米国非営利教育財団 SAFスタディ・アブロード・ファウンデーション
Contact Us | Student Login | SAF認定留学TOP | 留学相談・お問合せ

イギリス
For Students
SAF参加学生の体験談
SAF Newsletters

 

SAF GA 第4期生 - 2017 Fall
後藤 黎 帰国後インタビュー
後藤 黎(Rei GOTO)
帰国後インタビュー


所属大学: 慶應義塾大学 法学部
留学先国: アメリカ
留学先大学: アメリカン大学
WSP(ワシントン・セメスター・プログラム)
留学タイプ: 語学力強化+
アカデミック・インターンシップ・プログラム
期間: 2017年9月〜2018年5月(一年間)

◆ 留学を決めたきっかけは何でしたか。
o 留学を決めたきっかけは、簡潔に言うと英語力の向上のためです。小中高と野球に没頭していたために、英語の必要性を感じながらも、あまり勉強していませんでした。その後、高校の野球部を引退し、試しにTOEICを受けてみることを決断しました。中高の英語のテストではそこそこの点数を取っていたので、意外とできるのではないかと期待もしていたのですが、リスニングの一問目から何を言っているのか全く分からず、気が付いたらリーディングも終わっていて、結果、260点という驚異的な点数を取ってしまいました(笑)。
英語力の現実を知った自分は、英語力向上を大学での1つの目標とし、英語を勉強するなら留学できるくらいまで勉強しようという考えで留学を決めました。

◆ TOEIC260点からの語学力向上は簡単ではないと思いますが…どのような勉強法で実現させたのですか?
o 留学にはTOEFLが必要と知っていたので、まずはTOEFL対策の塾に通いました。しかし、単語を集中して学ぶスタイルであったため、依然としてTOEFLの基本的なところがわかりませんでした。結果、3か月間通ったのちに、TOEFLを基礎から教える塾に移り勉強を継続しました。TOEIC260点からの向上には、塾の先生も懐疑的でしたが、並行して留学に対する情報収集は進めており、留学への思いも高まっていたので、やるしかないという気持ちで勉強に臨みました。

◆ 留学をするにあたって就職活動は懸念材料でしたか。
o 就職活動は懸念材料ではありませんでした。というのも、留学を目標として勉強を始めたときは、まったく就職活動のことを考えていなかったからです。留学に関する情報収集を進めているなかで、日本の大学を5年間かけて卒業するという点は決めていたので、留学準備に集中することができました。
ただし、就職活動自体は1年次から意識はしており、大学生活は遊ぶだけではなく、しっかりと学ばないといけないと考えていました。ちょうど、私が留学に出発する直前に、同学年の友達が就活の準備をしている姿を見ることができたので、留学を通じて自己分析等を進めることはできたと思います。

◆ 今回の留学先を選んだ理由を教えてください。
o 今回の留学先を選んだ理由は2つあります。1つ目はもともとワシントンセメスタープログラム自体に強い興味があったからです。留学を目指して英語を勉強していた時に、SAFからアメリカン大学 ワシントン・セメスター・プログラム(以下WSP)に参加した方に偶然お会いすることがあり、その魅力を伺うことができました。将来は海外で働くことも考えているので、海外インターンを通じて就業体験やビジネス英語を学ぶことが自信に繋がると考えました。一方で海外大学の授業にも参加できることから、一度の留学でそれらの経験を同時にできることがとても魅力的でした。
2つ目の理由は、WSPの「Sustainable Development」のセミナーに参加しサステナビリティについて学びたいと思ったからです。先に話した帰国生の方から現地で学んだこととして“SDGs”に関する話を聞きました。その時点では、聞き慣れない単語であまり調べることもしなかったのですが、後日、偶然慶應の英語の授業でも同様のテーマを扱ったことから興味を抱き、同時に日本においてはまだまだそうしたテーマを学ぶ場所が少ないと感じました。調べるほどにSDGs(※)について興味を持ったことから、そうしたテーマを扱うWSPを目指す気持ちが強くなりました。
※SDGs(Sustainability Development Goals / 持続可能な開発目標):2015年9月に国連サミットで採択された国際目標。多様かつ普遍的な目標の達成を各国が目指すことで、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)持続可能な世界の実現を誓っている。

◆ おもしろかった授業や、苦手だった授業があったら教えてください。
o 前期は語学学校にて、「ライティング」・「リーディング&ボキャブラリー」・「アカデミックディスカッション」・「アメリカのテレビショーから見るアメリカ文化」の4つのクラスを取っていました。「アカデミックディスカッション」では、社会にある問題や世界の様々な文化について学ぶことができ、とても面白かったです。授業毎に、実際の社会で生じている課題や問題をテーマに議論を行いました。クラスには中国や中東、アフリカ出身の学生もいたのですが、先生はそうした国々の文化背景を用いることもうまく、ディスカッションのスキルを磨きながら、社会問題や各国に関する知識を学ぶこともできました。「アメリカのテレビショーから見るアメリカ文化」では、事前課題を読んだうえで授業に臨むのですが、課題はいずれも“口語”であるものが多く、慣れない構文が難しかった半面、自身の英語力の伸びも実感しましたし、そうした事前知識を仕込んだうえでアメリカのテレビショーを見ることは、日米のテレビに見る文化の違いなどを実感することにも繋がりました。
前期の授業の雰囲気は、総じてとても和やかでした。英語力の向上を目的とした学生で構成されているクラスだったので、相手に伝わることを第一に考えコミュニケーションを取っていたので、英語の基礎の部分を固めることができました。語学学校からは、英語の力のみでなく、アメリカの文化や、社会問題に対するアプローチの仕方など多くを学ぶことができました。
後期は「Sustainable Development」のセミナーを取っていました。SAFの第2期GAである当山さんからヘザー・ヘッケル(Heather Heckel)教授という方の授業をすすめられ、実際に履修したのですが、勉強のみならず自身のキャリアに係る相談にものってくださり大変ありがたかったです。相談にあたっては、教授自身が日本の業界事情を調べてくださったり、自身の知人を紹介してくださったりと、本当に素晴らしい先生でした。
授業に関して言うと、はじめのうちは教授の英語が非常に速いこともありとても苦労しましたが、同時に、授業に臨むうえでの準備の大切さを実感しました。よく、「留学では授業の予習が大変だ」という話がありますが、そもそも予習は「しなければならないもの」であると感じていました。準備をしっかりすることで、授業時間は文字ではなくリスニングでしっかり授業の内容を認識できました。そうして教授の英語のスピードにも慣れてくると、やはり私自身興味がある分野で活躍されている方だけあって授業の内容は大変興味深く、この授業をとって本当によかったと感じることができました。
授業は、セミナーと団体訪問がそれぞれ週一回ずつ行われました。教室内のみならず、実際に活動している団体や組織の雰囲気を感じ取れることができたことがためになりました。各団体訪問は、毎回学生から職員の方を質問攻めにすることになり、こちらは準備のしようこそありませんでしたが、質問をぶつけることでネットでは見られない情報を知ることができて、本当にこのプログラムに参加してよかったと感じられています。
クラス自体も、レベルが高い授業だけあって緊張感を感じましたが、教授を含めクラスメート全員がとてもフレンドリーでした。

◆ 「Sustainable Development」に対する姿勢は、日米で大きくことなるように感じますね。
o 正直、渡米前は、アメリカのパリ協定離脱表明などもあり「アメリカは全然環境に配慮していないのではないか」という心配がありました。しかし、現地で人々とそうした話をしているなかで感じるのは、個々の組織・団体・人が異なるスタンス、意見をもってそれをしっかり主張していることでした。例えば、先のパリ協定の話にしても、政府がそうした決定をしても、協定から離脱しないと公言している米系企業が多数あります。そうした企業は、サステナビリティについても本気で取り組んでいる姿が見受けられます。
日米の意見主張に関わる感覚の違いもそうですが、サステナビリティに関する社会の姿勢・関心度の高さも、大きな違いを感じた点でした。一方で、日本人にしか言えない意見がある、といった点も自身が学び、人と出会う中で感じることができた点でした。

◆ わかる範囲で結構ですので、クラスの学生さんの国籍の比率を教えてください。
o 前期の語学学校のクラスは、日本人・中国人・台湾人・UAE人・チュニジア人で構成されていました。後期の比率は覚えていないのですが、こちらは就職活動を控えるアメリカ人の参加も非常に多かったです。WSPはアメリカ人を含めて全員が初対面から始まります。はじめこそ国籍・地域ごとのグループがなんとなく構成されるのですが、アメリカ人学生グループの凄いところは、グループを形成して終わりではなく、そこからグループごとに積極的にコミュニケーションをとり、グループの垣根をいい意味で壊していく点でした。

◆ 大学にはどんな施設がありましたか。よく利用した施設があったら教えてください。
o アメリカン大学は、他のアメリカの大学に比べると規模は小さいですが、様々な施設がありました。アメリカン大学の学生(WSPの学生含む)は、図書館・ジム・体育館・陸上競技場・テニスコートなどを無料で使うことができました。図書館は基本24時間使用可能なので、課題に追われているときは頻繁に使用していました。部屋で勉強をすると、ベッドの誘惑もありますし、ずっと部屋にいるとルームメイトに迷惑をかけるかもしれないので、図書館や、学内のカフェで勉強をしていました。
私は運動が非常に好きなので、ジム・体育館・テニスコートも頻繁に利用していました。ジムは筋トレやランニング、体育館はバスケを目的として利用していました。一人でも身体を動かしに行くと、その場にいる現地の学生が声をかけてくれて、一緒にスポーツをすることができました。
またアメリカン大学は、テラスダイニングルームという学生専用の食堂に加え、サブウェイ・スターバックス・コンビニなどもあり、食事は基本的にこれらで済ませていました。また、アメリカン大学はカフェも充実しており、こうしたカフェではミールプランが適用できたため便利でした。大学内のカフェのひとつである「ブリッジカフェ」にはマリオカートなどの日本のゲームが無料でプレイでき、時々、友達と利用していました。

◆ 食堂(カフェテリア)はありましたか。また料金設定はどうでしたか。
o ミールプランに加入している学生が使用できる食堂がありました。正直に言うと、美味しくないですし、料金設定はとても高いです。そもそも、ワシントンD.Cの食事が全体的においしくなかったです。ただし、留学中はその味に慣れていたのか、留学後に旅行した際に別の都市で食事をしたときに、はじめてその味のギャップに気が付きました(笑)。
食堂は、自分が食べたいものを好きなだけ取れるビュッフェ形式でしたが、1つ1つの料理のクオリティーが低いこともあり、留学途中から飽きてしまいました。寮のキッチンは充実しており、日本の食材があるスーパーもあるので、自炊ができる学生は、自炊をすることを強く勧めます。アメリカでは日本食が大変人気なので、日本食をきっかけに現地の学生と仲良くなることもできました。

◆ 滞在先から大学までの通学はどうでしたか。交通機関等は利用しましたか。
o 滞在先は大学内にある寮だったのでとても便利でしたが、語学学校とワシントンセメスタープログラムの学生は、アメリカン大学の本キャンパスからは少し離れたキャンパスを使用するので、アメリカン大学が提供しているシャトルバスを利用し、通学を行っていました。また、ワシントンDCは交通機関がとても発達しており、交通機関に関しては東京で暮らしている感覚で滞在していました。アメリカン大学の学生は、大学から「U Pass」をいうカードが支給されており、これらを使えば市内の交通機関が無料で使うことができました。

後藤 黎 帰国後インタビュー ◆ 滞在先についての良かった点、悪かった点等あったら教えてください。
o 滞在先である寮の良かった点は、多くの学生と交流ができることです。アメリカ人はとてもフレンドリーで、同じフロアに住んでいる学生全員と仲良くなりたいという考えを持った学生がとても多く、いつも仲良くしてもらえました。キャンパス内に位置する寮だったため、キャンパスの施設をすぐに使える点も魅力でした。悪かった点はとても賑やかなことです。賑やかなのが良いと感じることも多いですが、就寝時間になっても賑やかなために、寝ているところを起こされた経験が多々ありました。また、私が割り当てられた寮は床などが汚いのも難点でした。退出の際に掃除をしたのですが、かなり大変だったのを覚えています。

◆ WSPではどのようなインターンシップを行いましたか。
o Voice of America(以下VOA) というアメリカ国営メディア会社のLearning English部門にてインターンシップを行っていました。自分の業務内容は主に、オリジナルの記事を作成することです。当初は、国営・非営利ということもあり面白みがないのではないかというイメージがありましたが、実際に働いてみると社内の風通しも良く、自由な気風で良い意味でギャップを感じました。

◆ インターンシップ先はどのように探しましたか。
o インターンシップの開始時期の2か月前から、自分の参加するセミナーに参加していた学生が過去に参加していたインターンシップ先や、日本人留学生が過去に参加していたインターンシップ先の情報の収集を始めました。こうした情報はWSPのアドバイザーから随時いただくことができました。WSPはインターンに関わる情報・コネをかなり有しているので、現地アメリカ人がインターンをしに集まる理由も納得でした。
SAFを通してワシントンセメスタープログラムに参加していた日本人学生がVOAでインターンシップをしていたので、メールでその方に話を聞き、ここにインターンシップをすることを決めました。
私はアメリカの組織でインターンをしたいと強く思っておりましたが、現実的には日系企業に入るよりもはるかに難易度が上がります。準備にはかなりの時間と手間をかけましたが、実際、VOAにアプライした際も返信が全く来ず、途方に暮れてアドバイザーの方に相談をしにいきました。すると、アドバイザーの方が電話一本で私のインターン内定を決めてくださいました(笑)。こう言ったアドバイザーの存在を知らない方も多いので、いかに広くアンテナを張るかは大切だと感じます。

◆ インターンシップ先で特に印象に残っている活動について教えてください。
o インターンシップ先で印象に残っている活動は、ワシントンDCのイベントである「凧あげ祭り」に1人で取材し、記事を作成したことです。Learning Englishは世界中の方が見ているので、日本の文化である凧あげがワシントンD.Cで盛り上がっているというのは良い取材対象になるかと考えました。
取材の仕方をあらかじめ教えてもらい、イベント当日は片手にカメラを持ち、イベント会場にて約10人の人にインタビューを行いました。もちろんすべて英語で行ったので、とても大変でしたが、貴重な経験をすることができました。提案から実際の取材・撮影・動画編集まですべて一人で行いましたが、実際に動画が記事となってVoice of AmericaのFacebookに載ったことはとてもうれしかったです。

◆ やはり、インターンにおいては自分で企画などを提案することが大事でしたか。
o それは強く感じましたね。実はこれはアメリカのインターン生もなかなかできていない部分でした。インターン生からは「インターンは単調でつまらない」といった声も聞こえてきましたが、自分はこういったかたちで楽しく仕事ができて良かったです。

◆ ワシントンDCの街の雰囲気はどうでしたか。また治安はどうしたか。
o 街の雰囲気はとても和やかですが、市民はとても活発的で、たまに大きなデモ活動がキャピタル(国会議事堂)の前で行われていました。「デモ」というと日本では少し怖いイメージもあるかもしれませんが、現地のデモは決してそうではなく、意思表示の立派な手段として確立していました。このような積極的な活動を見ることができたのは良い経験でした。
治安に関してはかなり良かったと感じています。ニューヨークに旅行をした際にニューヨークに住んでいる市民に、「DCから来たなら気をつけな(=ニューヨークはDCほど治安が良くない)」と言われるほどでした。一般的な海外の都市同様に「DCの南東エリアは近づかない方が良い」というように、限定的に警戒すべき場所があり、大学からも同様のアナウンスがありました。とはいえ、治安の良さは総じて全米でもかなり高い水準だったと思います。

◆ 普段、休日はどのように過ごしていましたか。長期休暇には旅行等されましたか。
o 基本的に、休日は現地の友達と出かけるか、クラスの課題に取り組んでいるかのどちらかでした。現地の学生の考え方では、金曜日の授業が終わってからがいわゆる“TGIF (Thank God It's Friday)“、日本でいう「華金(華の金曜日)!」のような時間がはじまります。友人に誘ってもらった際などは一緒に遊びに出かけましたが、課題等も計画的に取り組む必要があるため、金・土は自由な時間として使い、日曜日は課題を行うといったスタイルが確立しました。そのほかにも、現地の美術館が無料なので訪れたり、時間がある際はインターンに関わる取材を行ったりすることもありました。
3連休などがあったときは、たまに旅行もしました。長期休暇には多くの場所に旅行をしました。サンクスギビングではニューヨークに、スプリングブレイクにはマイアミとオーランドに旅行をしました。特にニューヨークはお気に入りで複数回足を運びました。旅行ごとに、観光スポット巡り、食事、買い物といった目的を設定して楽しみました。実は往復バスとAir B&Bを駆使すれば一回のニューヨーク旅行には一万円と掛からないので、とても楽しむことができました。春に訪れたマイアミも、これまで旅行に訪れた中でもトップレベルに気に入った町でした。
また、プログラム終了後には、カナダとアメリカの西海岸を旅行しました。カナダでは、英語の違いもそうですが食事のおいしさが印象に残っています。特にモントリオールはフランス語と英語が飛び交う興味深い町でした。また、トロントではたまたま遭遇したイチロー選手にサインをもらったことが自慢です!

◆ 交通の便はどうでしたか。
o 電車とバス共に発達しており、交通の便はとてもよかったです。アメリカは車社会のイメージがあると思いますが、DCでは車を使用する必要性はあまり感じませんでした。しかし、アメリカではUberとLyftというタクシーが発達しており、現地の学生が頻繁に利用しているために、現地の学生と遊ぶときは一緒に利用していました。

◆ 渡航時にいくらぐらい持っていきましたか。その金額は十分でしたか。
o ―渡航時は、現金で日本円が5万円程度で、アメリカドルは500ドルでした。アメリカドルはその後、生活費などで使いましたが、学内ではアメリカン大学内で利用できる電子通貨を利用することが多かったです。クレジット/デビットカードの利用もあったため、日本円は全く使いませんでした。そのため、この金額で十分だったと思います。

◆ 普段は月いくらぐらい使いましたか。
o 人によりますが、私は4~5万円程度使用していたと思います。基本的には食費に費やしました。私はミールプランに入っていたため、極力食堂を利用していましたが、友達と出かける際は基本的に外食になりました。また後期は特にインターンシップを行っていたので、昼食は常に外食であったため、食費がかさみました。

後藤 黎 帰国後インタビュー

◆ 就職活動の予定はいかがですか。
o 学年を1つ落とし就職活動をする予定です。これは留学前から決めていました。

◆ 今回の留学は、就職活動に活かせそうですか。
o はい。理由は2点あります。1つは英語力が向上したため、英語を使用する会社や職業での就職活動が可能になり、選択肢の幅が広がりました。2つ目は、留学を通して自分を知ることができた点です。留学は多くの人との出会いの場がある一方、意外と1人の時間が長いために、自分が何に興味があるか、何をするのが嫌かなど、自分がどういう人間であるかを理解することができました。一人の時間、新しい出会いを繰り返す中で様々な感情を自覚し、その中で自分に合うものは何か、ということを見極めていくことができました。これは就職活動において、自分がどんな会社に入りたいかにおいて役に立つと思います。
何より、留学は常に成長を実感できる時間でした。成長するためにはどうするべきか、自分を客観視することができるようになりました。自身を客観的にみることで、例えば親から何か些細なことで注意を受けたとして、それは自分自身が社会に出るうえで足りない部分を指摘されているのだと理解し、反省することができるようになったと思います。自分自身のこと、また自分がどのように成長できるかといったところをより深く理解できたことは収穫でした。
留学中は、就職活動のことはあえて考えすぎないようにしていましたが、自身と向き合うことで得た知見や成長が、結果として就職活動の土台作りにもなりました。

◆ 客観視という点がキーワードになるようですが、その気付きを得る過程をもう少しお聞かせいただけますか。
o 例えば、TOEIC260点から勉強を始めるにあたって、漠然と勉強を進めることはできましたが、自分自身の課題を見つけることができていませんでした。周りの人に意見を求めながら、自分の課題を発見する能力が足りていないと実感していました。そこで、留学ではこういった課題を発見する能力を身につけ、成長したいと考えました。英語の勉強のみならず、授業でも、課題を発見し、どのようにアプローチし解決に導くかといったプロセスが非常に重要になります。この繰り返しを経て、客観的な視点を得られたので、いまでは自分の直すべき点などが良く見えていると感じます。

◆ 今回の留学を通して自身が成長したな、変わったなと思う面はありますか。
o 留学を通して成長はしたと思いますが、具体的にどう成長したかは分からないです。自身を客観視できるようになったとはいえ、どの面が具体的に成長したかというのは人に言われて気が付くものなのかと思います。実際、帰国後に多くの人に成長したと言ってもらえる中で、その成長を実感しました。また、自身を見つめ直す中で、自分に甘い面があったという点を痛感しました。そのうえで、努力がいかに大切なものかを学びましたし、努力と成長への貪欲さは増していったと思います。
留学前と比べて1つだけ大きく変わったと実感できるのは、自分が些細なことでは満足をしなくなったという点です。例えば、留学初期はちょっとした英語のフレーズを使えたことに満足していましたが、後半はわからないことがあるとそのままには出来ず、質問を繰り返して理解しようと努めました。以前は少しのことで満足をして自分の成長を止めていましたが、今は常にすべてに対して貪欲に挑みたい気持ちがあります。

◆ 留学を終えた今、今後の目標があったら教えてください。
o まずは、自分が本当にやりたいと思える職業を見つけそこに就職することです。就職活動を続ける中で、自ずと10年後20年後30年後の自分がやりたいことが見つかるのではないかと考えています。将来的には、留学で学んだサステナビリティの分野で活躍をしたいですが、そのためにもまずはビジネスの分野で自身を磨くと同時に、その経験をサステナビリティの分野で活かしていけたら、と思います。

◆ これから後藤さんの「後輩」となる学生へメッセージがあったらお願いします!
o 留学を考えている学生は、自分に合った留学先を選んでください。まずは、自身が何で留学をしたいと思うのか、その理由を突き詰めてほしいと思います。理由さえ分かれば、必ず自分に合った留学プログラム、留学先があるかと思います。そして留学を通して何を学びたいか、何を得たいかしっかりと計画を立ててください。留学を目標とするのではなく、留学を手段として何か目標を達成できるよう頑張ってください。
留学が決まっている学生は、留学生活の送り方に正解はないので、オリジナリティある留学生活を送ってください。また、留学中だからできることにたくさん挑戦して欲しいなと思います。部屋にこもってスマホをいじることは日本でもできます。こうしたコンフォート・ゾーンから一歩外に出て、いろいろなことを学んでほしいなと思います。日本でも、例えば外に出るだけで新たな発見をすることがあるかと思います。ただでさえ日本から外に出たうえで、さらに現地でも外に出ることを意識すれば、発見や成長は日本の数倍はあるかと思います。是非留学先でしかできないことに挑戦していただければと思います。応援しています!

後藤 黎 帰国後インタビュー

>> 後藤 黎 index
   
Last Updated: 7/2/19