滞在先から大学までの通学はどうでしたか。交通機関等は利用しましたか。
o 寮から授業のある建物まではどれも徒歩15分程度でした。また大学内にはバスも通っていたので雨天時にはそれを利用しましたが、ほとんど毎日、四季折々の景色が楽しめる川沿いを歩いて通学しました。しかし冬はマイナス10度以下になり風邪をひいた時などはバスを利用しました。

瀬尾 遥 帰国後インタビュー

◆ 滞在先についての良かった点、悪かった点があったら教えてください。
o 滞在先の寮は、飲料用のお湯が出たというのが1番大きなポイントだったかなと思います。周りの友人たちの寮ではお湯がないと言っていたので、ミシガンの寒い冬を越すため日本からもってきたお茶やカップ麺などを食べるのに大変助かりました。悪かった点は特に思い当たりません。

◆ 街の雰囲気はどうでしたか。また治安はどうしたか。
o 大学のあるイーストランシングの治安は良かったと思います。大学の前の大通りには様々なレストランやお店があり活気で溢れていました。車で2時間弱のデトロイト周辺は治安が悪いと言われていますが、それもあまり感じず、一概には言えませんがみんな優しく治安も比較的いい場所だったと思います。ですが、共通認識として夜10時以降は1人で出歩かない、友人同士で位置情報サービスを安全のため活用していました。

◆ 普段、休日はどのように過ごしていましたか。長期休暇には旅行等されましたか。
o 普段の週末の過ごし方は1日課題に費やし、もう1日は友人と映画やドラマを観たりショッピングモールへ行ったりして遊んでいました。たまに、友人の実家に一緒に帰省したりもありました。冬休みはイギリスに留学した友人と一緒にボストンとニューヨークへ1週間ほど旅行しました。その後はルームメイトの実家でクリスマスや年越しをしました。クリスマスや年越しを現地の方と過ごすのは、アメリカの文化を知る良い機会だと思います。春休みは1人で3日間ニューオリンズへ行きました。宿泊先のホステルでドイツから来た方と仲良くなりました。彼女も1人で旅行していたので、一緒に観光したりご飯を食べたりと、思いがけない出会いもありとても心に残る旅になりました。

◆ 交通の便はどうでしたか。
o 交通の便はよかったです。自分の車を持っている友人がほとんどでしたが、バスでもどこへでも行くことができました。だいたい10分間隔で運行していたと思います。

◆ 渡航時にいくらぐらい持っていきましたか。その金額は十分でしたか。
o 渡航時は5万円程持っていったと思います。そのお金でベットカバーや部屋のデコレーションを購入し、最初の2ヶ月はそれで持ったとおもいます。

◆ 普段は月いくらぐらい使いましたか。
o 普段は毎月2万円弱ぐらいでした。ミシガンは寒かったので冬用の服やブーツを購入したり、ハロウィンやクリスマスデコレーション、教科書やスナックなどが主な使い道でした。

◆ 新型コロナウィルス感染症の影響で授業はオンラインに切り替わりましたか。もしそうであれば、オンライン授業の様子についても教えてください。
o 新型コロナウィルスにより3月からオンライン授業になりました。オンラインによりクラスメイトに会えなくなったり、プレゼンテーションの準備やディスカッションなど普段は直接会って準備するものをオンラインでやるとなると多少難しいところがありました。しかし、大学側もこのような状況を判断し、可か不可という成績評価のシステムと成績をポイントでつける評価システムから学生がどちらか好きな方を選べるような制度を提供してくれました。

◆ 普段の生活はどのように変わりましたか。新型コロナウィルス感染症が拡大する中、どのように現地で生活しましたか?日本に帰ってきて、日本と対応が違うと感じることはありましたか。
o 新型コロナウィルスにより私の友人のほとんどが実家に帰って行きました。しかしどうしてもアメリカに残りたかったのと、仲良かった留学生の友人1人も4月末まで残ると決めていたので、私も4月末までアメリカに残ることを選択しました。食事はテイクアウト様式になり、食堂で自由に食べることはできなくなりました。ロックダウンもあり、友人と食事以外は部屋にこもってテレビを見たり、勉強したりしました。

◆ 感染対策が取られる中、どのように友達と交流をしていましたか。
o 私は友人1人と常に生活していたのですが、少しの間実家に帰ると言っていた別の友達も、その最中にロックダウンになり帰ってこられなくなりました。ほとんどの友人はもうキャンパスにはいなかったので、メッセージやSNSなどでたびたび連絡をとりあっていました。ルームメイトのご家族が心配してくださり、帰国前の2週間は彼らのご自宅で過ごさないかという心優しいオファーがあったので、最後の2週間はそのご家族と過ごし帰国日には空港まで車で連れて行ってくれました。

◆ 今回の留学を通して自身が成長したな、変わったなと思う面はありますか。
o 今回の留学で、周りからは雰囲気が良くなったと言われます。私も実際自分に自信がついたと思いますし、自分の意見をしっかり言ったり以前のように物怖じしなくなったりと自分の変化を日本に帰ってきてから感じています。留学中は何でも自分でやらないといけないということから自立心や責任感がついたと思います。またいつも友人に助けてもらっていたので、困っている人がいたら手を差し伸べることのできる現地の方々の温かい助け合いの精神を学びました。また、自分の中で一番大きいと感じているのは、普段の生活に工夫を凝らし普段の生活をより楽しく幸せだと感じられるものにする方法を、ミシガン州のルームメイトとの生活を通して吸収したことだと思います。

◆ 留学を終えた今、今後の目標があったら教えてください。
o 留学を終えた今、やりたいことや夢がたくさんできました。そのために自分の知識を増やし、経験をもっと積んでいきたいと思っています。もっと広い自分の知らない世界に行って、色々なことに挑戦していきたいと切望しています。

◆ これから皆さんの「後輩」となる学生へメッセージがあったらお願いします!
o 今は新型コロナウィルスの影響で以前のように生活したり、ましてや留学は難しい状況だと思います。アメリカという大きな大陸社会で私が学んだことは、何事にも恐れないこと。留学は幼い頃から願い続けた夢でしたが、それを達成した今また新たなことに恐れることなく挑戦し続けていきたいと考えています。留学は自分をいい意味で楽観的に変えてくれたいいきっかけであり、今までで1番充実した1年だったと言えます。

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Last Updated: 12/7/20