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SAF GA 第5期生 - 2018 Spring
帰国後インタビュー 01
小橋 芳都(Yoshito KOHASHI)
帰国後インタビュー


所属大学: 駒澤大学 経営学部
留学先国: アメリカ
留学先大学: カリフォルニア州立大学
サンマルコス校
留学タイプ: 語学力強化+
学部授業履修プログラム
期間: 2018年3月〜2018年12月(一年間)

◆ 留学を決めたきっかけは何でしたか。
o 私は大学に入学した当初より、海外留学をしたいと考えていました。留学を決心したきっかけは、将来を見据えた際に留学を経て得られる語学力、経験が自分の大きな武器になると、様々な本やネットなどの情報を通じて確信したからです。さらに、留学をしたいと考えてから行ったSAFさんとの幾度もの話し合いの中で、それまで漠然としていた留学の全体像が具体的に掴めたことも、その決意をさらに固くすることができました。

◆ 留学するにあたって、就職活動は懸念材料でしたか。
o 当初は大学院進学を考えていたため、就職活動のことは考えていませんでした。しかし、帰国後に駒澤大学の教授や親との相談を踏まえ、このまま院に進学するよりも、まずは就職をした方が自分のためになると考えて、帰国後に就職活動を開始しました。もともとはビジネスを学ぶために大学院進学を考えていましたが、現地の授業で学んだ経営法が面白く、法科大学院を志し法律関係の仕事に就くことも考え始めました。しかし、相談を重ねる中で現時点ではより広く自身の可能性を持っていたいと考え、まずは社会に出てみようと思いました。

◆ 今回の留学先を選んだ理由を教えてください。
o 私がカリフォルニア州立大学サンマルコス校を留学先に選んだ理由には、もちろんTOEFLの点数に合致していたということもありますが、なによりも治安の良さが最も大きなポイントでした。勉強に集中できる場所ということが、留学先に求める最も重要な条件だったので、自分で事前によく調べて、治安も良く、大学の設備などがよく整っているカリフォルニア州立大学サンマルコス校を留学先として選びました。図書館で遅くまで勉強することはもちろん、遊ぶうえでも安全な環境で、安心していたいと考えていました。実際に留学してみて、治安の面に関してサンマルコスという地区は非常に良く、また大学及びその周辺もコンパクトにまとまっており、留学中は本当に快適に過ごすことができました。

◆ 留学先大学での生活はどうでしたか。
o 本当に良かったです。やはり留学当初は不安な気持ちが大きかったのですが、大学の施設も充実していますし、大学側からのサポートやホストファミリーの協力もあって本当に快適に留学生活を送れました。もちろん、東京と比べると遊ぶ環境は物足りないのですが、自身の勉強が滞ってしまったときに遊ぶ誘惑をおさえることができて、かえって良かったと思います。あちこちに警察官がいて、治安面でも安心でした。
また、現地の人々もカリフォルニアという土地柄もあるのか、非常にフレンドリーな方も多く、現地の生活に慣れるまでに要した時間はそれほどでもなかったと思います。

◆ なかなかストイックな回答ですが、まったく遊ばなかったわけではないですよね?(笑)
o もちろん、遊びました。(笑)ただ、メリハリを大事にしていました。留学生同士で、文字通りずっと一緒にいる人を見ていた時に、自分の中で“どこか違うな”と思っていました。当然仲のいい友達はいましたが、勉強の時間を確保するためにも、時間が来たら「じゃあ、またね。」と区切りをつけていました。勉強する分だけ英語力は伸びたので、10か月という短い期間を活かすためには、しっかり勉強しないと厳しいと考えていました。

◆ では次は授業について、おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください。
o 正直に言えば、私にとってすべての授業が勉強していて面白いなと感じるものばかりでした。日本にいてはなかなか触れることが難しい、アメリカ視点の経営学及び経済学というもの学ぶことができたことはとても大きな財産になったと感じていますし、私の中の考え方を大きく変えてくれるきっかけにもなったので本当に勉強していて面白かったです。

◆ 考え方がかわった、というのはどのようなことでしたか。
o 言い方が難しいのですが・・・「グローバル視点」といったものでしょうか。人に対する偏見がなくなりました。留学へ行く前は、偏見を持ってはいけないなとわかっていたつもりでしたが、やはり行って初めて実感することができました。いま話していて気づいたのですが、留学までは「外国人」や「先輩・後輩」といったフィルターを通して人を見ていたものが、現地に行って、多様な人と関わるなかでそのフィルターが取り払われて、人や物事をフラットに見られるようになった気がします。

◆ ちなみに、苦手だった授業はいかがでしょう。
o ただ一つ、苦手というよりも大変だったと思う授業は、Business Law(経営法)という授業です。これは、アメリカンビジネスの世界でよく使われる法律を主に学ぶもので、専門用語や法律の概念を理解することが大変でした。ビジネスをするうえで、ルールありきでその対応を想定するという考え方に慣れるのが大変でしたが、リスクマネジメントをどうしていくかなどを学ぶことができたので、受講してよかったと思っています。

◆ とてもレベルの高い授業をとっていたようですが、履修登録はスムーズでしたか。
o 履修登録は、はじめは断られることもありました。1回目に履修を断られても、翌週も行ったりしましたね。「もう一回きた、取らせてくれ」と。(笑)根気と熱意が通じたのか、履修を認めてもらえました。

◆ 授業の雰囲気はどうでしたか。
o 授業の雰囲気は総じてとてもよかったと思います。カリフォルニア州立大学サンマルコス校は多くの授業が少人数制なので、教授陣との距離も近く多くの質問が飛び交う活気がある雰囲気となっていました。

◆ わかる範囲で結構ですので、学生さんの国籍の比率を教えてください。
o 大学付属の語学学校(ALCI)の場合、中国、フランス、ドイツ、日本からの留学生の比率が大きかったように思います。私が行った春出発は日本人が13~14名と、割合としてはあまり大きくはなかったです。ただし、秋から来た日本の学生さんは多く、30名くらいが来たかと思います。
その他にも世界各国から多くの留学生が集まっているので色々な国のことを知る、いいきっかけになりました。フランスの大学と提携しているようで、1~3月は毎年フランスの学生が渡航してくるようです。秋からはドイツの方が20名程度来ていました。タイミング的にもフランスから来た友達が多くでき、フランスが優勝したワールドカップはとても盛り上がりました。日本が敗れたベルギーにフランス代表が勝った試合では「俺たちが日本の仇をとったぞ!」と励ましてくれました。
一方で大学の学部授業となると、ほとんどが現地のアメリカ人学生で構成されており、留学生の比率は1割、もしくはそれに満たないと思います。

◆ 授業外で何か参加されたアクティビティはありますか。
o ALCIは留学生に数多くの授業外イベントを紹介しており、その中でも私はサファリパークに行くものやSan Diego County Fairといったイベントに参加しました。こういったイベントで普段クラスの違う他国の留学生とも話すチャンスがあるので、積極的に参加することをお勧めします。

◆ 大学にはどんな施設がありましたか。よく利用した施設があったら教えてください。
o 大学構内には多くの施設がありますが、その中でも私が特に利用していたのは図書館とジムになります。日々の自主学習はほとんどを図書館で行い、たまに気分を変えるためにカフェテリアで勉強することもありました。そして、学部生(学部授業をひとつでも履修していれば)であれば無料で利用できるトレーニングジムが大学構内にはあるので、日々のストレスを解消するために私は授業終わりに週に2,3回ほどジムに通っていました。

◆ 食堂(カフェテリア)はありましたか。また料金設定はどうでしたか。
o 大学構内にはコンビニエンスストアとフードコートがありますが、フードコートのほうは中華料理、メキシコ料理、ハンバーガー店、サラダやサンドイッチを提供する店の4つしかないため、正直にいえば少し物足りない感じはありました。料金設定もランチは6から9ドルほどで安くはありません。コンビニエンスストアも日本に比べて充実はしていないというのが率直な感想です。そういったこともあり、私は近くのスーパーで買った食材でランチを自分で作って持っていくことが多かったです。
私は食に関しては完全に日本人で、朝食に並ぶ「ごはん、みそ汁、魚」に幸せを覚えるので、ここが最もストレスだったかもしれません。ホストファミリーは朝晩のご飯を用意してくれるのですが、時には「日本食を作ったよ、サーモン照り焼きを作ったよ」などととても気を遣ってくれました。とてもありがたいのですが、心のどこかで「醤油かけさせて!」と(笑)
ただ、ファミリーが用意してくれるご飯はとてもおいしかったです。フィリピン系のファミリーだったのですが、色々なジャンルの料理を用意してくれて嬉しかったです。ただ、私は“当たり”だったのかな、と。やはりピザ、パン、パスタ、といった家庭が多かったようです。

◆ 滞在先から大学までの通学はどうでしたか。交通機関等は利用しましたか。
o 私の滞在していたホストファミリーの家は、大学から徒歩20~25分ほどの距離にあったので毎日徒歩で通学していました。音楽を聴きながらの通学時間は程よいリフレッシュになりました。滞在先のホストファミリーの家がどこに位置するかによって通学方法は様々ありますが、私の友人らは自転車を買ったり、バスや電車などを利用しての通学だったようです。
交通機関を利用することはあまりなかったのですが、その代わりにUberというタクシーアプリを利用することがほとんどでした。待たされることもなく、アプリから警察にすぐつながるなど安全性も確保されているので便利でした。

◆ 滞在先についての良かった点、悪かった点があったら教えてください。
o 私の留学した2018年3月時点で、春出発の学生の現地滞在方法はホームステイのみとなっていました。なので、私はホームステイによる滞在だったのですが、本当にホームステイでよかったなと感じています。なぜなら、ホストファミリーは現地の生活に馴染むための最大限のサポートをしてくださいましたし、彼らは私の英語で間違った点を丁寧に修正し、正しい英語を教えて下さったからです。徹底して矯正してくれたので、ストレスになることもありましたが、褒めてくれると嬉しいですし、本当にありがたかったです。
生活面でも語学の面においても彼らの協力がなければ、私の留学生活は失敗していたと思います。ですので、滞在先で良かった点は数えきれないほどありますが、悪かった点はひとつもありませんでした。
また、ホストファミリーを通じてできる交友は、年齢も多種多様で、学生寮にはない魅力を感じました。また、何かトラブルが起こった時に助けてもらえるのも大きかったです。病気になった時や、現地の治安の情報など、助けられました。
ただ、私の場合は特に運が良かったと思います。周りを見ると、やはりホームステイの些細なトラブルはつきものなのだなと感じました。
また、秋からは中国からの留学生が同じファミリーで生活を始めたのですが、とてもいい学生ですごく仲良くなりました。当然、別の文化から来た者同士で認識に相違があることはあります。そのようなときは必ず話し合うことですね。互いに悪気があるわけではないので、むしろ教えてくれてありがとう、と。また、日本のことにも興味を持ってくれたので、色々な話をしました。

小橋 芳都 帰国後インタビュー

◆ 街の雰囲気はどうでしたか。また治安はどうしたか。
o 大学のあるサンマルコスは、雰囲気、治安の両方とも、非常に良かったです。大学周辺は閑静な住宅街に囲まれていて、人々もとてもフレンドリーで、ご近所付き合いもあり本当に安心して留学生活を送ることができました。もちろん、100%安全だとは言い切れませんが、あまり治安のよくない場所を事前にホストファミリーに聞くなどして近づくことのないようにしていればまず心配ないと思います。

◆ 普段、休日はどのように過ごしていましたか。長期休暇には旅行等されましたか。
o 私は主に休日は図書館で自主学習に励んでいることが多かったです。もちろん、リフレッシュも大切なので留学先でできた友人とごはんを食べに行くこともありましたし、ホストファミリーと少し遠出することもありました。長期休暇には、大学側から紹介されたボランティア活動を行ったり、電車やUberを使ってサンディエゴやロサンゼルスに旅行に行ったりもしました。

◆ 交通の便はどうでしたか。
o 正直に言うと、そこまで交通の便は発達していないという印象を受けました。東京に比べれば電車やバスの利便性ははるかに劣ります。その代わり、UberやLiftといったタクシーアプリが日本に比べて安いうえにとても普及しているので、そちらがとても便利で、よく利用していました。

◆ 渡航時にいくらぐらい持っていきましたか。
o 私は現金を500ドルほど持っていきましたが、それくらいあれば十分だったと思います。現金を使うのは友達とごはんを食べて、金額を割る時くらいでした。現地では、デビットカードとしてもキャッシュカードとしても使うことができる国際プリペイドカードを利用することが多く、現金が必要になればそのときに応じて引き出していました。なので、そこまで多くの現金は必要ないと思います。

◆ 普段は月いくらぐらい使いましたか。
o 私の場合、月に平均で200~300ドルほど使っていました。ホームステイでは昼食は自分で用意しなければならないので、その昼食代がほとんどを占めています。あとは、洋服を買ったり、生活必需品をAmazonで買うくらいでした。

◆ 今回の留学は、就職活動に活かせそうですか。
o 間違いなく活かせると思います。わかりやすいところで言うと、TOEICの点数が上がって大企業でもしっかり受けることができていることがあります。また、前に挙げた留学の中で考え方が変わった部分は、留学をせず日本の大学にいるだけでは得られなかったものだと思います。このように自分に武器があると自信にもつながり、気持ちに余裕がうまれます。

◆ 当時就活を考えていなかったことで、結果的に「就活をゴールにした留学」にならなかったのですね。
o そうですね、就活に気を取られすぎない留学ができたと思います。ボストンキャリアフォーラムにかけて、内定を得ている人を見ると凄いなと思いましたが、同時にそれだけになっている人が授業にも来ず、単位を落とすこともあったようです。また、それでいて英語が伸びていなかったりすると、少し違和感を覚えることもありました。就活に集中しすぎてしまうことで、かえって社会や企業が求める能力を得るチャンスを逃してはいけないので、バランスが大事だと強く感じました。

◆ 今回の留学を通して自身が成長したな、変わったなと思う面はありますか。
o 今回の留学を通して、私は語学力も含めて様々な面で成長したなと感じていますが、その中でも特に変わったと思う点があります。それは、物事を多角的に捉えることのできる力が向上し、その結果何らかの問題に直面した時に、今までとは違ったアプローチの仕方で問題解決を図ることができるようになったという点です。
アメリカは文化的差異のみならず、風土、環境など多くのことが日本とは違っているため、様々な予期せぬトラブルに見舞われることが多々ありました。もちろん初期のころは解決に至るまで、今思えば遠回りだったと思うこともやっていましたが、そんなことを繰り返してくうちに、気が付けば私はどんな問題にも冷静にその原因を分析し、ひとつひとつ処理していくことができるようになっていたのです。留学前の自分にはなかった思考回路が確実に私の中に存在している、これが今回の留学を通して自分が変わったなとはっきり思える点だと思います。

◆ 毎回のレポートを見ていて、文章力もとても上がったように感じていました。
o これも現地で学んだことのひとつだと思います。アメリカ式の伝えるプロセス、文章の組み立てからいかにわかりやすく伝えるのか、ということを学びました。

◆ 留学を終えた今、今後の目標があったら教えてください。
o この留学のおかげで、今までにはなかった選択肢や可能性が見えてきました。いままでにはなかった、また手の届かないと思っていた選択肢が見えてきました。
私の今後の目標は、この留学を通して得られた経験や私自身のスキルを無駄にすることなく最大限に活かして、社会に貢献していくことです。

◆ 「社会に貢献する」というのはキーワードなのですか。
o そうですね、これは自分の両親の教えでもあります。両親への恩返しといった意味もありますが、やはり自分が学んだことを自分で終わらせては意味がないので、自分が働くことで、巡り巡って社会に返せるのではないかな、と思います。

◆ ではこれから小橋さんの「後輩」となる学生へメッセージがあったらお願いします!
o 留学を通して得られるものは本当に大きいです。だからこそその留学が失敗に終わらないためにもアドバイスしたいことがあります。本気で勉強してください。
中には留学に行けば自然と話せるようになる、留学生や現地の人とずっといれば話せるようになると勘違いしている人がいると思います。それは本当に大きな間違いです。留学を素晴らしいものにしている人たちを見てみると、そのほとんどに共通して言えることは全員が努力家であるという点です。彼らは必ずほかの人よりもプラスアルファで勉強しています。長くても、たった10か月という期間です。限られた時間の中で留学によって得られるものを最大限にするには結局、勉強するほかないと思います。もちろんこれは私の個人的な意見なので留学になにを求めるかは人によって様々だと思いますが、どんな目標を抱くにしても語学力という壁がどこかで立ちふさがります。留学によって世界中にたくさん友達を作りたい、アメリカでしか学ぶことのできないものを勉強したいといったような目標であっても、絶対に語学力は無視できません。友人と深い関係になるためには、言葉でぶつかり合ってお互いを理解することが必要不可欠ですし、アメリカの大学でなにかを学ぼうにも英語なしではなにもできないです。私は実際にこれらを経験しました。だからこそ、私は本気で勉強しました。なかなか結果が出ずに悔しい思いもしましたし、心が折れそうになったことも一度や二度ではありません。それでも後悔したくない一心で努力を続けたことで、結果回りまわって仲のいい友人も、アメリカでしか学べないことも十二分に学ぶことができたのです。
なので、たくさん勉強してください。私のお話したことはこれから留学しようと思っていらっしゃる皆さんの思い描く留学像とは大きく違ったものだったかもしれませんが、ただ少しでも私のアドバイスが皆さんの留学の成功の一助になればと思い伝えさせていただきました。本当に皆さんの留学が素晴らしいものになることを願っています。頑張ってください。

◆ 最後に、無理難題ですが、敢えて留学経験を「一言」で表すと?
o 本当に難しいですね…(笑)
「苦しい」です。楽しいだけじゃないです。終わってみればもちろん、ああ、良かったなと思いますが、苦しかったな、と思います。TOEFLが1点だけ足りずに落ちたことがあって、その時は本当に悔しかったです。ただ、その分勉強しました。その勉強ができたので、落ちて良かった、と思うことができるようになりました。訂正します。「苦しい」ではなく、「行って良かった」ですね。

小橋 芳都 帰国後インタビュー

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Last Updated: 7/22/19