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SAF GA 第4期生 - 2017 Fall
宮下 真帆 帰国後インタビュー
宮下 真帆 (Maho MIYASHITA)
帰国後インタビュー


所属大学: 日本女子大学 人間社会学部
留学先国: アメリカ
留学先大学: カリフォルニア州立大学サンマルコス校
留学タイプ: 学部授業履修プログラム
期間: 2017年8月〜2018年5月(一年間)

◆ 留学を決めたきっかけは何でしたか。
o 留学は大学に入学したときから行きたいと思っていました。中学生3年生のとき、住んでいる都市の姉妹都市だったアメリカのフロリダ州に派遣生としてホームステイをしたのですが、そのときに自分の言いたいことが上手く言えなくて悔しい思いをしたことがきっかけです。大学生になったら、社会に出る前にまた留学に挑戦しようと決めていました。

◆ 留学を決めるにあたって、就職活動は懸念材料でしたか。
o 懸念材料でしたが、今まで私は留学を軸にして頑張ってきたので、留学よりも就職活動を優先させていたら、かえって就職活動はうまくいかなかったと思います。友人が就職活動を頑張っている中で留学し、帰国後は周りより遅れて就活をスタートしたので不安だらけでしたが、結果として内定をいただくことができ、卒業時期を遅らせなくても自分のベストを尽くせたので悔いはありません。

◆ 留学先としてカリフォルニア州立大学サンマルコス校を選んだ理由を教えてください。
o 費用や立地、大学の語学要件などを総合的に見て選びました。まず、東海岸には訪れたことがあったため、西海岸に行きたいと思っていました。その中でも1年を通して比較的温暖で、雨のあまり降らないサンディエゴあたりは留学をする上でとても魅力的でした。語学要件については、私は一年間の学部留学がしたかったため、自分のTOEFLの点数で学部留学ができる大学を選びました。それらを踏まえつつ、SAFの提携大学の中で授業料が比較的安かったカリフォルニア州立大学サンマルコス校を留学先大学に選びました。

◆ おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください。
o General Education Oral Communication というプレゼンテーション実践の授業が面白かったです。現地の学生が1年生のときに必修で履修する基礎教養科目のようなクラスで、アメリカのパブリックスピーキングの手法を実践的に学ぶことができました。自分で決めたテーマに沿って自分でリサーチを行いながら、スピーチやプレゼンテーションを学生の前で披露するだけでなく、例えば「自分とは違う考えを持った人を説得するために、どのように伝えれば良いか」など、より自分の考えを効果的に伝える手法も学びました。日本の大学では人前でのスピーチを学ぶ授業はなかったので、とても新鮮でした。このクラスでは毎回の授業でプレゼンテーションの課題が課せられたため、一歩一歩自分の成長が感じられました。
苦手というよりも大変だったのは、前期に履修したディスカッション中心の授業でした。学期の最初に6人グループを作り、レクチャーの後に教授から出された課題をそのグループで解決していく形式で、毎週ある小テスト対策も全てグループで行いました。とにかく「あなたはどう思う?」と自分の考えを常に聞かれ続けるので、学部授業に慣れていない前期に履修したのは大変でした。ただ、その分得られるものも大きかったです。

◆ それぞれのクラスで良い体験ができたのですね。授業の雰囲気はどうでしたか。
o 授業の雰囲気は、全体を通してとても良かったです。授業の形態は講義型、実践型、ディスカッション型と様々なため、授業や教授によって雰囲気は違いましたが、基本的に私語はなく、質問などあったら授業の途中でも自ら手を挙げて発言する学生が多かったです。

◆ わかる範囲で結構ですので、学生さんの国籍の比率を教えてください。
o 人種で言うと、白人系が約半分、ラテン系が4分の1ぐらい、残りがメキシコ系の学生でした。男女比では、女性が6割ぐらいと多かったです。

宮下 真帆 帰国後インタビュー

◆ 授業外で何か参加されたアクティビティはありますか。
o まずGlobal Partnership Programという、留学経験のある現地学生と留学中の他国から来た学生がディスカッションを通して交流を深めるプログラムに参加しました。「サンマルコスの街の魅力は何か」「サンマルコスで楽しめるアクティビティは何か」といった身近な話題について話し合い、友達も作ることができました。プログラムの最終日にはビーチに行って修了式を行い、修了式の後はみんなで日が暮れるまでビーチで遊びました。とても楽しい思い出です。
次にTukwut Leadership Circleという、ワークショップやディスカッション、ボランティアを通してリーダーシップ能力を高めるプログラムに参加し、これは留学生というよりは主に現地学生を対象としたものでした。時には外部から来た講師が「PDCAサイクルとは」「どのように自分を高めるか」といった自己啓発プログラムを行い、向上心が高い学生が集まっていました。
他にも、Conversational Partnership Program という現地の学生と留学生が一対一でペアを組み、授業の空き時間に会話力を上げるプログラムなどに参加しました。

◆ 多くのアクティビティに参加されたのですね。そうしたアクティビティは、どこで見つけられたのですか。
o Student Advisorの方にいち早く話を聞きにいって参加できるプログラムを教えてもらいました。それぞれのプログラムに参加締め切りがあるので、「絶対に逃したくない!」と思って早めに動きました。

◆ それでは次に、大学の施設について教えてください。また、よく利用した施設があったら教えてください。
o 大学の施設で特徴的だったのは、例えば人種や学生のステータスに合わせて様々なセンターがあったことです。例えばラテン系の学生のためのLatino Centerがあったり、性的マイノリティーや働く女性のためにGender Equity Centerがあったりしました。センターにはそれぞれの分野を専門で研究している教授のオフィスがあり、その分野に関する相談をすることができます。施設そのものが人種の多様性を受け入れる存在になっているのは、とても興味深かったです。
他には、論文やエッセイを書かなければいけないときはWriting Centerに行き、エッセイの添削してもらったりチュータリングを受けたりしていました。

◆ 食堂(カフェテリア)はありましたか。また料金設定はどうでしたか。
o サンドイッチのお店、タコスやブリトーなどのメキシコ料理、ハンバーガーなどのファストフード店、パンダエキスプレスというアメリカンチャイニーズレストランがありました。またコンビニとカフェ、スターバックスもカフェテリアとは違う場所にありました。とは言っても、私は学生寮での自炊が主だったのと、カフェテリアでは1食あたり8ドル前後かかりとても高かったので、あまりカフェテリアは利用していませんでした。

◆ 滞在先から大学までの通学はどうでしたか。交通機関等は利用しましたか。
o 学生寮は大学からとても近く、交通機関を利用する必要がなかったのでとても便利でした。寮から大学までは信号待ちを含めても徒歩10分しないくらいだったので、授業と授業の合間に一度帰宅してお昼ご飯を自炊したりしていました。

◆ 自炊を頑張っておられたのですね。どんな料理を作られたのですか。
o 簡単なものですが、ホウレンソウやトマト、ベーコンなどを入れたオムレツはよく作っていました。近くにスーパーもあり、歩いて15分ぐらいあれば着く距離だったので、自炊をする上でも便利だったと思います。

◆ 滞在先についての良かった点、悪かった点があったら教えてください。
o 私が滞在した寮は新しくできたこともあり、清潔感があって過ごしやすかったです。それでも、エアコンや換気扇などの備品は日本に比べるとかなり壊れやすく、壊れているのを管理人に伝えてもすぐに修理してくれないこともありました。それでも、寮生活では現地学生の生活に溶け込み、生活している中のあらゆる場面からいろいろなことを学べましたし、ホームステイのように助けてくれるホストマザー的な存在がいなかったため、自分に甘えずに自立して生活できたので良かったと思います。

◆ 寮でのルームメイトはどのような学生さんだったのですか。
o 私のルームメイトは現地学生のアメリカ人で、親がメキシコ系という学生でした。関係はドライな感じで、変にベタベタせずにお互いに良い距離感で過ごせたと思います。最初はあまり関わりはなかったですが、最後の方は一緒にスーパーに買い物に行ったりディズニーランドに行ったりしました。大抵、留学生活だとルームメイトとの何らかのトラブルがつきものだと思うのですが、私はルームメイトとの大きなトラブルは一切なかったです。

◆ それはすごいですね。何か起こっても前向きに考える宮下さんのポジティブさもあったのではないでしょうか。
o 確かに、例えばアメリカ人の中には、部屋に他の誰かがいても大声でずっと電話していたり、大音量で映画を観ながらスピーカーホンで電話をしていたりとうるさいことも多いので、静かな環境が好きな人はストレスに感じてしまうと思います。ただ、私は「これもリスニングの練習になるんじゃないか」と思ってルームメイトの早口の会話を聞くようにしているとリスニング力が上がりましたし、最後の方はルームメイトが大声で電話をしても寝られるぐらい慣れてきたので、状況を前向きに捉えることはできたのではないかと思います。

◆ サンマルコスの街の雰囲気はどうでしたか。また治安はどうしたか。
o 私が住んでいたサンマルコス市は、サンディエゴの中心地から車で30分程度のところに位置していました。とても落ち着いていて、治安もアメリカと思えないほど良かったです。寮の周辺でホームレスを見かけることもあまりありませんでした。街の雰囲気はとても綺麗な印象で、緑も多かったです。日本で言うと、サンマルコスが栃木あたりでサンディエゴが東京という感じでしょうか(笑)。もちろんサンディエゴに比べるとサンマルコスはあまり何もない印象ですが、生活をする上で必要な食品スーパーやウォルマートなどの大型スーパーはあったので、生活に不便はありませんでした。日本食スーパーもあって、値段は少し高いですが揚げ出し豆腐やお寿司が食べられるので、日本食が恋しいときは時々行ったりしていました。ちなみにサンディエゴの中心地まで行くと、日本でも有名な「くら寿司」や「牛角」などの日本食レストランまであって驚きでした。

◆ 普段、休日はどのように過ごしていましたか。長期休暇には旅行などされましたか。
o 大学の近くの駅からスプリンターという電車を使うと30~40分、車だと15分ですぐに海に行くことができるので、休日は海に行くことが多かったです。他にもBBQをしたりしながら、なるべく多国籍の友達との交流を深めることに時間を使っていました。
冬休みは現地の学生はみんな寮を出て実家に帰ってしまうため、現地で仲良くなった友達の家にホームステイをさせてもらい、春休みはメキシコのカンクンに旅行しに行きました。他の休みを使いカリフォルニアの主要都市やラスベガスにロードトリップしに行ったたこともありました。友人などに誘われたときには基本的に断らずに一緒に行こうと決めていたので、ラスベガスには結局3回行くことになりました(笑)。

◆ 電車があるのは便利ですね。スプリンターはよく使っていましたか。
o 私は基本的に現地でできた友達の車に乗せてもらって外出することが多かったのであまり使いませんでしたが、ホームステイの学生などはスプリンターで大学の最寄り駅まで来て自転車で大学に行ったりしていたので、よく使っていたのではないかと思います。スプリンターの本数が30分に1本なので、日本の電車と比べると不便に感じることもあるかもしれませんが、電車が走っている街はアメリカの中でもそう多くはないので、便利な方ではないかと思います。
ビーチに行くにはスプリンターで乗り換えなしで行けますが、サンディエゴまで行こうと思うとスプリンターで途中まで行ってバスに乗り換える必要があるので、サンディエゴには車で行った方が良さそうです。。

◆ 渡航時にお金はいくらぐらい持っていきましたか。また普段は月にどれぐらい使いましたか。
o 渡航時に現金は2万円持っていき、寮に到着するまでの間にお金を使うことはなかったので、十分足りました。その後はカードで生活し、必要時にATMで現金を引き出し使用しました。旅行費やレジャー費を除けば、月5万円程度だったと思います。

宮下 真帆 帰国後インタビュー

◆ 帰国されてからの就職活動の進行状況を教えていただけますか。
o 帰国後に本格的に始め、無事終了しました。私は留学中に就活の準備を万全にしたというよりは、帰国してから企業の募集状況なども見て準備を始めたという形でした。人によっては「留学中も就活に備えておいた方がいい」という考えもあるかと思いますが、私は「せっかく留学に行くのだから、就活準備に貴重な留学中の時間を割くのではなくて、留学先でしかできないことを思い切り経験しよう」と思っていたので、帰国後の就活も全てが順調というわけではありませんでしたが、結果的に良かったのではないかと思っています。SPIテストの問題集なども一応留学先に持っていってはいたものの、全く使いませんでした。

◆ 無事に就活を終えられたのですね。おめでとうございます!留学中にボストン・キャリア・フォーラムにも参加されたと伺いましたが、そこでの経験はいかがでしたか。
o ボスキャリには、内定をもらうためというよりは就活の前段階としてまずは経験しておこうという気持ちで行きました。いくつか面接を受ける機会もあり、結果的には良い経験になったと思います。「就活ってこういうものなんだな」という雰囲気を肌で感じられました。

◆ 結果的に留学での経験が就活にも役立っているのではないでしょうか。
o 就活の面接ではよく「なぜ?」と面接官に掘り下げられることが多いので、そうした掘り下げる質問に対応する力は留学でついたと思います。また、私の場合は、中3で海外のホームステイに行ったものの悔しい思いをして、「社会に出る前に必ず留学に挑戦したい」という強い思いがあっての留学だったので、過去の経験と留学を繋げて筋の通ったストーリーとして話せたことも、就活ではプラスに働いたと思います。人によっては目標を持たずに何となく留学をしていた人も実際に現地にいたので、その点は自分の強みになったと思います。

◆ 他のスタッフが帰国された宮下さんを見て「留学前と比べてすごく成長した!」と喜んでいました。留学を通して自身が成長したな、変わったなと思う面はありますか。
o 「何でもやってみよう」というチャレンジ精神と行動力、最後まで諦めずやり切る力がつき、今後も刺激し合える一生の友達が世界中にできました。
変わったなと思う点は、「こうでなくてはならない」という固定観念がなくなったことです。例えば、日本だと大体みんなが思う「かわいいアイドル」や「かわいい仕草」はある程度決まっていて、イメージが固定されているものも多いように感じます。それがアメリカでは本当に多様で、様々な文化、考え方、価値観の方と触れ合う中で「100人いれば100通りの考えがあるのだな」と思いました周りと同じであるということよりも、個性や自分のしたいことを大切にしている人ばかりで、一人ひとりが自分の頑張りたいことには全力になっている姿にとても感銘を受け、自分も最後まで諦めずに留学生活を乗り切ることができました。

◆ それは大きな成長ですね!留学を終えた今、今後の目標があったら教えてください。
o 英語力だけでなく、実際に海外で生活して得た環境適応能力や異文化理解力を仕事に活かしていけるように精進したいと思います。。

◆ これから留学を考える「後輩」となる学生へメッセージがあったらお願いします!
o 英語力を伸ばすことは留学しなくても出来ることかもしれませんが、実際に海外で生活をする経験というのは、自分でチャンスを作らないとなかなかできないことだと思います。不安や迷いはあると思いますが、新しいことに挑戦しようと決意し頑張ったことはこれから先も自信に繋がると思うので、留学に興味がある人はぜひ早いうちから頑張ってください!

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Last Updated: 7/2/19