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SAF GA 第4期生 - 2017 Fall
亀谷 昇吾 帰国後インタビュー
亀谷 昇吾(Shogo KAMEGAI)
帰国後インタビュー


所属大学: 東洋大学 国際地域学部
留学先国: アメリカ
留学先大学: ハワイ大学ヒロ校
留学タイプ: 語学力強化+学部授業履修プログラム
期間: 2017年8月〜2018年5月(一年間)

◆ 留学を決めたきっかけは何でしたか。
o 純粋に、海外で学びたいという気持ちが決定的に大きくなったからです。英語関係の仕事をしている母や、短期留学を経験した影響もあって、自然と語学に興味を持ち、バックパックでの旅やニューヨーク語学留学等の海外経験を積んできました。そうした経験の中で、語学から文化やファッション、海外そのものへの興味が膨らんだ一方、短期間の滞在では語学の伸び等で満足いかないことが多くなりました。
海外の大学で学びたい、学生として暮らしてみたいという思いが強くなったタイミングで、その気持ちを両親やインターン先の方に話したところ、快く応援してくれました。経済面への心配も拭うことができ、その分責任をもって過ごすと心に決めて留学を決断しました。

◆ 就職活動は懸念材料でしたか。
o もともと留学をする場合は就活を一年遅らせるつもりだったので、留学が就活の悪影響になるとは考えていませんでした。留学への動機はそもそも「学びたい」というものであったので、就職活動についてはいったん置いておこうと考えました。卒業後の進路は必ずしも就活と決めているわけではなく、この休学期間にインターンなどの経験を積んで将来を考えていこうと思っています。

◆ 今回の留学先を選んだ理由を教えてください。
o ハワイ島そのものを選んだ動機は、ほとんど直感に近かったように思います。様々な条件から絞り込んだ留学先候補としてハワイ大学ヒロ校を提示された時、「そういえばハワイは考えたことがなかった」と気が付きました。そこからハワイ大学へのリサーチを深めてみると、英語教育を含めた教育制度そのものが充実していることがわかってきました。僕自身、今回の留学は「学びたい」という気持ちからの派生だったので、それを達成するためということ、また留学前の時点での英語力、GPAを考慮した留学先決定でした。

◆ 実際に行ってみて、ハワイ大学ヒロ校はいかがでしたか。
o もう、最高でした!現地では日系人の友人が多くできたのですが、彼らと仲良くなることでヒロの現地での生活に溶け込んでいった自負があります。そうした実感を得れば得るほど、もう帰りたくないという気持ちが高まりましたね。土地柄、人柄ともとても合っていたと思います。

◆ 現地でおもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください。
o コミュニケーション学部のメディア&カルチャーというものがおもしろかったです。授業では、冒頭に教授がある事例について10分程度プレゼンを行います。残りの時間はディベートやディスカッションが中心で、知識を入れるというよりも、そのアウトプットに力を入れるクラスでした。テストもペーパーではなく、「今までにないかたちのメディアを創作しなさい」といった類のもので、個性的で、アメリカらしい自由な内容でした。
一方で、言語学の授業は座学が中心で自分の肌に合わないように感じられて、あまり得意ではなかったです。

◆ 授業の雰囲気はどうでしたか。
o 各クラスによって異なりますが、基本的に人種やバックグラウンドに関係なく、全員が積極的で勤勉だというイメージでした。

◆ わかる範囲で結構ですので、学生さんの国籍の比率を教えてください。
o クラスによって違いますが、ハワイ大学は全米でもトップクラスの人種の多様性を誇っているようですし、実際それを感じることのできる環境だと身をもって感じました。
留学前半の語学力強化プログラムは、クラスによっては日本人・韓国人が多かったです。ライティングのクラスは一番上に入れたこともありアジア人が少なかったですが、それ以外では、半分近くが日本人のクラスもありました。もともとクラスの人数が少ないため、特に比率が高く感じられました。

◆ 授業外で何か参加されたアクティビティはありますか。
o ホストファミリー制度のようなものに参加しました。現地のホストファミリーと留学生がマッチングされて、週末にご飯を食べに行くというものです。また、ホストファミリーとビジネス学部の教授がお知り合いだったので、そうした関係を通じて地元のビジネスマンと交流を深める機会もありました。
また、学生主体のイベント等にもよく参加をしていました。例えば、International Nightといって各国からの留学生が音楽を通じて交流するといったイベントがありました。

◆ 現地の学生さんの友人がとても多かったようですが、心掛けたことなどありますか。
o よく「留学生活では英語力を伸ばすため日本人とは付き合わない!」と決めている日本人留学生の声を聞きますが、僕は現地で「日本人だから付き合わない」といったことはしませんでした。実際に、日本人の繋がりからあらたな現地の人との繋がりが生まれることなども本当に多かったです。これは留学に限らず海外に行くときにいつも意識していることなのですが、人種に関わらず「人とのつながり」を重視することが大事かな、と思います。これから留学を考える人にも、心に留めていただけると良いなと思います。
実は一度このことについて現地の友人と話したこともあるのですが、彼らから見ると日本人同士で距離を置いていることで、日本から来たことに対して誇りがなく、日本について卑下してしまっているように映ることもあるようです。やはり、人種に関わらず人のつながりを大事にしていってほしいなと考えています。

◆ どんな施設がありましたか。よく利用した施設があったら教えてください。
o ジム、プール等はありましたが全く使いませんでした。一方で図書館はとても充実していて、レポートを作成する際などお世話になりました。後期は学部の授業が増えたので、勉強する時間も多くなっていきました。

◆ 食堂(カフェテリア)はありましたか。また料金設定はどうでしたか。
o ありました。料金設定は高くもなく安くもなくというイメージです。日本の学食よりやや高いといったイメージでしょうか。ハワイらしいメニューもあって楽しめました。また、開放的な設計で勉強によく利用していました。

◆ 滞在先についての良かった点、悪かった点があったら教えてください。
o キャンパス外のアパートに滞在しており、駐車場、草地を抜けて10分弱の徒歩通学でした。学内の寮よりもコンビニやレストラン等に近いことはありがたかったです。また、たまたま仲のいい学生がみんなキャンパス外のアパートに滞在しており、社会人の方などがいるときもあったため、友人作りもしやすかったです。
3人でひとつのフラットをシェアするスタイルで、2人部屋に私と、サンフランシスコ出身の学生が滞在し、もうひとつの1人部屋には別の日本人学生がすんでいました。後期になるとアメリカ人の学生が引っ越してしまい、日本人同士の生活となりましたが、時間も合わず、積極的に交流する間柄でもなかったので「日本語ばかり話し過ぎてしまう」といったことはなかったです。

◆ 街の雰囲気はどうでしたか。また治安はどうしたか。
o ノスタルジックで、ローカル感がかなり強いです。ホノルルに連想される高層ビルなどはなく、古くて小さな建物が並んでいる街並みでした。普段の買い物は近場のスーパーやモールなどで済ませていました。バスの本数がとても少なかったので、移動は友人の車などで行いました。自分の場合はローカルのショップの従業員とも仲良くなれたのですが、一旦そうなるとどんどん関係が広めやすい小さなコミュニティでした。
治安に関しては、一度アパートで鍵をかけていなかった共用スペースから侵入され香水を盗られてしまいましたが、以後施錠にはだいぶ気を遣うようになりました。
またハワイ島の火山噴火もありましたが、あれは日本の報道を見ていると「誇張されているな」と思ってしまいました(笑)。そもそも大学とは離れているため影響はほとんどなく、火山近くにある幼稚園なども、週1~2回様子見程度に一応休みにする、といったような具合でした。

◆ 普段、休日はどのように過ごしていましたか。長期休暇には旅行等されましたか。
o 休日は大抵友人と過ごしていました。ハワイ島出身の友人が多数いたので、彼らに観光に連れて行ってもらうこともありました。週末はとにかくパーティが多かったので、いかにその前に課題を終わらせるかも気をつけました。また、冬休みには一人でサンフランシスコとニューヨークを旅しました。両地で新しい友達ができ、泊めてもらったり、仕事を手伝わせてもらったりと、英語を話せるようになったからこそ深めることのできた出会いがたくさんありました。

亀谷 昇吾 帰国後インタビュー

◆ 渡航時にいくらぐらい持っていきましたか。その金額は十分でしたか。
o 僕はまとまった金額を予め持っていきました。日本円で40万前後ぐらいだったと思います。ただ、一年を乗り切れる金額ではないので、無くなり次第日本の口座から少額の手数料で送金できるデビットカードを使っていました。

◆ 普段は月いくらぐらい使いましたか。
o 5万円前後です。特に最初の学期では、昼夜と自炊をしていたのでさらに少なかったと思います。

◆ 帰国されてから、就職活動の進行状況はどうですか。
o 来年の春(2019年4月)まで休学中なので、就活も一年遅れます。現在はWebファッションメディアでインターンシップをしており、様々な業務を担当しています。

◆ 今回の留学は就職活動に活かせそうですか。
o まだ就活自体をしていないので明確ではないのですが、私の場合ハワイでも日本で行っているインターンの一環としてファッション関係の取材をし、記事の執筆をしておりました。このように留学に自分で付加価値を与えて、留学体験をさらに魅力的にすることができたという点では、経験を就職活動にも活かしやすいかもしれません。
また自分自身、周りよりハワイへの入り込み方が深かったように感じることができました。とにかくかなり深いところまでハワイの生活に潜り込むことができたので、適応能力というところも今後に活かせる強みだと思います。
初めにも述べた通り、この一年では就活について考えることはしないように心がけていました。そもそも学ぶという目的で留学する以上、大都会に行くわけでもないので就活に直結する経験を重ねることは期待していなかったです。それよりも、現地で普通に暮らすこと、学ぶこと、好きなファッション関係のインターンを続けることが、結果として自分にとっては良い方向に動くのかな、と考えていました。

◆ 今回の留学を通して自身が成長したな、変わったなと思う面はありますか。
o 余裕をもつことができるようになりました。また、周りからは丸くなったとよく言われます(笑)。留学を通じて色々なしがらみから解放されて、肩の力が抜けたのだと思います。
また現地で履修したコミュニケーション学のクラスでの学びや、日本のインターン先の業務として記事の執筆を続けたことでメディアへの興味が更に深くなり、帰国後も継続して深められているので、やりたいことをやるという愚直さや責任感も強くなったと思います。

◆ 留学を終えた今、今後の目標があったら教えてください。
o ハワイでは成功も失敗もかなり経験しました。人との関わり方や、記事執筆など自分なりのやりたいことを発見できたのは成功と言えるのかな、と思っていますが、一方で失敗も多々ありました。勉強が行き詰まることもありましたし、交友関係がうまくいかないこともありました。自分が弱いと思っているところが出てしまうのも留学経験のうちなのかなと思います。
そうした経験を僕よりも若い世代に伝えていけたらと思いますし、しっかりと留学経験を消化して、ハワイに戻ってもいいなという確信ができるまではがむしゃらに生きていようと思っています。

◆ 勉強面や環境面で、今後留学を考える人へのアドバイスはありますか。
o いまの時代、ネット検索ひとつでわからないことを日本語で知ることは簡単ですが、これを英語でアウトプットするのはとても大変なので、なるべく英語で自身の中で落とし込んでいくということは意識しました。これは特に学部授業において大いに役に立ったと感じます。

◆ 最後に、これから亀谷さんの「後輩」となる学生へメッセージがあったらお願いします!
o 「せっかく留学するなら少しでも『偏差値』の高いところを」と目指す人もいるかと思います。その気持ちも大事ですが、それよりも大事なのは留学決定後に何か不満があってもくよくよせずに、与えられたチャンスと環境を120パーセントで活かすことだと信じています。正直、僕は出願時のGPAが高くなかったので留学先の選択肢も多くありませんでしたが、ハワイ大学ヒロ校に留学して本当に良かったと思っています。
当たり前のことのようで意外とみんなできないのが、ここだと感じています。留学経験は、思い通りにいかないことも多々ありますが、そこで落ち込むのではなく、プラスの面に目を向けることが大事ではないでしょうか。例えば、大学受験などもそうですが、たとえ通っている大学が第一志望ではなかったとしても、そこを引きずるのか、それともいまある環境を目いっぱい楽しむのかでは大きな違いがあると思います。
物事を気負いすぎず、いまある環境に感謝して、自分が楽しいと思える生活を送ることができれば、学びだけじゃない、自分ならではの留学生活ができると思います。

◆ ありがとうございました。インタビューを通じて思ったのですが、亀谷さんはなんだか“ハワイの人“みたいです(笑)。 私自身ハワイの大学を卒業したのですが、懐かしい前向きさを感じます。
o ありがとうございます(笑)。 ハワイの人は前向きで、余計なしがらみがなく、人とのつながりを大切にしているように見えました。そうした環境にいて、自身にも余裕が生まれたのかなと思います。

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Last Updated: 7/2/19